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高校生活ガイド/部活と学業

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

高校の部活の問題点[編集]

国公立大学に内申点制度は無いし部活評価の制度も無い[編集]

まず、暗黙の前提ですが、日本の国公立の大学入試は、そもそも部活の経歴をなんの得点評価にしていないのが実態です。高校入試における公立高校入試の内申点のようなものが基本、国公立の大学入試では評価されません。

当然、部活などの活動実績を評価する制度も、国立大学の入試には、ありません。

なぜか、公立高校入試の内申点評価と混同してか、国公立大学を部活勢の味方と誤解するかのような風潮が一部にあります。しかし、(県立大学ではない)国立大学に関していえば、元より高校部活を優遇するような措置は一切、無いです。少なくとも平成の初めから平成の終わりまで、まったく部活優遇制度は、国立大学入試には存在したことはありません。

制度的には上記ですが、加えて大学入試の出題範囲も、高校入試とは違ってとても広範です。そのため、かなりの放課後の時間を5教科の予習・復習に投入しないと、国立大学への現役合格は難しくなっています。

国公立の大学入試は、高校で習った事のミスをしない人材ではなく、高校で習わない予習・復習をどんどんできる人材が求められています。特に理系の学部学科で、その傾向が顕著です。

つまり、公立高校の求める人物像と、国立大学の求める人物像は、そもそも違っています(明言してはいないですが、国立大学の内実はそうです)。


財政難と県立大学数

もし将来的に県立大学の数が増えて、まるで今の県立高校の数みたいに日本に4000個以上も県立大学が作られるでもしたら別でしょうが(そこまで行かなくても1000校や2000校も県立大学が新規増設したら別)、しかし財政難の日本で、かなり可能性が低い未来予想です。

なお、日本の国公立大学の数は約180校です。また、県立大学の学費は年間で約80万円です。

県立大学の学費が私大の理系みたいに年間150万円とかにならないかぎり、県立大学は新設されないでしょう。


矛盾していたら行動やゴールを変更しよう

別に「部活を早期引退しろ」とか当ページは言っていません。ただ単に、「部活を評価されたいのに国公立大学の現役合格を目指す人って、行動が矛盾していて、思考力が低くて馬鹿だねえ。21世紀のネット社会にもなって、国公立の大学入試方式の傾向も調べられないのか」と思われているだけです。お金が無くても思考はマジメに考える気さえあれば可能です。「学力不足」よりも「思考力不足」が、人生のやる気の無さを示しており、イメージが悪いのです。

あ、たぶん皆さんの多くは、社会での論理性の評価の高低について勘違いしています。

論理的なだけでは、社会では、高くは評価されないのは、確かにそうです。「能書きばかり」「口先ばかり」と思われます。しかし、だからといって、最終目的・ゴールと矛盾している行動や主張ばかりしている人もまた、社会では高く評価されません。

なぜなら、仕事では、最終目的・ゴールなどに合わせて、行動を修正して再び行動するPDCAサイクルのような能力が必要だからです。

「理屈や能書きではなく、手を動かせ」という教訓を、まるで理屈をゴマカシなく突き詰めて考えるのが悪いことかのように誤解している人も多いですが、しかし単に行動がゴールと矛盾していたら、社会では、実績が一定以上は高くないかぎり、「PDCAサイクルを回せないだけの、「やる気」がないくせに『自分は「やる気」がある』と思っている、うぬぼれた馬鹿」扱いをされるだけです。

人間社会には柔軟性があるので少々の矛盾はあっても構いませんし、若者ならではの斬新な発想もあるかもしれないので矛盾をゼロにするのも斬新さを潰しかねずに問題ですが、しかし「あきらかに矛盾が多すぎる・大きすぎる」行動を普段の勉強・生活にて平然としているのは、さすがにバカ扱いをされるだけです。


国立大は弱者救済の場所ではない

根本的な勘違いの遠因として、国公立大学を「勉強家の経済的弱者救済の場所」という勘違いをしている事ですが、違います。なぜなら勉強したいなら、図書館などの公共サービスが既にありますので、そういうのを活用してください。

病苦などの弱者の救済は、市町村の役所などの福祉担当の部署の範囲内でのみ、行われています。学校は、福祉の部署ではなく、人材開発への投資の機関です。

これは別にwiki著者の独自見解ではなく、医学部面接などでの典型的な、面接の志望動機の失敗例でよくある勘違いとして有名な典型例なのです。

「家族が病気になった」「自分が病気を経験した」、・・・「だから医学部を志望する」と色々とありますが、それらの苦境を経済的に救済するのは、けっして医学部の仕事ではなく、各地の役所の福祉課などが補助金の範囲内で行う事にすぎません。

親の介護を経験したので役立ちたい・・・、対する医学部教授の反応「だったら介護士をさっさと目指せばいいじゃないですか? 医学部浪人なんかで時間を無駄にするより、よっぽど早いですよ?」で終わりです。

