Go/改廃された技術
表示
< Go
改廃された技術
[編集]Goの改廃された技術や利用が推奨されない技術は、言語標準の進化、パフォーマンスの向上、セキュリティの考慮などによって置き換えられます。以下に、代表的な技術を示します。
context.TODO
[編集]- サポート開始年: 2014年
- サポート終了年: なし(ただし非推奨)
- 廃止または衰退の理由
- コンテキストの適切な管理が難しく、デバッグや追跡が困難になります。
- 代替技術
- context.Background()と明示的なコンテキスト管理が推奨されます。
ioutil パッケージ
[編集]- サポート開始年: 2009年
- サポート終了年: Go 1.16で非推奨化
- 利用推奨されない理由
- 機能が os パッケージと io パッケージに統合され、より一貫性のある API が提供されました。
- 代替技術
- os パッケージと io パッケージの直接使用が推奨されます。
golang.org/x/crypto/ssh/terminal
[編集]- 対象: ターミナル操作
- サポート終了年: Go 1.16で移行推奨
- 廃止または衰退の理由
- より適切なパッケージへの移行と、保守性の向上のため。
- 代替技術
- golang.org/x/term パッケージの使用が推奨されます。
http.CloseNotifier
[編集]- サポート開始年: 2011年
- サポート終了年: Go 1.7で非推奨化
- 廃止または衰退の理由
- コンテキストベースの取り消し機能の導入により、より良い代替手段が利用可能になりました。
- 代替技術
- context.Context による通知の管理が推奨されます。
golang.org/x/net/context
[編集]- サポート開始年: 2014年
- サポート終了年: Go 1.7でstd contextパッケージ導入
- 廃止または衰退の理由
- 標準ライブラリに context パッケージが追加されたため。
- 代替技術
- context 標準パッケージの使用が推奨されます。
go get による依存関係管理
[編集]- サポート開始年: 2009年
- サポート終了年: なし(ただし非推奨)
- 廃止または衰退の理由
- バージョン管理や依存関係の解決が不十分で、再現可能なビルドが困難でした。
- 代替技術
- Go Modulesの使用が推奨されます。
GOPATH ベースの開発
[編集]- サポート開始年: 2009年
- サポート終了年: なし(ただし非推奨)
- 廃止または衰退の理由
- プロジェクト管理が複雑で、依存関係の管理が困難でした。
- 代替技術
- Go Modulesによるプロジェクト管理が推奨されます。
crypto/tls の古い暗号スイート
[編集]- 対象: 古い SSL/TLS 実装
- サポート終了年: 継続的に非推奨化
- 廃止または衰退の理由
- セキュリティ上の脆弱性や新しい暗号化標準への対応。
- 代替技術
- 最新のTLS 1.3対応の暗号スイートの使用が推奨されます。
syscall パッケージ(直接使用)
[編集]- サポート開始年: 2009年
- サポート終了年: なし(ただし直接使用は非推奨)
- 廃止または衰退の理由
- プラットフォーム依存性が高く、保守が困難です。
- 代替技術
- golang.org/x/sys パッケージの使用が推奨されます。
reflect.TypeOf().PkgPath()
[編集]- サポート開始年: 2009年
- サポート終了年: なし(ただし信頼性に問題)
- 廃止または衰退の理由
- モジュールパスとパッケージパスの不一致や、ビルド時の最適化による問題。
- 代替技術
- より直接的なパッケージ識別方法や、型アサーションの使用が推奨されます。