ウィキデータ
ウィキデータ(うぃきでーた)とは、ウィキメディア財団が提供している、データベースのことである。ここでは、その存在意義と使い方について解説する。
はじめに
[編集]このウィキブックス以外にも姉妹プロジェクトがあることをご存じでしょうか。まず姉妹プロジェクトとは、簡単に言うと、同じ財団が行っている、別のサービスのことを指します。ウィキブックスを運営しているウィキメディア財団は、ウィキペディアやコモンズも運営を行っています。
一方で、各サイトでそれぞれの項目について、ページを作ることができます。例えば、ウィキブックス上に「日本漢字能力検定」という項目があれば、ウィキペディアにも「日本漢字能力検定」というページがあります。更にウィキペディア上には、ほかの言語で書かれた記事もあります。例えば、「ほかの言語で書かれて記事を見てみたい」「他プロジェクトではどう書かれているだろうか」と思って探そうとしても、特に(他言語の場合)探すのが大変です。
そこで、役に立つのが「ウィキデータ」になります。ウィキデータは、ウィキメディア財団上にある記事を紐づけすることにより、関連した項目について簡単に閲覧することができます。
まずは見てみよう
[編集]実際のデータを早速見てみましょう。 左のメニューの「ツールボックス」にある、「ウィキデータ項目」をクリックしてみましょう(このページを参照しながら見たい場合は、リンクの上で右クリックし、新しいダブで開いてください)。もし、「ウィキデータ項目」が見当たらない場合、「ページ情報」をクリックし、その項目が紐づけられているか確認しましょう。
「ウィキデータ項目ID」が「なし」になっている場合、紐づけられていないので、ほかの項目で見てみましょう。「Qxxxx」となっている場合は、紐づけられている状態になっています。このリンクをクリックしても、ウィキデータのページに飛ぶことができます。
すると、次のようなページにアクセスできます。
ウィキデータは基本的に英語で書かれていることが多いですが、日本語用の説明には、日本語を用います。また、ログインしていれば、多くの説明を日本語で行うことができますので、ログインして作業を行うことをおすすめします。
まず、タイトル部分に注目しましょう。表題が書かれています。この表題は、日本語が設定されていれば日本語で表示され、設定されていない場合は、英語もしくは「No label defined」と表示されます。そして、その横にQから始まる番号があります。この番号がウィキ・プロジェクト上で、その項目に対する共通の番号になっています。例えば、この「ウィキデータ」は"Q2013"となっています。 そして、右(ページ幅によっては一番下)にあるのがその項目と紐づけられている項目・言語となります。例えば、この「ウィキデータ」という項目に対し、ウィキペディアに紐づけられている言語は99言語(2020年4月現在)になっていることがわかります。ほかのプロジェクトの紐づけ状況も見ることができ、ウィキニュースは4言語、ウィキクォートは2言語などとなっています(全て2020年4月現在)。各リンクをクリックすると、そのページに飛ぶことができます。
実際に紐付けしてみよう
[編集](準備中)
まとめ
[編集]各プロジェクト間を連携させるためには、ウィキデータに紐づけすることが大切です。ウィキブックスで新規項目を作成したときは、ぜひウィキデータに紐づけするようにしましょう。