医学部に限らず、国公立大の総合型選抜なども同様でしょう。


国公立の大学は本来、特に方針の明言はされていませんが、本来は「学問分野にて国益になる見込みの高い人物を税金で育てる教育機関」です。低所得者の家の子などには授業料の免除や減額などもありますが、あくまで入試で狭い国立大学入試枠を合格した人のみです。

国公立大学は、一応は経済的弱者にも受験や進学の機会を与えていますが、けっして弱者を救済することを目的とした機関ではなく、あくまで学術のための機関です。


文句を「図書館の勉強では、公務員の大卒枠に受験資格が無いじゃないか!」とか言われても、それは大学の活動ではないので、大学の知ったことではありません。文句を言うなら、各地方公共団体や国の官庁などの採用方針に文句を言うべきだし、そういう法律を認めている国会議員などに文句を言うべきであり、そもそも国会議員に投票しているのはだれかというと有権者自身なので「天に向かって唾(ツバ)を吐く」(文句が自分に跳ね返ってくる、という意味)だし、大学に文句を言うのは筋が違います。

大学受験には、建前上、年齢制限がなく、浪人しても受験は可能なのが大学受験です。(ただし例外的に、医学部など医療系は、若干、あやしいが。ほか、スポーツ系など、体力的に実質的な年齢制限がありそう。)

スポーツ・芸術もまた、弱者救済のものではありません。そもそも音楽は、楽器にもカネもかかり、弱者すぎる人には困難です。在日朝鮮人などの出身のスポーツ選手や音楽家などもいますが、芸術家の場合は在日社会の中での強者だったりするわけです。

そもそも、そのようなカネのかかる芸術やスポーツだからこそ、国公立大の一般的な学部の入試科目からはスポーツ・芸術などを外しているわけですし、公務員採用試験などからも外しているわけです。なぜなら、外さないと、低所得者の家庭の子が不利になるからです。なのに、せっかく試験から外してあるスポーツや芸術などを勉強しているのは、部活勢が自己責任でやっている事です。


根本的な勘違いのさらなる原因は、勉強をまるでコンピュータ・ゲームのRPGのような演出されたものと勘違いしている事です。恋愛評論家で中学受験評論家の一人のw:藤沢数希(ふじさわ・かずき)が、SNSで下記のように戒めて(いましめて)います。

Kazuki Fujisawa@kazu_fujisawa , 午後7:20 · 2019年1月29日

みんな日本の大学受験とかドラクエみたいなゲームで毒されてるんですよね。偏差値70の人が偏差値50の大学受けたら楽勝だし、レベル50の勇者がスラムに負けないんですよ。でも、就活って人と人とのマッチングなんで、学歴とか経歴で自分の格みたいなものがあってだね、そこ±1ぐらいじゃないとダメなの。 引用 Kazuki Fujisawa @kazu_fujisawa · 2019年1月28日 高学歴であればあるほどいい、と思ってるかもしれんが、基本、上司が使いやすいかどうかなんでOverqualificationはよくあります。僕は海外でPhDを若くして取って…、みたいな感じだったので、外資系投資銀行、外資系コンサル、外資系メーカー研究員、アカポスのどこかで内定取るor無職、でしたよ笑笑。 さらに表示 午後7:20 · 2019年1月29日


Kazuki Fujisawa @kazu_fujisawa · 2019年1月29日 そんで、自分の「格」を上げすぎるとだね、その格に見合った、すごい職場に行けるか、どこにも引っかからず無職になってしまうみたいな、賭け金の高いゲームに参加させられるんですよ。大学受験とかPRGとかとは、ぜんぜん違うゲームですから。

Kazuki Fujisawa @kazu_fujisawa · 2019年1月29日 残念ながら、就活では、大は小を兼ねません。


学校で習った知識で大は小を兼ねるのは、中学卒業か、せいぜい高校の前半の高校必履修科目とその少し上の範囲くらいまで、です。それより先は、必ずしも社会の職場の多くでは必要とされないからこそ、選択肢の中のひとつになっているのです。高校は義務教育ではありません。普通科高校も義務ではありません。大学進学も義務ではありません。

これはつまり、学力の高さやそれによる仕事を目指すなら、世間の平均的な人とのコミュニケーションによる仕事はなるべく目指さないほうが合理的だという事です。世間の娯楽は、大衆の経験に合わせて表現が決まる一方、学力や語学力の高さは大衆とは異なる知見の象徴なので、学力が高いほど競争で不利になるからです。

探求学習に部活制度が対応していない[編集]

総合型選抜(AO入試)対策などとして部活の問題点を考えた場合(情操教育とかそういう議論はキリがないので考えないでおきます)、部活の制度の致命的な問題として、部活の制度自体は、昨今の「探求学習」に対応していません。

放課後探究や課外探究など[編集]

探求学習のためには、自分の興味ある分野を積極的に調べる必要があります。高校のなかには、夏休み[1]や放課後[2][3][4]などの課外活動でも探求しています。

「私大のAO入試(今は「総合型選抜」と言う)の対策のために部活動をしているのに、その部活動のせいで、探求学習が大してできず、不利になってしまった」なんて事にならないよう、調節をしてください。

