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Go/改廃された技術

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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改廃された技術

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Goの改廃された技術や利用が推奨されない技術は、言語標準の進化、パフォーマンスの向上、セキュリティの考慮などによって置き換えられます。以下に、代表的な技術を示します。

context.TODO

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  • サポート開始年: 2014年
  • サポート終了年: なし(ただし非推奨)
廃止または衰退の理由
コンテキストの適切な管理が難しく、デバッグや追跡が困難になります。
代替技術
context.Background()と明示的なコンテキスト管理が推奨されます。

ioutil パッケージ

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  • サポート開始年: 2009年
  • サポート終了年: Go 1.16で非推奨化
利用推奨されない理由
機能が os パッケージと io パッケージに統合され、より一貫性のある API が提供されました。
代替技術
os パッケージと io パッケージの直接使用が推奨されます。

golang.org/x/crypto/ssh/terminal

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  • 対象: ターミナル操作
  • サポート終了年: Go 1.16で移行推奨
廃止または衰退の理由
より適切なパッケージへの移行と、保守性の向上のため。
代替技術
golang.org/x/term パッケージの使用が推奨されます。

http.CloseNotifier

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  • サポート開始年: 2011年
  • サポート終了年: Go 1.7で非推奨化
廃止または衰退の理由
コンテキストベースの取り消し機能の導入により、より良い代替手段が利用可能になりました。
代替技術
context.Context による通知の管理が推奨されます。

golang.org/x/net/context

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  • サポート開始年: 2014年
  • サポート終了年: Go 1.7でstd contextパッケージ導入
廃止または衰退の理由
標準ライブラリに context パッケージが追加されたため。
代替技術
context 標準パッケージの使用が推奨されます。

go get による依存関係管理

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  • サポート開始年: 2009年
  • サポート終了年: なし(ただし非推奨)
廃止または衰退の理由
バージョン管理や依存関係の解決が不十分で、再現可能なビルドが困難でした。
代替技術
Go Modulesの使用が推奨されます。

GOPATH ベースの開発

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  • サポート開始年: 2009年
  • サポート終了年: なし(ただし非推奨)
廃止または衰退の理由
プロジェクト管理が複雑で、依存関係の管理が困難でした。
代替技術
Go Modulesによるプロジェクト管理が推奨されます。

crypto/tls の古い暗号スイート

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  • 対象: 古い SSL/TLS 実装
  • サポート終了年: 継続的に非推奨化
廃止または衰退の理由
セキュリティ上の脆弱性や新しい暗号化標準への対応。
代替技術
最新のTLS 1.3対応の暗号スイートの使用が推奨されます。

syscall パッケージ(直接使用)

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  • サポート開始年: 2009年
  • サポート終了年: なし(ただし直接使用は非推奨)
廃止または衰退の理由
プラットフォーム依存性が高く、保守が困難です。
代替技術
golang.org/x/sys パッケージの使用が推奨されます。

reflect.TypeOf().PkgPath()

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  • サポート開始年: 2009年
  • サポート終了年: なし(ただし信頼性に問題)
廃止または衰退の理由
モジュールパスとパッケージパスの不一致や、ビルド時の最適化による問題。
代替技術
より直接的なパッケージ識別方法や、型アサーションの使用が推奨されます。