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聖書ヘブライ語入門/音節構造・アクセント・シェワー/アクセント/マッケーフ

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

二個以上の語が強く結合されると、多くの場合、最後の語の主アクセントだけが保たれ、他の語の主アクセントは副アクセントに変わって、全体が一つのアクセント単位を構成する [ 日本語東京方言などでも、例えば「山・男」はヤ・オトコ(下線の音節が高い)であるのに対し「山男」はヤマオトコとなる]。

ティベリア式では、このように結合された語の間にはマッケーフ(מַקֵּף maqqē 《つなぎ手》)と称する記号(־)を置くことがある。 例: בֶּן־אׇדׇם bèn-'ādā́m 最後の語が単音節の無アクセント語の場合には、主アクセントはその前の語に置かれる。

לֵ֫ךְ־נׇא lḗk-nā.一つのアクセント単位を構成する語同士は必ずマッケーフでつながれているとは限らない。たとえば,בֵּית bēt 《家》という語は,それ自身にアクセントが置かれることはなく,かならず次の語と共にアクセント単位を構成するが,我々のテキストでは,בֵּית־אֵל bēt-'ḗl と בֵּית אֵל という形が共存する.その他, ‏בֵּית אׇוֶן‎,
‏בֵּית לֶחֶם‎ のように,マッケーフのない形が多い.