例外として公式大会で全国大会の出場などをねらえる強豪校などでないかぎり、探求学習の時間の確保を忘れてはいけません。決して「放課後を全部、部活で使ってしまい、図書館で調べ学習のための本を借りる時間が無い」なんて事にならないようにしてください。

なお、トーナメント戦の公式大会では、原理的に半数は1回戦で敗退します。「一回戦敗退」と聞くとなんとなく弱そうに見えますが、しかし実は半分の人数の参加者は初戦の1回戦で敗退して終わるのです。2回戦敗退までに、なんと当初の参加者の75%もが敗退します。

世間の人はどうも、部活に対する労力の投資効率を勘違いしている感じがします。どうも、「自分たちのチームが平均的な強さなら、4回戦くらいまでは進むだろう」みたいに世間は錯覚していそうです。しかし違います。平均的な強さのチームは、1回戦~2回戦で敗退なのが、トーナメント方式の原理です。


また、これを読んでいる学校教育関係者は、もし自校の部活の時間が長大な場合、考え直してください。

「歴史部」とか「科学部」みたいな部活そのもので探求を行う部活ならば別ですが、そうでない野球部とか吹奏楽部とか言った探究を行わない部活については、昭和のような長時間の部活のままでは問題です。


探究をする場合、決して単に読書をするだけではなく、さらにそれをレポートにまとめて体系的かつ分かりやすく説明できなければいけません。このため、時間が掛かります。

また、探究の大会イベントがあります。生徒は可能なら、地域などの教育団体や受験産業や私大の主催する「探究コンテスト」などに応募するのも良いでしょう。また、教師側は、生徒にそういう大会の存在を教えなければいけません。

生徒の側も、自分で少しはどのような大会があるかを調べる必要があります。昨今の高校の先生は忙しいので、生徒側が自分で積極的に調べる必要があります。

放課後講座や放課後補習[編集]

  • 私立の放課後講座

上記の放課後探究とは別に、進学校では、放課後に英語や数学などの講座が週に1日ずつ(英数で合計2日の放課後ぶん)開講されている場合もあり[5]、そもそもの部活の時間数が、私立進学校は元から少ない仕組みなのです。

ほか、英検対策ゼミを放課後ゼミとして行っている私立高校もあります[6]。英検の準1級や2級が昨今の私立大学入試では求められますので、最初から高校側がそういうのの勉強時間をゼミとして確保しているのです。

なお、東京では、そういうのは少ないようです[7]。地方の私立進学高校のほうが多いらしいです。

東京は交通事情などが地方と違うので、学校の1日のタイムスケジュールも地方と違うのです(そもそも朝の授業開始が30分~1時間おくれてたりします)。


  • 私立の放課後補習

ほか、他校でも、定期テスト以外に小テストがたびたびあり、成績の悪い人には放課後などに補習があります(放課後補習)。もし定期テストの結果が悪くなると、推薦の要件である評定平均の基準が満たせなくなるので、現代の進学校の高校では、こういう補習が昭和よりも多いのです。テスト前に補習をみっちりやって、推薦のための評定平均を確実に確保させるのです。

こういった放課後探究や放課後補習などのため、進学校では、そもそもの部活の日数そのものが他校よりも少ないのが正体なのです。

現代の総合型選抜や公募推薦の要件として、評定平均が要求されます(たとえば通知表の5段階評価で4.0以上とか要求されます)。また、評定平均のつけかたは、昭和は相対評価でしたが(「4」以上はクラスの何割の人数までとか昭和の時代では人数制限があった)、現代では絶対評価に変わっていますので、5段階評価で4以上の成績を取る人が多くても現代では問題ありません。


この評定平均の水準もまたトンデモであり、高校偏差値のどんなに低い 高校偏差値37高校の評定平均4.0以上でも出願条件の一つをクリアできてしまいます。逆に、高校偏差値のとても高い、高校偏差値70台の進学校での評定平均4.0以上をもし生徒が満たせないと、総合型選抜に出願できなくなってしまうのです。つまり、出願条件では高校偏差値に関係なく、同等に扱われてしまいます。

高校偏差値30台の底辺高校が、生徒に英語ばかりを勉強させて英検だけ2級や準1級ととらせれば、あとの国数理社などの教科はザルな定期テストでもいいので全科目で評定平均4.0以上をとらせれば、難関大学の出願条件クリアになってしまうのです。

進学校は対抗のため、なんとしても4.0以上を生徒に取らせる必要があり、だから補習 三昧(ざんまい)で、定期テストで高得点を確実にとらせるのです。でないと、高校偏差値37の生徒に、総合型選抜の枠がうばわれていまいます。

「低偏差値高校と高偏差値高校とで、別々の定期テストを受けているのに、総合型選抜の出願基準で要求される評定平均が同じ数値」という不公平があります。そして負担を負うのは、高偏差値高校の側です。

本来、底偏差値高校と進学校の定期テストは、まったく別々の難度の定期テストなのですから、大学側は本来、定期テストの難度や要求される習熟度に応じて、出願条件にある評定平均の基準値を変えるべきですが、しかし大学側はそれを怠っています。


