HTML Living Standard/body
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body 要素
[編集]<body>
要素は、HTML文書の主要なコンテンツを含む要素です。ユーザーに表示されるすべての要素(テキスト、画像、動画、リンク、フォームなど)は、通常この要素内に記述されます。
HTML Living Standardでは、<body>
要素は文書の構造を形成する中心的な役割を担います。
基本構造
[編集]以下は、<body>
要素を含むHTML文書の基本構造の例です:
<!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Example Document</title> </head> <body> <h1>Welcome to My Website</h1> <p>This is an example of content within the <code>body</code> element.</p> <img src="example.jpg" alt="Example Image"> </body> </html>
<body>
要素は、文書内で1つだけ存在する必要があります。
属性
[編集]<body>
要素には、以下の属性を指定することができます。
グローバル属性
[編集]すべてのグローバル属性(id
、class
、style
、data-*
など)が使用可能です。これにより、<body>
要素にスタイルを適用したり、JavaScriptで操作したりすることができます。
イベントハンドラー属性
[編集]<body>
要素には、ページ全体のイベントに関連する属性を指定することができます:
onload
: ページが完全に読み込まれた後に実行されるスクリプトを指定します。<body onload="alert('Page loaded!')">
onunload
: ページが閉じられる直前に実行されるスクリプトを指定します。<body onunload="alert('Goodbye!')">
特定のスタイル属性(非推奨)
[編集]以前のHTML仕様では、bgcolor
、text
、link
、vlink
、alink
などの属性が使用されていましたが、これらはHTML Living Standardでは非推奨となり、CSSを使用してスタイルを適用することが推奨されています。
<!-- 非推奨の例 --> <body bgcolor="lightblue" text="black"> <!-- 推奨されるCSSの例 --> <body style="background-color: lightblue; color: black;">
子要素
[編集]<body>
要素内には、以下を含むあらゆるHTML要素を配置できます:
- セクション要素(例:
<header>
、<nav>
、<main>
、<footer>
) - テキストコンテンツ(例:
<p>
、<h1>
~<h6>
) - インタラクティブ要素(例:
<button>
、<a>
、<form>
) - 埋め込みコンテンツ(例:
<img>
、<video>
、<iframe>
)
<body> <header> <h1>Site Header</h1> </header> <main> <p>This is the main content of the page.</p> <img src="image.jpg" alt="An example image"> </main> <footer> <p>Footer content here.</p> </footer> </body>
使用上の注意
[編集]- 1つだけ存在するルール: HTML文書には1つの
<body>
要素しか記述できません。 - 非推奨属性の使用回避:
bgcolor
やtext
属性は使用せず、CSSを活用してください。 - JavaScriptの適切な利用:
onload
やonunload
属性を使用する際は、過剰に依存せず、必要最小限に留めましょう。
関連仕様
[編集]<body>
要素の定義は、以下の仕様で確認できます: