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HTML Living Standard/ins

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ins 要素

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<ins> 要素は、文書内で追加されたテキストを表します。この要素は、編集履歴や変更内容を記録する際に使用されます。

カテゴリ

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  • フローコンテンツ
  • フレージングコンテンツ

使用される文脈

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  • フローコンテンツまたはフレージングコンテンツの中で使用されます。

コンテンツモデル

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  • フレージングコンテンツ。

タグの省略

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  • 開始タグと終了タグは必須です。

属性

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<ins> 要素には以下の属性が使用できます:

  • グローバル属性 — すべてのHTML要素で共通の属性。
  • cite — 追加の理由や情報を示すURL。
  • datetime — 変更が加えられた日時を示すタイムスタンプ(ISO 8601形式)。

使用例

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基本的な使用例

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以下は、<ins> 要素を使用して文書内の変更を示した例です。

<p>この文書には、<ins datetime="2025-01-06" cite="https://example.com/changes">重要な変更</ins>が加えられています。</p>

詳細な使用例

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以下は、変更の履歴を記録する際に cite 属性を使用した例です。

<p>以下の文が追加されました:</p>
<p><ins datetime="2025-01-06" cite="https://example.com/updates">HTML5 の学習資料はオンラインで公開されています。</ins></p>

属性の詳細

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  1. cite 属性
    変更の理由や情報源を示すURLを指定します。
    例: 変更内容
  2. datetime 属性
    変更が加えられた日時をISO 8601形式で指定します。
    例: 追加された内容

アクセシビリティの考慮事項

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  • 変更内容の明確化
    • cite 属性と datetime 属性を適切に使用することで、変更の背景をより明確に示すことができます。
  • スクリーンリーダーのサポート
    • 多くの支援技術で <ins> 要素は「追加された内容」として読み上げられます。

関連要素

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  • <del> 要素 — 削除された内容を示す際に使用します。

関連仕様

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参考情報

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  • <ins> 要素は、文書の編集履歴を視覚的に示すために便利です。
  • 属性を適切に設定し、変更内容の意味を明確に伝えましょう。