部活の制度は、まだロクにインターネットも何も無かった、ネットで調べられなかった時代の遺物なので、現代のAO入試などの受験制度に対応しておらず、決して放課後をフルに部活に投入してはいけません。

中学の時点で部活の時間が少ない中高一貫校[編集]

地味な差ですが、中高一貫校では、中学段階の時間割も、高校に準じた時間割なので、そのため授業時間数が長く、週に2日、午後4:30まで中学でも授業があったりします。これは国公立の中高一貫校でも同様です。実際、神戸大学付属の中高一貫校の時間割がそうなっています[8]。(なお、一般的な公立中学では、午後3:30までが授業です。)

このように、進学校では時間割などで元から、部活に与えられられた時間が少ないのです。

けっして、べつに部活と学業の両立が上手いのではなく、そもそも部活の時間が少ないのが、上述のいくつもの進学校を調査した結果の事実です。

総合型選抜

なお、私大でも、総合型選抜の枠は意外と少ない大学も多くあります(多くが指定校推薦や付属などから受験生を取る)。たとえば同志社大学と近畿大学は、総合型の枠がかなり少ないです[9]。なので、あまり総合型選抜対策(つまり探究)だけに時間を投入するのも問題です。基本は学校の勉強と一般入試対策です。

総合型選抜は専願なのが普通です。他大との総合型選抜の併願は困難な大学が多くあります[10]。このため、年明け前は1校しか大学受験できないのが基本です。たとえ募集要項では「専願」という言い回しでは書いてなくても、「合格後の入学を確約できる者」とか「本学への入学を第一志望とする者」など確約・第一志望などの条件があれば、それは専願という意味です。


なお、私大の総合型選抜の出願の要件として、英検2級以上などを出願要件の一つとして要求して足切りとしている私大も少なからずありますので、英検資格など(TOEICやTOFLEのハイスコアでも可)を取るのを忘れないでください。

ほか、総合型選抜の推薦の要件としてよくあるのは評定平均 4.0 以上とかですが、しかし評定平均は高校によって採点の基準が甘かったりするので大学側が信用していないのでしょう。そのため、足切りとして英検2級以上などを大学側が要求しているのでしょう。2020年以降の現代、評定平均のつけかたは絶対評価です。昭和生まれ・平成初期生まれの世代は評定平均が絶対相対(3.0が平均だった)のです。今は「評定平均4.0以上の生徒です」と言っても平均より優秀かどうか不明ですので、それだけでは信用できません。

難関大学などだと、総合型選抜のエントリー期間が9月中の場合もあります。それ以降は志願できません。

ほか、総合型選抜に限った話ではないのですが、合格しても、入学手続きの締め切りが短く、4日間くらいしかないような大学も多々あります。出願方法がweb出願に限る大学、または合格発表がweb出願に限る大学もあります。

部活と文化祭が高校3年に無い私立高校[編集]

私立のいくつかの進学校では、そもそも高校3年生に部活が無く、また文化祭も高校3年生にはありません[11]。開成高校がそうらしいです。つまり、部活も文化祭も、高校2年まで、という高校があります。

これに近い別の手法として、文化祭も体育祭も1学期に開催することで1学期中にこれらの練習時間を要する行事を終わらせる進学校もチラホラあります。どちらにせよ、上述のような方法で、3年生の2学期以降は、学校行事レベルから受験勉強だけに専念できます。

文化祭と体育祭が1学期に集中するのは、そのぶん練習時間が少なくなりがちですが、そもそも芸術高校でも体育高校でもないので、それでよしとする思想です。

上記のように、結局、超進学校の多くは、部活や学校行事などの時間を減らしています。1990年代、書籍『超勉強法』という書籍で(なお著者の野口悠紀雄(のぐち ゆきお)は、1959年に東大に入学)、部活などを長々としていても難関大学に一般入試で合格できる上手い勉強法があるかと提唱された事もありましたが、しかし統計的な結果は上述のように幻想でした。先取り学習をするとか、8割理解したら先に進むとか、野口により提唱されました。それ自体の効果は否定しませんが、しかしそれだけで難関大学に現役合格できるほどは、もう21世紀の受験競争は甘くないのが現実でした。

あると言えるのは、避けるべきヘタな勉強があるだけです。自分の学力に合ってない勉強とか(たとえば英単語3000語レベルも全く理解してないのに英単語5500語レベルに深入りするとか)、出題傾向にあってない勉強とか、すでに知っている事ばかりを勉強とか(本来なら、知らないことを勉強しなければいけない)、そういう非効率な行動は、避けなければならない、というだけです。

私立は中学時点で既に部活の出席日数が少なめ[編集]

私立の中学など、そもそも部活の出席日数が週5日ではない場合もあります。運動部ですら、週に4日(たとえば月火金土または火水金土など)の場合もあります。私立によっては週3日の運動部もあります。そして私立の中高一貫校では、同様の出席日数が高校でも続きます。

余った時間を、調べ学習に使えたりするのです。

部活ごとの活動日の格差[編集]

