中学生活ガイド

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中学生活ガイドへようこそ! ここでは中学生のみなさんに対して、生活の参考となる可能性がある事項について、記述します。


このページ (中学生活ガイド) では、中学生活ガイドについて説明します。なお、独自研究や中立性を欠いた文章を含んでいる場合があります。独自研究の中には多くの場で共有されている意見もあれば、少数の意見もありますのでご注意ください。


通学[編集]

この項目での前編集では、登下校時に犯罪に巻き込まれないための注意が書かれていました。もちろん意味のある、重要な事ですが、その編集者の子供や年少者に語りたい内容に関して、不審な偏向がある気がしないでもない、でもそんなことを指摘しても仕方ないので、その経緯にしたがって、中学生が登下校時に犯罪に巻き込まれないように、注意喚起の記述を書きたいと思います。

まず、前編集にしたがって、小学校時の安全対策の状況について少し書いておきます。多くの小学校で、集団で登校し、個人で帰る、という登下校のスタイルが取られているようです。しかし筆者の知る限りでは、多くの小学生は基本は個人登校個人下校で、特別な時だけ、集団下校がなされる、という場合も多いように感じます。また、特別に何らかの地域の危険状況があるときは、学校から家庭に通知が配られ、注意喚起がなされることが多いようです。

しかし中学校では、もはや、個人登校、個人下校が多くなりますよね。

とにかく何だかんだで、子供は、そして実は大人でも、犯罪に巻き込まれるリスクはあるので、それぞれの人がそういうことに関して情報を集めて、注意して生活していくのがいいと思います。

ちなみにこれは、主に年少者、小学生向けの企画だと思いますが、子供が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、北海道警察が中心になって作った、「いかのおすし歌と踊り」というのがありますので、歌詞を紹介しておきます。(公益のために著作権は放棄されています)。ちなみに北海道のイカのお寿司は凄く美味しいよ^^。


『いかのおすし』

札幌国際大学いかのおすしプロジェクト

作詞:岩野あゆみ

作曲:長谷川 尚輝

振り付け:後藤みのり


1

知らない人に ついていかない (いか)

知らない人の 車に乗らない (の)


怖いときは「たすけて」と 大声を出す (お)

その場から すぐ逃げる (す)

何があったか おうちの人に 知らせる (し)


いかのおすし いかのおすし

行かない 乗らない 大声を出す

いかのおすし いかのおすし

すぐ逃げる 知らせる

いかのおすし


2

寄り道しないで おうちに帰ろう

暗くなる前に みんなで帰ろう


誰とどこに行くのかを 出掛ける時は

うちの人に 伝えよう

みんなで守ろう いかのおすしの お約束


いかのおすし いかのおすし

行かない 乗らない 大声を出す

いかのおすし いかのおすし

すぐ逃げる 知らせる

いかのおすし


みんなで守ろう 忘れちゃダメダメ

いかのおすし 守ろう

学校内[編集]

休み時間[編集]

※2020年以降、大きく学校生活が変わりましたので、この内容も古い可能性があります。

休み時間の過ごし方なんて、基本的に幼稚園から大学、そして、社会人になっても自由でしょう。とはいえ、ある程度望ましい行動というのはあるかもしれません。現編集者が推奨するのは、少なくとも次の時限の準備は、しておくのがいいと思います。

前編集者の記述によると、校庭などは昼休みなど一部の休み時間を除き使用禁止という学校も多く、学校によっては生徒が遊ぶ目的での立ち入りを禁じている学校もあるようです。ただ、この文章は他の編集者によって、要出典テンプレートが張られていましたから、内容の信頼性は低い記述です。

現役中学生の編集者が加筆すると、校庭などは使用禁止です。ただし、これも広範囲に調査した結果ではないので、校庭が使用禁止という学校は存在する程度にお考えください。

現編集者の個人的な意見を書くと、基本的に学校というのは生徒の所有物ではありませんし、管理者や教師の定めたルールに従って利用するのが正当な態度だと思います。

定期試験[編集]

中学生より、定期試験が始まります。

中1の段階では多くの場合、5月の中盤~終わり頃に試験があります。このとき、中2や中3には試験がない場合が多いようです。

これは、中1の学力を確かめるためといわれます。また、この時の問題はそれ以降の試験に比べて簡単なものになっている傾向があります。そのため、平均点が高い傾向にあります。

