HTML Living Standard/doctype
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DOCTYPE 宣言
[編集]HTML Living Standardでは、すべてのHTML文書は必ず冒頭に DOCTYPE 宣言 を記述する必要があります。DOCTYPE は次のように非常にシンプルな形式をとります:
<!DOCTYPE html>
この宣言により、ブラウザは文書を 標準モード (Standards Mode) で処理します。
DOCTYPE の役割
[編集]DOCTYPE 宣言は、HTML文書が最新のHTML仕様に従っていることをブラウザに通知します。特に次の点で重要な役割を果たします:
- 標準モードの指定: 文書がHTML Living Standardに準拠していることを示し、ブラウザが正しい仕様に基づいた解釈を行います。
- 後方互換モードの回避: 不完全なまたは非標準的な文書形式を避け、過去の互換性モードに陥ることを防ぎます。
HTML Living Standardでは、DTD (Document Type Definition) やバージョン番号が不要となり、<!DOCTYPE html>
のみで十分です。
DOCTYPE の記述方法
[編集]DOCTYPE 宣言は、HTML文書の最初の行に記述し、その直後に <html>
要素が続きます。以下に正しい記述例を示します。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <title>Example Document</title> </head> <body> <p>Hello, world!</p> </body> </html>
注意事項
[編集]- 必須: DOCTYPE 宣言を省略するとブラウザの動作が不明瞭になるため、必ず記述してください。
- 簡潔さ:
<!DOCTYPE html>
以外の形式は使用しないでください。これ以外の記述はHTML Living Standardには存在しません。 - 大文字・小文字: DOCTYPE 宣言は大文字と小文字を区別しませんが、慣習的に小文字で書かれることが一般的です。
歴史的な情報は不要
[編集]HTML Living Standardでは、旧来のHTMLバージョン(例えばHTML5やXHTML)との互換性を気にする必要はありません。したがって、それらに関する情報や古い形式の DOCTYPE 宣言を記述する必要はありません。