早稲田大対策/法学部

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法学部の国語の難易度は早大随一の最難関であり、大学入試としても最高峰に分類される。「法学部の国語は実力差がつき得手不得手が分かれる厄介な科目。英語の長文読解よりも難しい。」という声が多いように最も偏差値通りの結果がリンクし辛い科目である。現代文では例年記述問題が出題されているため記述対策が求められる。英語は例年1000語程度の長文読解問題が2題出題され、自由英作文も出題される。地歴科目の難易度は当学部受験者にとっては標準的だが(しかし受験者レベルは高いため合格するには高得点を取る必要がある。)問題の制限時間が厳しく早大の中でも非常にシビアな時間設定となっているため、基本問題の取りこぼしがあると当学部の合格は難しい。数学は大学入試センター試験の「数学I・数学A」「数学II・数学B」を選択し、その得点が選択科目の配点(40点)に調整して使用される。地歴科目、数学で確実に得点をして周囲に差をつけられないようにし、英語、国語で点数をかき集めることになる。

一般入試[編集]

英語(90分/60点) 比較的長い長文読解が出題されており、センター試験と同じくバラエティに富む問題構成である。例年大問1及び2は1000語程度の長文読解問題が出題される。制限時間内に解答するにはかなりの速読力が必要であるため、英文和訳だけに拘ったりせずにパラグラフ毎の展開及び大意をつかむ練習をしてみよう。設問は一致するものを選ぶものと一致しないものを選ぶものが混じっているなど、読み飛ばすと失敗につながるため、指示を正確に読み解くことが必要である。文章が長いので、過去問でどこを精読し、自分なりの解答法を得ることが重要である。大問3及び4は変動もあるが、文法単独問題が出題される。比較的容易な問題が多いのでミスは無いようにしたい。自由英作文は苦手な受験生は多いが、テーマは頻出のものばかりなので英作文の参考書を一冊仕上げておけば合格点は取れる答案は書けるであろう。逆に言えば、苦手な受験生が多いからこそ、自由英作文で大きく合否が左右されると言ってよい。

国語(90分/50点) 現代文は文章の難易度はかなり高い。論理的思考力を問う難易度がかなり高い政治経済学部や文学部の現代文に比べると、法学部の現代文は文章の語彙力の難易度(抽象度)が高いのが特徴。一般の受験生にしてみれば、解答を作成する以前に本文を読解するだけで骨が折れるような重厚な文が使われる。本文の一字一句を正確に理解しようとしても疲れるだけである。設問を基準に本文を鳥瞰すれば内容把握が容易になり、解答の正確性やスピードもアップするであろう。難しく感じるときは一度論旨を要約し、選択肢を吟味すると良い。

現代文を先に解く人が多いが、時間配分を考えると古文の方を先に解く事を勧めたい。古文も難易度は高いが現代文に比べると得点しやすい作りになっている。古文対策として、古典単語、古典常識、文法(助動詞、敬語、識別、接続条件等)を完璧にしておきたい。

大問(1)では古文+その文に関係のある漢文の出題が含まれるという形が定着している。数年前までは歌論など評論の出題が目立っていたが、ここ最近は随筆・日記・説話など幅広いジャンルから出題されている。和歌についての出題も見られるので、対策しておきたい。古文では『源氏物語』・『十訓抄』・『宇治拾遺物語』、漢文では『蒙求』・『長恨歌』など著名な作品からの出題が多い。問題のレベルも比較的平易であったが、漢文については近年は長文化傾向にあるので、スピードが求められる。それでも現代文に比べれば平易であるので、なるべく早く正確に解答して現代文に少しでも多く時間を回せるようにしたい。

大問(2)・(3)では現代文が出題される。かつては芸術論や仮面論などとても抽象的で読みにくい文章が多かったが、近年では近・現代の社会問題をとりあげ、その問題について根源的に追求・考察する文章や、人が無意識に行っている思考や認識について再認識させるような文章に出題がシフトしている。 設問は傍線部説明問題が極めて多い。〈筆者の言いたいことが何かがわかっているか〉を問う問題がほとんどでその傍線の周辺だけをあたれば答えが選べると思っている受験生には非常に手ごわい設問が含まれている。このような設問を解答するには、〈筆者の言いたいことは何か〉を意識して本文を読むことが必要である。これは最後に出題される記述問題でも同様である。

日本史(60分/40点) 4題中、近現代史から2題が出題され、近現代史に重点を置いた学習が求められる。中でも、戦後史の比率が比較的高く、出題分野は公害史から汚職史、外交史など多岐に渡る。1年おきに難化と易化を繰り返しており、一部に難問も出題されるが、基本的な問題が中心であるため、それらを取りこぼさずに確実に得点することが重要である。難度が高い設問は過去問と類似の出題が多く見られるため、過去問をしっかり対策することで差がつく。大学関係者についての出題も頻出であるので、大隈重信や小野梓、石橋湛山など、過去に出題されたことがある大学縁の人物についても抑えておきたい。個人の日記を中心とした史料問題の出題も非常に多いため、日頃から歴史史料にも目を通しながら学習する習慣を身につけておきたい。

世界史(60分/40点) 西洋史、東洋史満遍なく出題される。西洋史については近世以降を中心とした出題である。東洋史は中国の前近代については毎年出題されると考えてよい。例年250字の論述問題が出題されており、論述対策が求められる。問題自体は標準的なので、基本事項をうまく制限字数以内でまとめる訓練をしておこう。全体としては難度はそれほど高くないものの、問題量が制限時間に比して多いため、スピードが求められる。時間配分に気をつけて解答したい。

政治経済(60分/40点) 教科書レベル程度の知識力と論理的な思考能力との二つの面から構成されている。前者に関しては、センター試験レベルの対策だけで対処可能(合格圏内に入りこめる)であり、特別な知識や対策は不要である。後者に関しては、落ち着いて問題に対処するための冷静さが求められる。07年度と08年度では、ゲーム理論や市場機構論などを題材として、この論理的思考能力を問うている。これらの問題は頭を柔軟に使えば解答可能であるが、それが苦手な者にとっては厳しいものとなる。これらを養うための方法としては、基礎的な力を土台として、頭を使う訓練をする事が重要である。例えば、08年度で出題された「民法」に関するような問題は、一般の受験生が解けるものを理解・暗記し、それ以外は特別な対策をする必要はない。ただ08年の民法に絡んだ問題はその前年にいわゆる「300日ルール問題」と「無戸籍児問題」としてマスコミが大きく報道した内容であるので新聞等を普段から読んでいる受験生ならば容易に回答できたであろう。それでも結局は、合格ラインに達するためには、基礎力+思考力が重要であるということである。例年100字程度の論述があるので、忘れずに対策しておきたい。選択式の問題は文章が長く、問題数も多いので、短時間で解答できるよう練習しておくと良いだろう。

数学(40点) 数学は大学入試センター試験の「数学I・数学A」「数学II・数学B」の得点を調整して、選択科目の得点として利用される。センター試験対策がそのまま選択科目の対策に繋がるため、難関国立大学受験生にとっては非常に有利な入試形態となっているが、その分、合格に要求される得点も高いものと思われる。

センター試験利用方式[編集]

5教科6科目(800点満点)で、合格するには90%前後の得点が必要である。