しかし、この段階では勉強方法がよくわかっていないケースも多く、平均点ギリギリ勢も結構数います。また、簡単な知識問題が多い傾向なので、記憶が得意な生徒が有利になる傾向です。

通学先によって、前期・後期とあれば、学期ごとの5回分のいづれかに分けられます。試験の10日から最低でも7日前くらいに出題範囲が発表されます。同時に、試験の前後に出題範囲のワークなどの提出物の期限が設けられます。また、大半の部活動もこの期間はありません。

多くの学校では、「主体的に取り組む態度」の評価対象に提出物が含まれているので、必ずやりましょう。計画性がない方は最初のうちに片付けましょう(2~3日以内が目安)。

また、計画を立てるときは、現実的に立てましょう。実現不可能の計画を立てて、崩壊すれば意味がありません。が、最初はそのような失敗を犯すこともあるでしょう。


「試験は、知識問題が多いので、記憶が得意な生徒は教科書・問題集・準拠プリントの文章をしっかり覚えると、満点近く取れることが多いです」という時代もあったそうですが、近年(少なくとも2022年以降)では思考判断表現(思判表)の問題の配点もかなり高いので、知識問題に55点以上の配点はあるでしょうが、思判表の問題がとれなければ平気で平均点を下回ります。

教師によっては、知識問題と思判表の問題を50点/50点で出すこともあります。

「「中学の定期試験は非常に簡単です。国語・英語以外は高速で是非終わらせなければなりません。」と主張する編集者もいますが、それがうまくいくのは、ごく一部の記憶に秀でた生徒だけでしょう。」と指摘する編集者もいますが、最近ではもはやごく一部の記憶に秀でた生徒でさえ、これが十分にうまくいかない傾向にあります。

もともと、国語や英語は思判表が問われる教科ですから、それが他教科にも波及した現代では当然ともいえます。

たまに、学校のワークが使い物にならないケースがあります。特に社会や理科でその傾向が強いです。

この場合は、市販品を買いましょう。市販品は結構上手にできています。

それでも一夜漬けしてしまう諸君へ[編集]

計画的に勉強できず、一夜漬けしてしまう方もいるかと思います。まず、一夜漬けになりそうな傾向があった場合、国語・数学・英語などの思考力が重要になる問題を先にやりましょう。

後半になってこれらをやると、恐ろしい数の間違えを犯します。持っている能力の半分以下ぐらいしか出ていないのではないのでしょうか。

あと、仮眠を取りましょう。編集者のおすすめは20分です。これが一番効率が良いと考えます(15分という説もある。)。

部活動について[編集]

※運動部の部活動は地域移行化している学校もあります。そのため、下の情報の内容が古く、分かり次第、内容を書き換えしようと考えています。

一般的に、中学校の部活動は放課後にほぼ毎日行われます(週に1度程度ではないことが多い)。全員必ずどこかの部に入部しなければならない学校と、そうでない学校があると思います。土曜日や日曜日も、部活動をする学校が多いでしょう。ただし、近年の「働き方改革」の一環として学校教員の拘束時間を減らそうという取り組みが全国各地で広まっており、部活動の活動時間は近年減少傾向にあります。部活動による拘束時間が長いと感じる人は少なくないでしょうね。ですから、部活に入部する際、本当に好きな分野の部活に入部するのがいいかもしれません。もし、漫画を描くのが好きであれば美術部などに入部するのもいいですよね。

現在、文化部では、週2~3程度の実施が多くなっています。

とはいえ、部活という機会を利用して、苦手な事や、普段あまり親しんでいないことをやってみたい、と、思う人もいるかもしれません。例えばこの機会に、スポーツや武道の世界に身を投じてみたい、という考えを持つ人も多いと思います。

前編集ではそのような柔軟な発想を禁じるような文章が書かれていましたが、そんなわけはないですよね。基本的に人生は自由ですから、やりたいこと、やろうと思ったことをやってみるのが、いちばんいい事だと思います。