高校の文化部は、部活によって活動日がとても違います。高校の部活は、たとえば美術部などは週に1~2日程度だったりする一方、吹奏楽部は水曜日定休で月~土の週5日だったりと、部活事に活動日の差が大きいです。

吹奏楽のような集団活動の場合、チームで練習する必要があるので、活動日は多くなりがちです。ほか、軽音楽部も同様に出席日数が多くなる場合があります。

ただし、活動日の少なめの部活でも自主練が要求されることもあるので、実際には活動日よりも多くの練習が必要です。たとえば、部員が少なめの部活の演劇部や美術部などは、出し物の作品を作る・仕上げる必要があるので、実際には活動日以外も、練習や制作をすることになります。また、この自主練のため、空いた時間に別の部活を入れて掛け持ちをするのは、かなり難しいです。せいぜい、茶道部と華道部とが別々の場合に掛け持ちするくらいでしょう。

部活の単位数換算[編集]

ツイッターなどのSNSで、「進学校は部活も優秀」とか言っている自称・塾講師などのアカウントがちらほらありますが、彼らは詐欺師です。何かの商売宣伝をしたい人のポジショントークでしょう。騙されてはいけません。

部活の日数は普通、1日あたり2時間~2時間半くらいです。これを1年間続けるのは、単位数で1日あたり、おおよそ2単位に相当します。高校の小規模な科目の単位数は、1科目あたり2単位なのが普通です。参考までに「美術I」や「音楽I」などは2単位です。

つまり、月曜から土曜まで6日あるわけなので、これは12単位に相当し、6科目ぶんに相当します。

しかも中高一貫校では、高校だけでなく中学の1~2年もあるので、中高では合計4年間があります。通算でなんと 6科目×4年間=24科目 ぶんもの時間があります。

例外として吹奏楽部や野球部などの練習の多めの部活を除き、進学校の部活勢は、この24科目ぶんの時間のうち、たった6~12科目あたりを部活に投入しているだけに過ぎません。

もし、たった4科目ぶんでも、毎週の放課後で週1日、中高の合計4年間も、練習している事になります。まして8科目も投入すれば、週2日です。


言い方を変えると、私立進学校は、明言こそしていませんが、公立中学の部活の習慣を、まちがった風習だとして疑っています。

たとえば小学生が毎週水曜日に学校外のスイミングスクール(水泳教室)に通うペースを中高の部活で続けるだけでも、4科目に相当します。あるいはピアノを週1で習う小学生も同様、4科目に相当です。

なのに、なぜ公立中学の部活だけ週5日や週6日といった12科目ぶんが規範になるのか、私立進学校からすれば支離滅裂でしょう。

なお、中高合計の24科目は単位数で言うと48単位になります。これは何と、工業高校や商業高校などの専門科目の単位数の基準である25単位を超えます。

つまり、工業高校の科目数は、約12科目です。

もし中高の部活4年間を月~土までフルで入れた場合、工業高校の専門科目の2倍の時間を使う事に相当しています。


上述のように、進学校では部活の日数や期間を微妙に減らしていたりするのが現実であり、これらの情報は中高の公式サイトなどで確認できます。私立進学校は文化祭と体育祭を同時期の1学期にしたりして、部活を微妙に減らしたりします。さらに放課後探究や放課後補習などもあって、部活が減ります。しかも中高一貫校では、同様の工夫が中学時代が存在しています。

さらに私立進学校では、美術IIや音楽IIなどの授業は無く、受験科目だけに専念できます。

詐欺師に騙されないようにしましょう。

進学校は洋書を読む宿題がある[編集]

進学校では、洋書の短めの小説のペーパーバックを読む宿題があります。ペンギンリーダースやオックスフォードリーダースなどのペーパーバックが配布され、それを家で読んでくる宿題があります(授業はしません)。高校によっては、このペーパーバックの単語も、定期テストなどで単語が出題範囲だったりする事があります。その本が毎年、配布され高校時代に合計3冊を読んだりします(または2年間で合計2冊)。

このため、家での時間は、このペーパーバックの宿題にけっこう時間を割かれます。

進学校はもう、生活習慣からして、受験に特化しているのです。

夏休みの終わりまでとか冬休みの終わりまでに、ペーパーバックを読んでくるように宿題で出されます。

これとは別に、英単語の小テストが毎週あったります。読書も、洋書ペーパーバックとは別に、なにか課題図書を読む宿題が毎年あったりするわけです。


果たして機械翻訳の発達した現代でそこまでの英語の読書経験が必要かは不明ですが、とりあえず現実として、進学校では上記のような宿題で、家での時間も学業に拘束されます。

学校の教科書・参考書の宿題とは別なので、見落とされやすいですが、そういった洋書などの宿題もあるのです。

それでも部活に入るなら[編集]

部活に関しては、技能を高める視点だけでなく、将来における自己紹介も兼ねて入部先を考えるのが良いでしょう。たとえば、家でどんなに音楽や絵の練習をしていても、それを客観的に証明するのは、とても難しいのです。部活などのなんらかの団体などに所属せずに、個人で証明をしようとすると、いきなりセミプロ級~中上位アマチュアの能力が要求されたりします。スポーツの場合だと、そもそも設備を確保するのが難しい。

