Java/基礎/リテラル
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リテラル
[編集]リテラル(Literal)とは、プログラミング言語において、コード内で直接値を表現する方法のことです。リテラルは、そのままの値を表し、プログラムの実行時にその値がそのまま使用されます。
プログラミング言語にはさまざまなタイプのリテラルがあります。以下にいくつかの例を挙げます。
- 整数リテラル: 整数の値を直接表現します。例えば、
123
,0
,-42
などが整数リテラルです。 - 浮動小数点数リテラル: 浮動小数点数の値を直接表現します。例えば、
3.14
,0.0
,-1.5
などが浮動小数点数リテラルです。 - 文字列リテラル: 文字列の値を直接表現します。文字列リテラルは通常、引用符(
'
または"
)で囲まれます。例えば、"Hello, World!"
,'a'
,"123"
などが文字列リテラルです。 - 真偽値リテラル: 真偽値(真または偽)を直接表現します。例えば、
true
やfalse
が真偽値リテラルです。 - 特殊なリテラル: 一部のプログラミング言語には、特殊なリテラルが存在します。例えば、nullリテラルは、何も値がないことを表現します。
リテラルは、プログラムのコード内で値を明示的に表現するために使用されます。例えば、変数に値を代入する際や関数の引数として値を渡す際などに、リテラルを使用することが一般的です。
Javaにおけるリテラル
[編集]Javaにおけるリテラル(literal)とは、ソースコード上で直接的に表現される値のことを指します。つまり、コード内に直接書かれた値そのものを指します。
public class NumberLiteralExample { public static void main(String[] args) { // 10進数の整数リテラル int decimalInteger = 42; // 2進数の整数リテラル int binaryInteger = 0b101010; // 10進数の42 // 8進数の整数リテラル int octalInteger = 052; // 10進数の42 // 16進数の整数リテラル int hexInteger = 0x2A; // 10進数の42 // 浮動小数点数リテラル double realNumber = 3.14; // 指数表記の浮動小数点数リテラル double scientificNotation = 6.022e23; // 6.022 × 10^23 // 16指数表記の浮動小数点数リテラル double hexadecimalFP = 0x1.426fe718a86d7p-10; // 0x1.426fe718a86d7 × 2^-10 // 文字リテラル: 'A'を文字型の変数に代入 char charValue = 'A'; // 文字列リテラル: "Hello, World!"を文字列型の変数に代入 String stringValue = "Hello, World!"; // 真偽値リテラル: falseを真偽値型の変数に代入 boolean booleanValue0 = false; // 真偽値リテラル: trueを真偽値型の変数に代入 boolean booleanValue1 = true; // nullリテラル: nullをオブジェクト型の変数に代入 Object nullValue = null; } }