登山家、冒険家の植村直己さん、世界最高峰エベレストに日本人で初めて登頂し国民栄誉賞も受賞しましたが、アラスカのマッキンリー山冬期単独登頂を果たした直後に消息不明となり、それっきりになってしまった方ですが、登山部に入ったきっかけは、「どこかに所属しなければならなかったので一番空いていた登山部に行った」と語っていたそうです。

また、部活動は一度入部すると他の部に変更するのが困難だ、という指摘があります。原則として、なんの届出もしなければ、1年生のときに入部していた部活を、2年生のときも同じ部活を続けることになるようです。毎年入部届けを出す学校もあります。(出さなければ帰宅部になります。)

そして、2年のときに入部していた部活を、3年のときもそのままに所属することが多い。所属する部の変更は、年度の変わり目でなければ認めない決まりを持つ学校もあるようです。部活変更が認められる学校であっても、部費は二重に払う必要が出てきます。

日本の部活

日本の学校は学校で、部活動というのは歴史的経緯もありますし、過去の様々な習慣を引き継いだうえで、今の形になっているのでしょう。

もう少し気軽にいろいろな部活を体験できるような形態で行われている方がいいのではないか、という意見もありますが、やはり中学校 3年間、同じことを継続的に活動していくという美徳や利点もありますし、今後も、今のスタイルを基盤に、学校の部活が運営されていくと思われます。

1990年代ごろから日本の部活形態の問題点が議論されており、その年代の高校の英語教科書などでも「日本の学校とアメリカの学校との文化のちがい」などを説明した英文などで、学校における部活の形態や意識の違いが紹介されていました。

上の 1段落は、前編集者が記述したものですが、実際に日本の部活運営が今後どうなっていくかは別の話として、ここに書かれているような議論や、教科書の英文の出典を示していただければ、この問題に興味を持ち、意見を持っている人たちにとって、有益な参考になると思います。


基本的に学校、中学校の部活というのは、生徒の自治領域ですから、何か人間関係のトラブルが起きた時には、対処はなかなか難しいものになります。中学生同士で様々な集団や人間の軋轢を解決しようとしても、さらに事態が悪化することも多いですし、やはり深刻な事態が起きた時には、顧問や教師や保護者、場合によってはさらに上位の公的機関に相談するのが解決の道になるでしょう。

高校受験[編集]

調査書[編集]

やはり学生にとって、というかあらゆる人にとって進路というのは一大テーマですので、中学生にとっての進路、進学と就職に関しては記述せざるを得ません。しばらくはその中でも高校受験について書いていきたいと思います。

とはいえ個人的な意見としては、人間何らかの目的があるにしても、生活のあらゆること、思考と行動のあらゆることをその目的に特化させ、その目的を果たすこと以外は一切斟酌しない人生を送ることが、ほんとうに偉くて価値のあることなのか、大いに疑問に思っています。

人生には、その時々の目的を果たすこと以外にも、そして以上にも、もっと普遍的で重要なテーマ、課題が常にあるようにも思います。

しかし事実問題としては、やはり将来入りたいと思う高校があって、受験時にそこに不合格になるのは面白くない事なので、この項目ではいわゆる中学校の調査書、内申点について書いていきます。

現編集者はその事実についての知識は不足していますので、前編集を再編集する形で解説します。しかしその前編集は別の(あるいは同じ?)編集者の配慮によって、ほとんどの部分に要出典テンプレートが張られていましたので、その配慮を継承して、信頼度が低い記述についてすべて、要出典テンプレートを広げたまま記述します。

中学校では通信簿などでの評価を「内申点(ないしんてん)」というようになり、その内申点は高校受験の際、公立高校が志望校(行きたい高校)であればその志望校に送られます。送られる内申点は[要出典]

1. 3学年全て

2. 第3学年全部

3. 第3学年3学期のみ

の3パターンのうちどれか(学校や市町村によって異なるので、学校に確認しても良い)です(例:東京都は中学校3年のみしか受験時には送りません。神奈川県は中2、中3の2年送ります。埼玉県および千葉県は3年間全て送ります)。結局ここに挙げた 1 - 3 の順番で確率が高いですね。最も確率の低い第 3学年 3学期のみという場合でも送られることには変わりませんし、人によっては異なりますが、ほぼ全ての教員が「 3学期の内申点はその年度の 1・2 学期に 3学期の成績も考慮する」ということが多く、すなわち 3年生となったころにすでに 3学期の通信簿に何が書かれているかもほぼほぼ決まる傾向はあるようです。そもそも 3学年の 3学期のみ送られるというパターンは少ないですし、一方で、公立高校以外を志望する人もいますよね。[要出典]

