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高等学校 生物基礎/個体の成り立ちと多様性

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
小学校・中学校・高等学校の学習 > 高等学校の学習 >生物基礎 >個体の成り立ちと多様性

本節では、単細胞生物と多細胞生物の用語の意味と代表的な動物名を押さえましょう。

単細胞生物と多細胞生物

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アメーバミドリムシゾウリムシなど、個体が単一の細胞からできている生物は単細胞生物(unicellular organism)と呼ばれます。 例えばゾウリムシは、一つの細胞で、繊毛を使って泳いだり、細胞口を使って食べたり、食胞を使って消化したりしています。

単細胞生物に対して、形や働きの異なる多くの細胞からなる生物は多細胞生物(multicellular organism)と呼ばれます。多細胞生物において、藻類腔腸動物は、種子植物脊椎動物に比べると簡単な構造を持っています。 例えばヒドラは、8種類約10万個の細胞からなる多細胞生物で、刺細胞で攻撃したり、腺細胞で消化液を分泌したり、消化細胞で消化を行ったりしています。