有機化学/シクロアルカン

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有機化学>シクロアルカン

シクロアルカンの定義[編集]

環式の不飽和炭化水素である。 すべて単結合なので性質はアルカンに似ている。 一般式はCnH2nであり、アルケンと同じである。しかし、シクロアルカンは付加反応しないので区別できる。 命名はアルカンの前に「シクロ(cyclo)」をつける。

     CH2         CH2-CH2
    /   \        |     |
   CH2-CH2       CH2-CH2
シクロプロパン シクロブタン
     CH2          CH2-CH2
  /       \      /       \
 CH2     CH2    CH2     CH2
   \     /      \       /
   CH2-CH2        CH2-CH2
シクロペンタン シクロヘキサン

安定性[編集]

炭素は4本の価標を持つが、この価標は炭素を重心とする正四面体の各頂点へ伸びている。炭素の2本の価標間の角度は約109.5度である。

正五角形の一つの内角は108度、正六角形の一つの内角は120度である。これは先ほど述べた109.5度に比較的近い。なのでシクロペンタンとシクロヘキサンは安定している。それ以外のシクロアルカンは不安定である。