内申書の執筆者とは、何者か?[編集]

もちろんそれは、担任の教師のことですが、実はすべての人間は、口先で偉そうな事ばっか言って賢人を気取ってるうっとうしい奴でも皆、完全に自分の主観だけで生きています。

ですから多かれ少なかれ個人の好みで判断が偏向しますし、ですから教師に嫌われた場合には、内申書の記述で不利になってしまう場合はあるでしょうね。

しかしねー、人生それはそれなんだよね。馬鹿馬鹿しい内申点を良くしたいために、性根の腐った嫌な教師に好かれようと努力するなんて、さらに馬鹿馬鹿しいことだと思うぜ^^。

高校進学の経済[編集]

現在は、高校授業料無償化・就学支援金支給制度の議論がありますので、一昔前と少し状況が変わっていますが、一般に公立高校は経済的に負担が少なく、一方で内申点の比重は高い。私立高校は経済的な負担が大きいが、内申点の比重は少ない。そう考えられています。

工業高校や商業高校などの職業高校の場合、多くは、公立高校ですよね。一方で通信制や定時制高校などの選択肢もあります。

最近では公共が教育の経済的な支援を強力にするという視点が出てきましたが、様々な自分自身の状況と環境を考えつつ、望ましい進路を見出していくのが良いと思います。

学校以外の活動について[編集]

以前も書きましたが、今後の高校合格に目的を特化して生きるのなら、内申点がどうの、反映がどうの、勉強時間がどうの、などと面倒なことをあれこれ考えて生きていかなけれないけませんが、実は人生って意外といい加減で想定外なもので、利益を求めてきゅうきゅうと生きるより、もっと素朴に、自然に、ある意味馬鹿になって生きる方が、なんだかんだで物事いい結果になることも多いですよ。

ですから、学校や勉強だけが大事だと思わないで、様々なそれ以外の世界に身を投じて生きていくことが、そして、自分自身の楽しみや充実感を大事にして、日々生活していくのが、いい事だと思います。

漢字検定並びに実用英語技能検定[編集]

漢字検定(以下、漢検)や実用英語技能検定(以下、英検)を受けることは、学校生活の充実のためにも、高校入試対策にも非常に有意義です。

漢検[編集]

高等学校や全国の大学などのうち3校に2校が入試で漢検を活用しています[1]。目安は漢検3級からです。強制的に全員受験させられる中学校もあるほどです。なぜなら 3級は「中学校卒業程度」であり、生きていくうえで日常において使用する漢字のほとんどが入っています。

なお、このページの一番下にある「外部リンク」というページに漢検の公式サイトがあります。そちらで漢検を受けることの有意義さや勉強方法などが書かれています。漢検を受けてみよう、と思った人はぜひリンクを辿ってみて下さい。また、このウィキブックス日本語版には小さい子どもに向けたウィキジュニアという将来的にウィキブックスから独立するプロジェクトがあり、その1つのWikijunior:漢字検定のコツというページで漢字検定のコツが紹介されています。また、ウィキブックス日本語版の漢字検定に関する教科書もありますよ。

英検[編集]

英検も面白い検定試験だと思いますよ。ウィキブックス日本語版にも教科書が書かれています。

私立高校の受験[編集]

私立高校では受験の際に内申点を参考にしない高校も多くあります。一方で、内申点の比重が当日の試験の結果に比べ、高めの私立高校もあります。 また、全国模試など全国で共通した問題で共通した難易度の試験の成績を、受験での得点に少し加点する私立高校もあります。ただしごく一部の場合だけのようです。(日本全国の共通でなくとも、「関東地方共通」、「都道府県共通」などといった模試の成績を同様に入試に加点する私立高校もある)。 一般的な傾向としては、私立高校の入試の中心的な判定基準は、入試当日の筆記試験の得点重視になるようだ。 [要出典]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]