C++/文法の基礎
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C++の概要
[編集]C++とは
[編集]C++は、プログラミング言語の1つであり、C言語を基にしたオブジェクト指向プログラミング言語です。C++は、高レベルの抽象化と低レベルのメモリ制御を組み合わせた多様なアプリケーションをサポートします。
Hello, World!
[編集]C++プログラミングの最初のステップとして、Hello, World!プログラムを作成してみましょう。
- hello.cc
#include <iostream> auto main() -> int { std::cout << "Hello, World!" << std::endl; return 0; }
最初のプログラム
[編集]Hello, World!プログラムの作成と実行
[編集]C++のコンパイルと実行は、次の手順に従います。
- テキストエディタでC++プログラムを作成します。
- コンパイラを使用してプログラムをコンパイルします。一般的なコンパイラには、GCCやClangがあります。
- 実行可能ファイルを実行します。
C++プログラムの基本構造
[編集]プログラムの構成要素
[編集]C++プログラムは、さまざまな要素で構成されています。基本的な構成要素には、#include
ディレクティブ、main()
関数、return
文が含まれます。
#include <iostream> auto main() -> int { // main関数の本体 return 0; }
変数とデータ型
[編集]変数の宣言と初期化
[編集]C++では、変数を宣言し、初期化することができます。変数は、データを格納するためのメモリ領域を確保します。
auto main() -> int { int number{42}; // 変数の宣言と初期化 return 0; }
データ型の種類
[編集]C++には、整数型、浮動小数点型、文字型、論理型など、さまざまなデータ型があります。
auto main() -> int { int integer{42}; // 整数型 double floating{3.14}; // 浮動小数点型 char character{'A'}; // 文字型 bool boolean{true}; // 論理型 return 0; }
標準入出力
[編集]標準入出力の基本
[編集]C++では、std::cout
を使用して標準出力にデータを出力し、std::cin
を使用して標準入力からデータを受け取ります。
#include <iostream> #include <string> auto main() -> int { std::cout << "Enter your name: "; std::string name; std::cin >> name; std::cout << "Hello, " << name << "!" << std::endl; return 0; }
コメントと整形
[編集]コードのコメント
[編集]コメントは、コード内の説明やメモを追加するために使用されます。C++では、単行コメントと複数行コメントの両方がサポートされています。
auto main() -> int { // この行は単行コメントです /* これは 複数行コメント です */ return 0; }
コードの整形
[編集]コードの整形は、読みやすさを向上させるために重要です。適切なインデントと改行を使って、コードを整形しましょう。
auto main() -> int { for (int i = 0; i < 10; i++) { if (i % 2 == 0) { std::cout << i << " is even" << std::endl; } else { std::cout << i << " is odd" << std::endl; } } return 0; }
章末問題
[編集]理解度チェック
[編集]- ユーザーに数値を入力させ、その数値を出力するプログラムを作成してください。
- 以下のプログラムはどのような出力をしますか?
#include <iostream> auto main() -> int { int x{5}; int y{10}; std::cout << "The sum of " << x << " and " << y << " is: " << x + y << std::endl; return 0; }
- コメントの役割を説明してください。