中学受験社会/地理/上巻
中学受験社会/地理/上巻では、これから中学受験をされる方への社会科地理分野を解説します。
地図の見方
[編集]地図の縮尺
[編集]地図上では実際の距離を、そのまま地図に表すことはできません。元の大きさのままそこで、縮小してかいています。
この、実際の距離を、地図に、ちぢめた割合を、縮尺といいます。
縮尺は、分数で、あらわします。
5万分の1の縮尺の地図では、地図上での 1cm の距離は、実物では、 50000cm = 500m になります。
縮尺の数字は、5万分の1だけでなく、他の数字の場合もあります。
2万5千分の1の縮尺の地図では、地図上での 1cm の距離は、実物では、 25000cm = 250m になります。
10万分の1の縮尺の地図では、地図上での 1cm の距離は、実物では、 100000cm = 1000m = 1km になります。
縮尺の表し方は、「5万分の1」といった表し方のほかにも といった表し方や、 あるいは 1:50000 と、表す場合も、あります。
日本の国土の全体の地図や、県の地図など、正確で広い地図をつくるのは、とても、手間が、かかります。
正確な地図は、距離をはかるだけでなく、高さも、はからないと、いけません。
日本では、国土地理院が、正確な地図を発行しています。
- 等高線(とうこうせん)
おなじ高さの地点を結んだ線を 等高線(とうこうせん)といいます。
山の高さ や 谷の深さなど、地図上での土地の高さは、等高線を つかって あらわします。
等高線の間かく(かんかく)が、せまいほど、実物のかたむきが、急です。
等高線の間かくが、広いほど、実物のかたむきが、ゆるやかです。
地図記号
[編集]都道府県
[編集]日本の地形
[編集]山脈・山地
[編集]河川・湖
[編集]平野
[編集]半島
[編集]各地方の暮らし
[編集]岐阜県のあたりにある、
この三つの川の下流の流域は堤防で囲まれている土地が多いです。堤防で囲まれた土地を輪中(わじゅう)と言います。 濃尾平野の川の流域には輪中が多いです。
輪中の中の土地の高さは川の水面と同じくらいか、水面よりも低いことが多いです。
この濃尾平野の輪中には、水田が多いです。
この土地は低地なので水がたまりやすいので、水はけがわるいです。水田は水を必要としますが、水がたまりすぎても、稲はよく育ちません。なので、この土地の人は、かわりに水田を高くしようと、土をもって、そのうえに水田をつくります。水田のまわりの土を掘って、その掘った土で田を高くするので 堀田(ほりた) といいます。
最近では、洪水は起きていませんが、もし起きても、被害(ひがい)が少なくなるように、この輪中の住人たちは工夫をしています。
この輪中の土地では、家をたてるときは、盛り土をして家の土台を高くします。
こうすることで、もし洪水が起きても、ひがいを減らしたいわけです。
日本の各地方の気候
[編集]日本には、大きく分けて6つの気候があります。ここでは、その一つ一つを詳しく学びます。 気候の勉強をするときは、雨温図をよく見るとよいです。
北海道の気候
[編集]北海道の気候は、北海道に見られる気候です。
特徴
[編集]- 気温が1年を通して低く、冬には0℃を下回ることもある。
- 降水量が少なく、梅雨がない。
雨温図
[編集]-誰か雨温図を貼り付けてください。-
日本海側の気候
[編集]日本海側の気候は、日本海側の府県に見られる気候です。
特徴
[編集]- 冬の降水量が多い。(雪がたくさん降る。)
雨温図
[編集]太平洋側の気候
[編集]太平洋側の気候は、
特徴
[編集]- 夏の降水量が他の場所よりも多い。
- 冬は乾燥する。
雨温図
[編集]中央高地の気候
[編集]中央高地の気候は、中部地方の海に面さない場所に見られる気候です。(長野県や山梨県など)
特徴
[編集]- 1年を通して降水量が少ない。
- 夏と冬の気温の差が大きい。
- 涼しい。
雨温図
[編集]瀬戸内の気候
[編集]瀬戸内の気候は、瀬戸内海に面する場所に見られる気候です。
特徴
[編集]- 四国山地や中国山地に季節風が遮られ、1年を通して降水量が少ない。
- 比較的温暖。
雨温図
[編集]南西諸島の気候
[編集]南西諸島の気候は、沖縄県に見られる気候です。
特徴
[編集]- 台風がよく通るため、夏の降水量が多い。
- だが、大きい川がないため、水不足になりやすい。
- 1年を通して温暖である。
気候を見分ける方法
[編集]雨温図が6つ出てきて、それぞれどの気候かを選ぶ問題は中学入試の定番問題である。
特徴的な気候は日本海側の気候、南西諸島の気候なので、そこから選んでいく。その後、太平洋側を選び、残りは全て降水量が少ない気候になる。残りの見分け方は、まず、冬に気温が0℃を下回っている北海道から選び、その次は自分に合ったやり方でどちらかを選ぶと良い。
中央高地か瀬戸内かは、気温に着目すると良い。
日本海側→南西諸島→太平洋側→北海道→中央高地か瀬戸内か
世界地理
[編集]関連項目
[編集]下巻
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