「軽音楽をやりたいのに、高校に軽音楽部も軽音楽サークルも無い。音楽部や合唱部ならある」などの場合、少しくらい部の内容が自分のしたい事とは違っていても、それでも音楽という同じグループである部に所属するのが無難でしょう。

「マンガ絵やアニメ絵を描きたいのに美術部しかない」みたいな場合も同様、美術部が無難です。

個人で能力を証明するのは、かなりハードルが高いのです。

特に進学校などだと、学業で忙しくて練習などが余り出来なくても、そういうのを世間の消費者の大人は分かってくれません。

大学の部活動の問題点[編集]

※ 高校生活というより大学生活かもしれませんが、しかし高校3年のさいの志望校決めに大きく関わってきますので、とりあえず、ついでにこのページで紹介します。(大学進学後に問題点に気づいても、遅いので。)

音楽室など教室の問題[編集]

芸術・家庭科の設備の不足[編集]

一般的な日本の大学では、部活について、体育以外の音楽・美術・家庭科などの分野の設備が不足しています。どちらかというと、日本の大半の大学では、比較的に体育科目だけ、音楽などよりも設備が充実しています(体育館の充実など)。

もし読者が、音楽・美術の分野を、高校の授業以上に学習・練習することを志望する場合、決して「大学に合格してから 吹奏楽部/美術部 に入ろう」なんて考えずに、高校のうちから希望の分野に近い部活に入ることを強く推奨します。


具体的に言うと、文学部・経済学部・法学部や理系の学部などの多くの大学で、高校のような体育館(あるいは高校以上の体育館)は存在するにもかかわらず、一方で高校のような音楽室も美術室も存在しない場合が大半でしょう。

このため、もし読者が将来的な大学進学を予定している場合、たとえば「大学に入ってから美術を勉強しよう」などと思っても、高校のような美術部の訓練を大学ではあまり受けられない場合もあります。

そもそも、多くの大学で、美術教師も音楽教師もいない場合もあります。なぜなら、美大・音大ではない一般の大学には、そもそも美術科目や音楽科目の授業が無いからです。

かつて大学の必修科目で体育科目がありましたが(平成の規制緩和で現代では体育は必修ではなくなっている)、しかし音楽・美術・家庭科などは元から一般の大学では必修ではなく、そのため一般の大学では科目の存在自体をしてないのが普通なのが美術・音楽・家庭科などの実情です。


あるいは音楽の場合なら、仮に大学に音楽室が存在したとしても、例えば大学の音楽室なら一般の教室をすこし防音化したものにすぎず(たとえばガラス窓が単に2重窓になったのと、教室入り口のドアが分厚くなっただけで、他は一般教室と同じだったりする)、あまり音楽室(のようなもの)が本格的でなかったりします。このため、大学の音楽系の部屋では使用できる楽器が限られる場合もあります。


ただし、多くの大学で運動部が存在するので運動部の応援のために吹奏楽部が存在するのが普通なので、まだ吹奏楽部はなんとかなります。軽音楽サークルはどうだか知りませんが、多くの大学で軽音楽サークルが存在していますので、なんとかなるかもしれません。

問題は、美術です。美術室に限っては大学では存在すらしない場合もあり、一般の教室や部室などを流用したりする場合もあります。このため、油絵など有機系の塗料を使うものは大学では描けない場合もあります。水彩の絵の具を大学で使うのも、なかなかキツい場合があります(家で絵の具を使うことになるかもしれません)。

たとえば私大とその付属高校によっては、私大本体よりも付属高校のほうが音楽・美術に関する設備が上回っている場合すら、ありえます。

このため、「大学に入ってから〇〇(音楽・美術など)の部活を始めよう」とか思ってると、高校以下の設備、顧問からの高校以下の教育で始めることになってしまいます。なので、音楽・美術の部活に入ってみたいと思っている場合、高校から始めるのが安全です。

そもそも大学の場合、吹奏楽部やイラスト系部活・同好会の顧問の教員が、その科目の専攻でない場合もあるかもしれません。

体育設備の注意点[編集]

校庭の無い私立大学もあります。

大学の体育の設備について、都心23区内や京都・大阪などの中心街にある私立大学の場合、一見すると室内の体育設備が充実しているようにパンフレット紹介されていたりする大学もありますが、よくよくネットで公式情報を調べると都心キャンパス・中心街キャンパスにそもそも校庭の無い私立大学も多々あります(大学での体育の授業は室内ばかり、とか。部活の運動部はキャンパスから電車で行くレベルで離れた郊外の練習場を使っている)。「存在する設備」だけでなく「存在しない設備」にも注意しましょう。

高校の場合、1年ごとに体育が週2~4時間だったりするのに、一方で大学では4年間で体育が週に2時間だったりします。大学は科目の選択の自由度が高いので、週2時間以上の時間数の体育科目を授業で受けられる場合もありますが、しかし専攻科目の授業の増大により、時間的に必修以上に体育などの科目に充てるのは難しくなっているのが21世紀の現状です。

