部門個別費と部門共通費

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

原価計算基準 第二章 実際原価の計算 第三節 原価の部門別計算

一七 部門個別費と部門共通費[編集]

 原価要素は、これを原価部門に分類集計するに当たり、当該部門において発生したことが直接的に認識されるかどうかによって、部門個別費と部門共通費とに分類する。

 部門個別費は、原価部門における発生額を直接に当該部部門に賦課し、部門共通費は、原価要素別に又はその性質に基づいて分類された原価要素群別にもしくは一括して、適当な配賦基準によって関係各部門に配賦する。部門共通費であって工場全般に関して発生し、適当な配賦基準の得がたいものは、これを一般費とし、補助部門費として処理することができる。

解説[編集]