Python/streamlit
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Streamlitとは
[編集]Streamlitは、Pythonで作成されたオープンソースのフレームワークであり、データの可視化やウェブアプリケーションの作成に使用されます。
特徴
[編集]Streamlitには、以下のような便利な特徴があります:
- シンプルで使いやすいインターフェース
- リアルタイムでのコード変更と更新
- データの可視化やインタラクティブな操作のサポート
- Pythonコードとの統合が容易
主な組み込み関数とメソッド
[編集]Streamlitには多くの組み込み関数とメソッドがあり、ウェブアプリケーションの開発を容易にします。以下に主な関数とメソッドを紹介します:
st.write()
: テキストやデータフレームなどの情報を表示します。st.title()
: アプリケーションのタイトルを設定します。st.markdown()
: Markdown形式のテキストを表示します。st.dataframe()
: データフレームを表示します。st.sidebar
: サイドバーを作成し、ユーザーインターフェースを整理します。st.button()
: ボタンを作成し、ユーザーの入力を受け付けます。st.slider()
: スライダーを作成し、数値の選択を可能にします。st.selectbox()
: ドロップダウンメニューを作成し、選択肢から選べるようにします。
例
[編集]以下に、Streamlitを使用した基本的なウェブアプリケーションの例を示します。この例では、タイトルの表示、テキストの表示、データフレームの表示、Markdownの使用方法を紹介します。
- your_app.py
import streamlit as st import pandas as pd import numpy as np # アプリケーションのタイトルを設定 st.title('サンプルStreamlitアプリケーション') # テキストの表示 st.write("これはテキストの表示例です。") # データフレームの作成と表示 data = pd.DataFrame( np.random.randn(10, 5), columns=('A', 'B', 'C', 'D', 'E') ) st.dataframe(data) # マークダウンの表示 st.markdown(""" ## これはマークダウンの見出しです - リストアイテム1 - リストアイテム2 """) # サイドバーの作成 st.sidebar.title("サイドバー") option = st.sidebar.selectbox( 'あなたの好きな数字を選んでください', list(range(1, 11)) ) st.sidebar.write('あなたが選んだ数字は', option) # ボタンの作成と動作 if st.button('クリックしてみて'): st.write('ボタンがクリックされました!') # スライダーの作成と使用 age = st.slider('あなたの年齢を選んでください', 0, 130, 25) st.write("あなたの年齢は", age, "歳です。")
このコードを実行すると、以下のようなウェブアプリケーションが表示されます:
- タイトル: アプリケーションのタイトルが表示されます。
- テキスト: シンプルなテキストが表示されます。
- データフレーム: ランダムなデータを含むデータフレームが表示されます。
- マークダウン: Markdown形式の見出しとリストが表示されます。
- サイドバー: サイドバーに選択ボックスが表示され、ユーザーが数字を選択できます。
- ボタン: ボタンが表示され、クリックするとメッセージが表示されます。
- スライダー: スライダーが表示され、ユーザーが年齢を選択できます。
インストール
[編集]Streamlitをインストールするには、ターミナルで以下のコマンドを実行してください:
$ pip install streamlit
インストールが完了したら、以下のコマンドでアプリケーションを実行できます:
$ streamlit run your_app.py