都心でない郊外でも、体育設備が歴史的な経緯で比較的に充実しているのにかかわらず、21世紀では大学の授業が難しくなったりと忙しくなり、せっかくの体育設備がそれほど使えない場合もあります。


理科室の少ない大学も・・・

なお理科室も、高校は 生物室 ・ 化学室 ・ 物理室&地学室 とかで3室以上があったのに、一方で大学だと、大学によっては「第一理科室」「第二理科室」みたいに理科室の数が2室に減っている場合もあります。 もしかしたら小・中学校みたいに大学でも理科室が1室かもしれません(大学にも寄る)。大学の進学前に、事前に覚悟しておくこと。

まあ、中学技術家庭科であった木工室・金工室などは高校には無いし、(教育学部や工学部以外の)多くの大学にも当然ながら無いです。まあ、木工や金工はイザとなれば、近所のホームセンターで工具を買ってきて自分で工作すれば済みます。設備が必要な場合でも、市町村の職業訓練所みたいな公共施設もありますので、その分野に就職する気になった場合は職業訓練所も参考に。

サークル部室が少ない大学も・・・[編集]

大学では、土地不足や、学生運動の対策などで、部活や同好会などに各部の専用の部室が無い場合もあります。大学の場合、「学生会館」などの名前のサークル棟で他の部活とまとめて、時間や月日を決めて期間限定で借りるシステムになっている場合もあります[12]

弱小の部活でも専用の部室があるのは、高校卒業までです。なので高校時代に部活を楽しみましょう。

理科系の大学や国公立の大学など、サークル棟は狭かったり、校舎から遠かったりします[13]

医学部と法学部では部活動は困難[編集]

医歯薬系など医療系の大学なんて学業も忙しいので、国公立の医療系学部の場合、もはや文化祭の出し物の練習などしている暇はありません。たとえば、医学部のある総合大学の文化部の出し物を見ても、メンバーの学科には医学部の部員は基本、いません。理系メンバーがいるとしても、せいぜい工学部や理学部などです。工学部といっても、国際情報なんとか学科だの社会情報なんとか学科だの、そういった学際分野の人かもしれません。

運動部などだと、テレビ番組でも大学駅伝や大学野球を見ても公式大会に出場するのは文系の学部学科の人ばかりなので、運動部については理系の学科では学業と部活動との両立が難しいと知っている読者も多いと思います。実は文化部でも同様、理系の学科では学業と文化部との両立は困難です。


見落としがちですが法学部も同様、国家試験などを目指す場合には学業と部活動との両立は困難です。官僚や、裁判官や検察や弁護士などの法曹、などへの就職を考える場合、法学部は、部活動をあきらめる必要があります。

官庁に限らず市役所や都道府県庁など、多くの役所への就職活動は、年齢制限があります。このため、専門以外のことを練習する時間は、(採用試験にある教養試験の対策を除けば)あまり、ないのです。

公務員で、年齢制限がほぼ無いのは(ただし定年に近いと、さすがに業界未経験者は不採用)、たとえば公立小中学校・公立高校の教員などです。しかしそれは、教職課程や教育学部の話であるので、法学部の就職先とは異なります。

法曹とは、弁護士・裁判官・検察の3つです(「法曹三者」ともいう)。これら法曹三者では、司法試験への合格が必要です。さらに、司法試験の受験資格は「ロースクールの修了から5年以内に5回まで」という時間的な制限があります。

このため、司法試験が必要な職業では、大学院に入ってしまうと部活動は無理です。実質的には、学部の段階でもう、司法試験志望者には部活動は無理です。


さて、官僚や裁判官や検察などの法曹には、高い専門性が求められます。しかし、教養については、高さと広さは求められないのです。あくまで、学歴フィルターに引っかからない程度の学力と、それらの放送の採用試験の「教養問題」で高得点を取れる程度の教養があれば十分なのです。

それ以上の教養や分野外の知識については、法曹の仕事では専門家に依頼します。

たとえば裁判で、自動車事故を扱う場合でも、裁判官は自動車工学や道路工学なんて知らないので、工業大学や自動車メーカーなどの専門家にアドバイスをもらいます。このように、裁判官には、専門家にアドバイスをもらう制度があります。(鑑識(かんしき)や鑑定(かんてい)などの制度です。)

官庁でも、たとえばスポーツ庁が文科省の管轄だからといって、文科省の役人の多くにはスポーツの腕前は不要です。文化庁は文科省の管轄ですが、文科省の役人の多くは、楽器もロクに演奏できないし、絵の画力も人並みでしょう。


官僚や弁護士などの国家試験や採用試験を目指さないなら、法学部でも部活動との両立は可能ですので、私学などのスポーツ推薦で法学部に入学している人もいると思います。

だから、テレビの大学駅伝や大学野球などの選手に、法学部の人もいるかもしれません。

しかし、官僚などを目指す場合、基本的には部活動との両立は困難です。部活動に在籍することは可能ですが、しかし公式試合などの出場などができるほどに技量を高めるトレーニングを積むのは、時間的に、国公立の法学部ではとても困難です。

