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フランス語/文法/動詞/直説法複合過去

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

直説法複合過去とは、過去形の一種で、一般に過去の事柄を描写するために用いられ、英語の現在完了・過去形のほぼすべての働きを含んでいます[1]
日常フランス語においてはほぼこの過去形が使用されます[1]。ただし、直説法半過去との違いに注意してください。

  • Il a étudié le français. - 彼はフランス語を勉強しました。

その作り方は

  • avoir / être + 過去分詞

です。
avoir と êtreの使い分けは、後ほど説明します。

規則動詞

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-er

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単数複数
1人称j'ai parlénous avons parlé
2人称t'as parlévous avez parlé
3人称il a parlé/elle a parléils ont parlé

-ir

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単数複数
1人称j'ai fininous avons fini
2人称tu as finivous avez fini
3人称il a fini/elle a finiils ont fini

不規則動詞

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-re

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単数複数
1人称j'ai attendunous avons attendu
2人称tu as attenduvous avez attendu
3人称il a attenduils ont attendu

-oir

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単数複数
1人称j'ai voulunous avons voulu
2人称tu as vouluvous avez voulu
3人称il a vouluils ont voulu

ÊtreとAvoirの違い

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一部の動詞の複合過去には、avoirを用いることはできません[1]。 様々な動詞がありますが、一般的に移動に関係する動詞にはêtreが使われます。

なお、êtreの複合過去の時のみ、性数一致が起こります。

単数複数
1人称je suis allénous sommes allés
2人称tu es allévous êtes allés
3人称il est allé/elle est alléeils sont allés/elles sont allées
単数複数
1人称je suis nénous sommes nés
2人称tu es névous êtes nés
3人称il est né/elle est néeils sont nés/ elles sont nées

半過去と複合過去の違い

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半過去は時間軸上の持続する長さを意味し、複合過去は時間軸上の一点を意味しています。 つまり、半過去は過去を状態とするのに対して、複合過去は過去の事実や行為の報告である[1]

脚注

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  1. ^ 1.0 1.1 1.2 1.3 川本 茂雄『英語からフランス語へ』1975年,第三書房
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