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横浜国立大対策

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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ウィキペディア横浜国立大学の記事があります。

本項は、横浜国立大学の入学試験対策に関する事項である。

横浜国立大学は神奈川県横浜市保土ケ谷区にある総合大学である。学部は教育人間科学部・経済学部・経営学部・理工学部・都市科学部の5つ。

文系学部はどの学部もセンター試験重視であるため、センター試験で高得点が求められる。特に、教育人間科学部と経営学部はセンター試験で合否がほとんど決まる。2次試験に関してはどの科目も基礎を押さえておけば合格にたどりつける一般の国立大学の入試問題ではあるが、それ故高得点が要求されるのでケアレスミス等をいかに少なくして他の受験生と差をつけるかが重要となってくる。

以下のサイトに3年分の過去問と解答用紙が掲載されている。 http://cybercollege.jp/ynu/index.php

センター試験

センター試験では8割以上を目標としたい。(特に経営学部は2次試験がないため、センター試験でのみ合否が決まる。経営学部受験生はセンター試験で80%取れないと合格は出来ない。) 2013年度入試からは教育人間科学部はセンター:二次試験の比率は概ね9:2、経済学部は1:1程度、理工学部はその比が2:3程度となり学部間のバラつきが大きい。 なお、2013年度入試からは理工学部の試験科目が大きく変わり 【前期】 センター 900 二次試験 1200 (数学:450,理科(物理・化学・生物から2科目):450,英語300) 【後期】 センター 650 二次試験 900 (数学:450,理科(物理・化学・生物から2科目):450) となっており従来の試験科目から大きく変更される予定である。これに伴ない前期と後期での募集定員もかわり、後期定員重視だった設定が前期が後期より少し多い募集定員となる。

2次試験

教育人間科学部学校教育課程(人間形成、教科教育)

  • 「総合問題」もしくは「実技」から1科目

教育人間科学部学校教育課程(特別支援教育)、人間文化過程

  • 「総合問題」の1科目

経済学部

  • 「英語」、「数学」の2科目

経営学部

  • センター試験のみ

理工学部

  • 「英語」、「数学」、「物理」、「化学」の4科目

文系学部はセンター試験の割合が大きい(経営学部に関してはセンター試験のみ)が、理工学部は2次試験の方が割合が大きく、科目数も多いため理工学部受験生は2次試験の対策も十分行うこと。

英語

経済学部・理工学部受験生に課される。難易度は標準的な国公立大と同レベルだが日本語・英語の記述量が多いことが特徴である。

数学

(文系)
経済学部受験生のみに課される。難易度は標準である。頻出問題は微積分や数列、確率・場合の数などである。場合分け処理といった計算力を要求する問題も例年出題されるため、十分な計算力を培っておくこと。推薦図書は黄チャートである。こちらを十分に理解し、過去問対策を十二分にやれば周囲に差をつけることが出来るだろう。

(理系)
理工学部受験生のみに課される。難易度は標準~やや難程度の問題まで幅広く出題される。頻出問題は微積分や数列、確率・場合の数などである。本学の数学の特徴として計算量が著しく多いという点が挙げられる。問題自体は典型的な問題であることが多いが、計算量が膨大になるような工夫がされており要領よく計算しないと処理が困難であるような出題がよく見受けられる。文理共通の問題も頻繁に出現するが、こちらは理系数学としてみれば易問であることが多い。難易度が激変することがあるのだが、6割以上の得点は確保したい。

理科

理工学部受験生は学科によって指定されている2科目を受験する。

物理

物理I・IIが範囲。ほぼすべての学科において、受験科目となる。問題のレベル自体は標準程度だが、良問が多く出題され目新しい設定を盛り込む問題が多いので、基本的な物理的知識は確立している必要があり、小手先の理解は望まれてない。また、計算量も理系数学のようにやや多め。過去問による演習で感覚をつかんでおくと良い。

化学

化学I・IIが範囲。ほぼすべての学科において、受験科目となる。物理と同様に難易度は標準。範囲は万遍無く出題される。また、有機化学類の計算処理が多いこともあり、理系教科において演算量の多さは特筆されるものがある。

生物

生物I・IIが範囲。前期日程において、化学・生命系学科バイオEP、建築都市環境系学科で選択可能。標準的な問題が多く良問に恵まれる。

総合問題

教育人間科学部受験生のみに課される。1,2にわかれて出題される。学校教育課程の場合では1の一部に、人間文化過程では2が英文を含むものとなっている。そこまで難しい英語ではないが、一定の英語読解能力は必要である。学校教育課程の場合、特に1において日本語の記述量が多い。2では数学の証明問題に似たタイプの問題が2011年において出題された。当然のことではあるが、教育人間科学部を受験予定の者は、一度過去問に取り組んでみて、総合問題がどういったものなのかを大まかに把握しておいた方がよい。添削してくれる先生が身近にいるのであれば、添削を頼んでみるのも手である。

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