大学の宗教サークル[編集]

そのほか、大学のサークル活動の問題点として、一部の悪質な宗教系のサークルが、正体を隠して新入生などに勧誘活動している、という実態もあります[14]

大学進学した際、サークルより部活動に入ったほうが良いと教員が個人的意見を言ったりするのには、このような事情もあるかもしれません。もちろん、多くのサークルはマジメにサークル名通りの活動をしていると思いますが、残念ながら一部の詐欺的な悪質サークルを、日本の大学では排除できません。

やはり部活動などは高校時代のうちに熱心に活動したほうが良いでしょう。

大学の文化祭などに行くと、そういった悪質サークルにも遭遇してしまいます。なので高校生のうちは、文化祭を見るなら、高校(自校も他校も)の文化祭を重点的に回るのが良いでしょう。大学のサークルには期待しないほうが良いでしょう。

高校図書室・大学図書館の音楽書や美術書などの問題[編集]

部屋だけの問題ではありません。大学の図書室の蔵書と、高校の図書室の蔵書の関係も、似たような問題があります。具体的に言うと、高校図書室の音楽書・美術書のほうが、大半の大学の音楽書・美術書の本棚よりも本格的かもしれません。

なお、大学の「教養課程」というので習う科目の「経済学」「法学」「英語」「ドイツ語」「フランス語」(ドイツ語・フランス語は「第二外国語」でよくある)「数学」「理科」などは、さすがに高校よりもレベルの高い専門書が大学の図書館にそろえてあります。(「体育」は教養課程でありますが、あまりスポーツの技法書とか大学図書館には置いてありません。)

しかし、その教養課程から外れる、音楽・美術とかの専門書、あるいは演劇部のための演劇書など部活動のための専門書については、高校よりも大学図書館の蔵書レベルが劣るか、ハナっから蔵書が無いとかだったりします。大学の進学前に覚悟すること。


まあ、書籍については高校卒業も一般の書店で購入できるので、あまり高校時代に急いで読む必要はありません。ですが、できれば高校在学中に図書室にどんな蔵書があるかは確認しておくと、後々の人生で、大学の専攻以外の分野での良書を確認するのに役立つかもしれませません。

大学の場合、たとえ総合大学やマンモス大学であったり、あるいは教育学部を持っていても、学部や学科によって校舎が他市町村レベルや下手したら他県レベルで離れていたりするので、そのせいで、大学生が学部の専門外の内容の蔵書を確認するには、異なる学部の蔵書を確認する必要があり、したがって異なる地域の校舎の蔵書を確認する羽目になり、ともかく大学だと専門外の書籍の確認がかなり面倒です。

大学図書館が、日曜日だと閉館している場合がよくあります。多くの大学の図書館では、授業中の月曜~土曜が開館日なので、よって日曜が閉館日なのです。このため、仮に大学生が「日曜日に大学の他学部の図書館を見学しよう」とか思っても、しかし日曜日はその他学部の図書館が閉館しているので蔵書を見れません。なので、高校在学中に、将来的に進学しそうな分野の専門外の書籍についても、高校図書室で蔵書を確認したほうが良いでしょう。

高校時代に、図書室の蔵書を全体的に眺めるだけでもいいので、眺めておきましょう。大学は学部の専門外の分野になると蔵書が高校よりも劣る場合が大半です。

脚注[編集]

  1. ^ 『探究的な活動 | 豊島岡女子学園 中学校・高等学校』
  2. ^ 『放課後探究活動 “ReaLab” がスタート! | お知らせ | 麗澤中学・高等学校(千葉県柏市の中高一貫・共学校)』
  3. ^ 『探究の部屋へようこそ! - 駒場学園高等学校』2022.09.06
  4. ^ 『探究学習で魅力ある高校に! 加賀市だからこそ学べる教育で、グローカル人材を育成する。』2023年8月29日
  5. ^ 『学校生活 | 開智高等学校 - 学校法人開智学園』
  6. ^ 『多面的な学習サポート | 聖望学園中学校高等学校』
  7. ^ (動画)塾講師チャンネル『学校教員とカリキュラムの裏側を元教員に聞いてみた!』2024/04/26
  8. ^ 『教育課程 | 神戸大学附属中等教育学校』
  9. ^ (動画)山内太地 『高大接続改革は失敗なのか?!関西の高校が探究をがんばれない理由があった!』、2022/10/13
  10. ^ 『総合型選抜や学校推薦型選抜は「併願」できる?―「一校ルール」を突破しよう | 洋々LABO』
  11. ^ コバショー『日本一の都立・日比谷が凋落から返り咲いた理由』2024/04/18 2024年04月18日に確認.
  12. ^ 山内太地『サークル部室が無い大学 青春の思い出と最近の学生気質』 2023/10/15
  13. ^ 山内太地『サークル部室が無い大学 青春の思い出と最近の学生気質』 2023/10/15
  14. ^ 三菱総合研究所・全国大学生活協同組合連合会・日本コープ共済連生活協同組合連合会 著『大学生が狙われる50の危険』、青春出版社、2023年2月2日 発売