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JavaScript/delete

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』


delete

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delete は、JavaScript においてオブジェクトのプロパティを削除するためのキーワードです。このキーワードを使うことで、オブジェクトの特定のプロパティを削除することができます。配列の要素にも使用できますが、配列の長さには影響を与えません。

構文

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delete object.property;

または

delete array[index];

説明

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  • delete を使うと、オブジェクトの特定のプロパティを削除できます。
  • delete は配列に対しても使用できますが、配列の要素を削除するだけで、配列の長さ(length)には影響を与えません。
  • delete を使った後でも、削除したプロパティや要素を参照しようとすると undefined が返されます。

使用例

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オブジェクトのプロパティの削除

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let person = {
  name: 'Alice',
  age: 25
};

delete person.age;

console.log(person.age); // undefined

この例では、person オブジェクトの age プロパティを削除しています。削除後に person.age を参照すると undefined が返されます。

配列の要素の削除

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let numbers = [1, 2, 3, 4];

delete numbers[1];

console.log(numbers); // [1, undefined, 3, 4]
console.log(numbers.length); // 4

この例では、numbers 配列のインデックス 1 の要素を削除していますが、配列の長さは変更されません。削除された要素の位置は undefined になります。

注意点

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  • delete を使って削除したプロパティや要素は、再び参照しようとすると undefined が返されます。
  • 配列の要素を削除すると、そのインデックスの位置に undefined が残り、配列の長さは変わりません。配列の長さを変更したい場合は、splice() メソッドを使用することを検討してください。
  • delete は、オブジェクトのプロパティに対してのみ使用可能です。配列の長さやオブジェクト自体を削除することはできません。

関連項目

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参考

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