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OsiriX オンライン解説文書/OsiriX の仕様

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

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OsiriXロゴ

本プログラムの現時点における特徴

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DICOM ファイルのサポート

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  • あらゆるDICOM ファイル (マルチフレームまで) の読み込みと表示
  • MRI/CT の新しいマルチフレーム形式 (5200 グループ) の読み込みと表示
  • JPEG 圧縮、JPEG 非圧縮、JPEG 2000、RLE
  • Monochrome1, Monochrome2, RGB, YBR, Planar, Palettes, ...
  • 任意の非方形ピクセルアスペクト比をサポート
  • 8, 12, 16 ビット
  • 2D/3D 再構成データを 'SC' (Secondary Capture) DICOM ファイル化
  • あらゆるDICOM メタデータの読み込みと表示
  • DICOM CD/DVD (DICOMDIR 対応) 読み込みと書き出し
  • DICOM ファイルをTIFF, JPEG, Quicktime, RAW, DICOM, PACS へ書き出し、転送

DICOM ネットワークのサポート

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  • Store User (Store-SCU, DICOM Send)
  • Store Provider (STORE-SCP, DICOM Listener)
  • Query and Retrieve User (Query and Retrieve studies from a PACS server)

非DICOM ファイルのサポート

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  • Zeiss (8, 16, 32 ビット) のLSM ファイル (共焦点顕微鏡)
  • BioRadPIC ファイル (8, 16, 32 ビット) (共焦点顕微鏡)
  • TIFF (8, 12, 16, 32ビット)
  • ANALYZE (8, 12, 16, 32ビット)
  • PNG, JPEG, PDF (複数ページ), Quicktime, AVI, MPEG, MPEG4

2D ビューア

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  • ツールバーのカスタマイズ
  • 双3次補間
  • マルチスライスCT やMRI (Mean, MIP, ボリュームレンダリング) のThick Slab
  • ROIs: 多角形、円、鉛筆、矩形、矢印、 ...
  • マルチボタン、スクロールホイールマウスをサポ−ト
  • Custom CLUT (Color Look-Up Tables, 疑似カラー表示)
  • Custom 3x3 や5x5 の畳み込みフィルタ処理 (Bone filters, ...)
  • Cardiac-CT や他の時間軸シリーズに4D Viewer
  • PET-CTフュージョン画像の透過度調節
  • XAの画像サブトラクション
  • プラグインによる外部機能サポート

3D 後処理

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  • Thick Slab (Mean, MIP, ボリュームレンダリング) で多断面再構成 (MPR)
  • MIP (最大値投影法)
  • ボリュームレンダリング
  • サーフェスレンダリング
  • 赤/青3D 眼鏡で立体視
  • 3D 画像のQuicktime (http://www.apple.com/quicktime/), Quicktime VR (http://www.apple.com/quicktime/qtvr/), TIFF, JPEG への書き出し
  • すべての3D Viewer がPET-CT の'フュージョン'とCardiac CT の'4D モード'をサポート

最適化

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  • Altivec (Velocity Engine) による高速化 (8〜10倍まで高速化)
  • G5 (G5 プロセッサで最高のパフォーマンス)
  • マルチスレッド
  • 非同期入力
  • マルチプロセッサ対応による高速化
  • Altivec とマルチスレッド対応のvImage ライブラリ
  • 2D Viewer とすべての3D Viewer がOpenGL 対応
  • グラフィックカードによる高速化
  • X-Grid (グリッドコンピューティング)

拡張性と系統的リサーチ

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  • OsiriX はダイナミックなプラグイン構造をサポート
  • B&W 画像やカラー画像のARGB 値に対して、32bit 浮動小数点で直接ピクセル画素にアクセス
  • ウインドウの作成、管理
  • ココアフレームワークのすべてにアクセス
  • OpneGL による描画の生成、管理
  • IDL より高速、ImageJ より使いやすい!

オープンソースコンポーネントが基盤

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  • Cocoa Framework (OpenStep, GNUStep, NextStep) -- GUI 環境開発のためのオブジェクト指向とクラスプラットホーム。
  • Objective-C language -- C++ の長所を有し、その複雑性を排除したオブジェクト指向言語。オブジェクティブC 言語は強力なメモリ管理機能も提供。オープンソース、クロスプラットフォームであるコンパイラ ‘‘GNU CompilerCollection’’ (GCC) は、オブジェクティブC フレームワークのコンパイルに使用されている。
  • VTK (Visualization Toolkit) -- 科学分野において広く利用されている3D 画像処理・描画のためのオブジェクト指向、オープンソース且つクラスプラットフォームなライブラリ。このツールキットは3D データの操作、表示に膨大な機能を提供。
  • ITK (Insight Toolkit) -- 医用画像処理のライブラリ拡張セット。VTK ライブラリの拡張であり、同じフレームワークに基づいている。医用画像分野で課題となっている、画像の分割や異機種間の画像登録を解決するために開発され、これらの処理に必要な2D, 3D 処理アルゴリズム一式を提供。
  • PixelMed (David Clunie) -- DICOM データの読み書き、DICOM ネットワークとファイルサポート、DICOM データベース、ディレクトリ構造・画像・レポート・スペクトル表示のサポート及びDICOM オブジェクト認識のために、コードを実行するスタンドアローンのDICOM toolkit。
  • Papyrus 3.0 (Digital Imaging Unit) -- ジュネーブ大学で開発された公開ライブラリであり、メタデータを含むDICOM ファイルの読み書きに必要な機能を提供する。
  • DICOM Offis Toolkit -- DICOM 通信プロトコールをサポートするクラスプラットフォームライブラリであり、PACS ネットワークにおけるDICOM 画像のquery, send, retrieve から受信までを可能にする。
  • OpenGL -- 3D 画像描画機能の業界標準グラフィックライブラリ。3D ゲーム市場の成長に伴い、Open GL はPC 市場のグラフィックボードメーカーに採用され、3D グラフィックカードを利用したハードウエア処理を高速化する。ハードウエア処理の高速化を可能とする唯一のクラスプラットホームライブラリ。
  • XML-Expat -- C 言語で記述されたXML パーサライブラリ。XML 文書内の読み込まれたデータをアプリケーションプログラムに伝達するストリーム型パーサ。
  • LibTIFF -- 画像データの記録に広く利用されているTag Image File Format (TIFF) をサポートするソフトウエア。
  • Jasper -- JPEG-2000 Part-1 standard (ISO/IEC 15444-1) で指定されたコーデックをソフトウエアベースで実行。JasPer ソフトウエアはC 言語で記述されている。
  • LibJPEG -- 広く利用されているJPEG 圧縮形式用のフリ−ライブラリ。

OsiriX オープンソースアーキテクチャの図解

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OsiriXアーキテクチャ

OsiriX
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