準惑星
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準惑星は惑星のような球形だがその軌道付近に他の天体が排除されていない天体である。惑星は定義上、その軌道上に同サイズのものが存在しない天体であるので、2006年より冥王星は惑星から除外された。
2019年11月現在、5個が準惑星として定義されている。
ケレス[編集]

ケレスは火星と木星の間にある唯一の準惑星である。準惑星・小惑星で初めて発見された天体でもある。
半径は470km。質量は9.4×1020kg。
表面積は2.8×106km2であり、日本の面積の約7倍に相当する。
2007年にはNASAが探査機ドーンを打ち上げ、燃料枯渇により2018年に運用を終了した。現在はケレス周辺を衛星として回っている。
冥王星[編集]

冥王星はかつては太陽系の第9惑星だと考えられていた準惑星である。
半径は1200km。質量は1.3×1022kgである。
衛星を5つ持つが、そのうちとりわけカロンが大きい。カロンは半径が冥王星の半分以上あるので二重小惑星と捉えることもできる。
冥王星の探査は2006年、ニュー・ホライズンズの打ち上げで9年後の2015年に冥王星に接近した。
ハウメア[編集]

ハウメアは準惑星の1つである。発見は2003年と比較的に最近である。
正確な球のような形ではなく楕円体なので半径は決められないが長径は約1960km。質量は4.0×1021kg。
衛星を2つ持ち、更に環をも持つ準惑星である。
マケマケ[編集]

マケマケは準惑星の1つである。こちらも2005年発見と比較的に最近である。
半径は750km。質量は4.0×1021kg以下と見積もられている。
エリス[編集]

エリスは準惑星の1つである。
半径は約1160km。質量は1.7×1022kg。