JavaScript/Number/isFinite

Number.isNaN()は、ES6（ECMAScript 2015）で導入されたNumberオブジェクトの静的メソッドで、引数が厳密にNaN（Not-a-Number）であるかどうかを判定する関数です。

構文

Number.isNaN(testValue)

戻り値

• 引数が厳密にNaNの場合のみtrueを返します
• 型変換を行わず、引数の型と値を厳密にチェックします

動作例

NaN判定

• Number.isNaN(NaN) → true
• Number.isNaN(Number.NaN) → true

非NaN判定

• Number.isNaN("NaN") → false
• Number.isNaN(undefined) → false
• Number.isNaN(0) → false
• Number.isNaN("文字列") → false

グローバル関数との違い

Number.isNaN()は、グローバルのisNaN()関数とは大きく異なります。

• Number.isNaN()は型変換を行わない
• Number.isNaN()は引数が厳密にNaNの場合のみtrueを返す
• isNaN()は型変換を行い、数値に変換できない値もtrueと判定

型チェックの仕組み

• 引数の型がnumberであるかを最初にチェック
• 値がNaNであるかを厳密に判定
• 型変換は一切行わない

注意点

• ES6（ECMAScript 2015）以降で利用可能
• モダンJavaScriptでの推奨メソッド
• 型安全性が高い

関連メソッド

• isNaN()
• Number.isFinite()

ブラウザ互換性

• モダンブラウザで完全対応
• Interner Explolerでは非対応
• Edge 12以降でサポート

例外

特定の例外は発生しませんが、引数の型によって常にtrue or falseを返します。