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JavaScript/do

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』


do

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do は、JavaScript におけるループ制御のための構文の一部であり、条件が成立する限り繰り返し処理を行うために使用されます。do は、while キーワードと組み合わせて使われ、少なくとも一度はブロック内の処理を実行します。条件が真である限り、ブロック内のコードが繰り返し実行されます。

構文

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do {
  // 実行するコード
} while (condition);

説明

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  • do ループは、まずブロック内のコードを一度実行し、その後に条件式を評価します。
  • 条件が真である限り、ブロック内のコードは繰り返し実行されます。
  • 条件が最初から偽の場合でも、ブロック内のコードは必ず一度実行されます。

使用例

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let i = 0;

do {
  console.log(i);
  i++;
} while (i < 5);

この例では、i が 0 から 4 までの間に do ループが繰り返し実行され、各繰り返しで i の値が console.log() で出力されます。最終的に、i が 5 になった時点でループは終了します。

while との違い

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do...while ループと while ループは似ている点もありますが、最も重要な違いは、do...while ループは条件を評価する前にブロック内のコードを一度実行するという点です。一方で、while ループは最初に条件を評価し、条件が真でない限り一度もコードを実行しない可能性があります。

特徴 do...while while
最初の実行 必ず実行される 条件が真であれば実行される
条件評価のタイミング ループ後に評価 ループ前に評価

do...while ループは少なくとも一度は実行される必要がある場合に使用します。while ループは最初から条件が満たされていない場合には実行されません。

注意点

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  • do...while ループでは、条件式が偽であっても、必ず最初の繰り返しは実行されることを理解しておく必要があります。
  • 無限ループを避けるために、条件式は必ず更新されるように設計するべきです。

関連項目

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参考

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