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Wikijunior:大型ネコ/ライガー

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』



ライガー(学名:Panthera leo × Panthera tigris)は、母親がトラ、父親がライオンの間に生まれた動物のことを指します。一般的(いっぱんてき)に野生で生まれることはほとんどなく、人工的に繁殖(はんしょく)され育つのがほとんどです。

生まれ方

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トラの母親とライオンの父親の間に生まれるものをライガーといいます。 逆に、トラの父親とライオンの母親の間に生まれる子をタイゴンといいます。

普通野生では生まれないため、骨の発育が遅かったり、がんになってしまう個体などが多く、多くのライガーが6歳以下で命を落とすとされています。


特徴(とくちょう)

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多くの個体は、ライオンに似て、たてがみを持ったりすることが多いです。また、ふつうのトラやライオンに比べて、体が大きい個体が多いです。最大のネコ科の動物の体重でも300kgが限界なのに対し、ライガーはそれが普通、さらに大きく400kgに到達する個体もいます。


その後の繁殖(はんしょく)

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タイゴンとともに、オスは全く繁殖力を持ちません。よって、ライガーの子孫はほぼいません。ごくまれにライガーのメスが繁殖力を持っていることがありますが、たとえそれで子を作ったりしてもその後の子は繁殖力を全く持たず、そこで子孫が途切れてしまうことが多いです。