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高校生活ガイド/雑多なこと

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

高校と大学と、中学との違い

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全体的な傾向

基本的に高校では、出欠確認とか委員会とかは、中学とほぼ同じです。とりあえず入学時は、高校についてだけ知っていれば十分です。


委員会や生徒会

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※ 説明の都合上、高校だけでなく大学についても説明したほうが分かりやすいし大学AO入試(総合型選抜)対策にもなるので、ついでに大学も説明します。


高校に委員会はある。大学には無い

委員会や生徒会などについて、中学と高校は、ほぼ同じです。公立高校でも私立高校でも、特に差はありません。つまり、「保健委員会」とか「図書委員会」とか、多くの高校にあります。

いっぽう、大学には基本、委員会はありません。つまり、大学に「保健委員会」とかはありません。健康診断とかの提出物は、大学ではお医者さんまたは学校の職員の人などに渡します。

大学図書館には司書がいます。大学では、図書の受付の委員会業務も存在しません。大学では、学生には図書業務はさせません。


高校に生徒会はある。大学では「学生会」「学生自治会」「学友会」

高校には、生徒会はありますし、もちろん体育館とかで生徒会長に誰を選ぶかを全校生徒(もしくは全2年生)で投票です。

大学では「学友会」や「学生自治会」や「学生会」とか言うのが、生徒会に相当する組織です。大学では、いちいち全校集会とかで投票しません。というか、大学に全校集会そのものがありません。入学式と卒業式とで、それぞれ新入生と卒業生が一斉に集まるだけです。

なお、大学の「校友会」は卒業生の組織ですので、誤解なきよう。

ホームルームなど

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高校にはホームルームがある。大学には無い

高校には中学と同様、ホームルームや出席とか朝礼・終礼があるのが一般的です。ホームルームで担任(たんにん)の教師から、いろいろと一斉に連絡されます。

大学にはホームルームとか無いので、連絡は基本、掲示板です。大学の校内に掲示板(実物)があります。

書いてて気づきましたが、つまり高校には掲示板は基本的にはないです。

また、大学は朝の1時間目の授業が、ホームルームや出欠などなく、いきなり(授業が)始まります。つまり大学には、朝のホームルームとか出席(朝の「はい元気です」のアレ)とか朝礼・終礼や「起立・きをつけ・礼」がありません。

学校行事の有無

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修学旅行・林間学校など

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高校では旅行先が遠くなるかもしれません。修学旅行・林間学校(もしくは臨海学校)じたいは、どの高校でも存在します。

たとえば、関東在住なら、中学校では修学旅行先として京都や東北が旅行先だったのが、高校では沖縄や北海道などが旅行先になるかもしれません。

いっぽう、大学に修学旅行・林間学校などはありません。研究室で、もしかしたら夏休みあたりに2~3日の合宿を大学の近場(その地域の小中学校の修学旅行先あたり)でするかもしれません。

運動会・体育祭

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高校にも体育祭(運動会)は存在します。

いっぽう、大学には体育祭はないのが普通です。そもそも大学にはクラス(学級)が無いので、クラス対抗の競争とか原理的に無いのです。

文化祭

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高校にも大学にも文化祭があるのが一般的です。

普段の生活

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普段の生活では、高校時代でないと出来ない事を(ただし合法の範囲内)、優先しましょう。

進路についての本を読むよりも、英語を勉強しよう

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進路決めなどで関係ありそうな本を、読みたくなるかもしれません。

しかし、進路を決めても、それに見合った学力がないと、つけない仕事もあります。たとえば医者は、医大を卒業しないといけない。

そこまで難関の資格でなくとも、高校レベルの英語ができないと、できない仕事と言うのは多い。

公務員(事務系)になりたくても、公務員試験に合格しないと、公務員になれない。

技術者になろうにも、英語ができないと海外の論文が読めないので、出世できない。


ぶっちゃけ、進路の本を読むのは中学卒業までにして、高校からは、探究のための本を読んだりしましょう。村上龍「13歳のハローワーク」という本があるじゃないですか。13歳は中学生です。

大学受験もしくは専門学校への進学などの進路は、ひとまず、家庭の経済状況が許すなら、中学卒業時に決めた進路のまま、ほとんど変えずに、見切り発車のように進みましょう。

なあに、5教科を幅広く勉強しておいて、探求学習もきちんとしていれば、よほどの難関でもないかぎり、進路は後からでも微調整で少しくらいなら修正できます。

企業でも、中途採用とかもあるし。

いっぽう、中途採用も無い職業なら、どうせ、あまり需要も無くて人手も必要としていない仕事ですので、相手する必要はありません。