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C++/標準ライブラリ/ostream

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

C++のヘッダー <ostream> は、出力ストリームを扱うためのクラスや関数を提供する標準ライブラリヘッダーです。主に、C++の標準出力ストリームクラスである std::ostream クラスが含まれています。

std::ostream クラスは、出力ストリームを表現し、それにデータを書き込むためのインターフェースを提供します。このクラスは、テキストやバイナリなどの様々な形式のデータを書き込むための機能を提供します。また、C++の標準出力ストリームである std::cout もこの std::ostream クラスのインスタンスです。

<ostream> ヘッダーには、std::ostream クラスの他にも、出力操作を行うための関数やクラスが含まれています。これには、データ型ごとの出力操作を行うための operator<< オーバーロードや、出力ストリームの状態を管理するための関数などが含まれます。

<ostream> は、 <iostream> からインクルードされているので、通常は明示的にインクルードすることはないでしょう。