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C++/標準ライブラリ/アルゴリズムライブラリ

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

C++のアルゴリズムライブラリは、コンテナやシーケンスに対してさまざまなアルゴリズム操作を実行するための関数群を提供します。アルゴリズムライブラリを利用することで、頻繁に必要とされる処理を自分で実装する必要がなくなり、コードの簡潔化と保守性向上ができます。

アルゴリズムライブラリには多数のアルゴリズムが用意されており、それらを組み合わせることで複雑な処理も簡潔に記述することができます。アルゴリズムを選択する際には、処理の内容だけでなく、計算量やアルゴリズムの振る舞い (安定ソートかどうかなど) も考慮することが重要です。

ヘッダー一覧

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この章で扱うヘッダーファイルは以下の通りです。

アルゴリズムの結果の型
<algorithm>
一般化された数値操作
<numeric>
27.11 特殊化された <memory> アルゴリズム
<memory>
Cライブラリアルゴリズム
<cstdlib>

アルゴリズムの要件

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並列アルゴリズム

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アルゴリズムの結果の型

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非破壊的シーケンス操作

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破壊的シーケンス操作

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ソートと関連操作

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一般化された数値操作

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27.11 特殊化された <memory> アルゴリズム

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この節では、メモリ操作に関連するいくつかの特殊化された <memory> アルゴリズムについて説明されています。

27.11.2 特別なメモリコンセプト

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この小節では、いくつかの特別なメモリ操作のための概念が導入されています。

  • nothrow-input-iterator
  • nothrow-forward-iterator
  • nothrow-sentinel-for
  • nothrow-input-range
  • nothrow-forward-range

これらの概念は、メモリ操作中に例外が送出されないことを要求するイテレータやレンジに対して使用されます。

27.11.3 アンロールされた操作

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この小節では、メモリ操作に関連するいくつかのアンロールされた演算が定義されています。

  • uninitialized_default_construct
  • uninitialized_default_construct_n
  • uninitialized_value_construct
  • uninitialized_value_construct_n
  • uninitialized_copy
  • uninitialized_copy_n
  • uninitialized_move
  • uninitialized_move_n
  • uninitialized_fill
  • uninitialized_fill_n

これらの関数は、メモリ領域上で初期化されていないオブジェクトの構築、コピー、ムーブ、値設定を行います。一部の関数には、例外を投げないバージョンも用意されています。

ranges名前空間にも、それぞれのアルゴリズムのレンジバージョンが定義されています。

27.11.8 construct_at

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construct_at関数テンプレートは、与えられたメモリ位置に置かれるオブジェクトを構築します。

template<class T, class... Args>
constexpr T* construct_at(T* location, Args&&... args);

27.11.9 destroy

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destroy関数テンプレートは、与えられたメモリ位置に置かれたオブジェクトを破棄します。

template<class T>
constexpr void destroy_at(T* location);

template<class NoThrowForwardIterator>
constexpr void destroy(NoThrowForwardIterator first, NoThrowForwardIterator last);

template<class NoThrowForwardIterator, class Size>
constexpr NoThrowForwardIterator destroy_n(NoThrowForwardIterator first, Size n);

ranges名前空間にも、それぞれのバージョンが定義されています。

この節では、メモリ操作に特化した様々なアルゴリズムやユーティリティが提供されていることがわかります。これらを使用することで、メモリ領域上での効率的な初期化、構築、破棄などの操作が可能になります。

Cライブラリアルゴリズム

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