公認会計士試験/平成30年第I回短答式/管理会計論/問題15
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問題
[編集]原価管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)
ア.原価企画における目標原価の算定方法として積上げ法を用いた場合,技術的な観点よりも,企業の戦略と結び付けた総合的な利益管理手法として原価企画を活用することができる。
イ.原価維持の目的は,主として作業の不能率の防止による標準原価の達成にあるが,原価改善の目的は,改善目標が標準自体の引下げであり,単に標準作業を正しく実行しているだけではなく,改善がなければ達成できないレベルを目指している。
ウ.我が国では,原価企画により製品の開発段階で大幅な原価低減が実現できるならば,当該製品の品質や機能が多少低下したとしても許容される。
エ.統合法による原価企画においては,市場の状況から予定販売価格を決定し,次いで目標利益との関係から許容原価が導かれる。そして,技術者の現状見積りによる成行原価を基礎にVE 等の活用によって原価低減活動を行い,許容原価との擦合せから目標原価が決定される。
- 1.アイ
- 2.アウ
- 3.アエ
- 4.イウ
- 5.イエ
- 6.ウエ
正解
[編集]5
解説
[編集]ア.原価企画における目標原価の算定方法として積上げ法控除法を用いた場合,技術的な観点よりも,企業の戦略と結び付けた総合的な利益管理手法として原価企画を活用することができる。
ウ.我が国では,原価企画により製品の開発段階で大幅な原価低減が実現できるならば,当該製品の品質や機能が多少低下したとしても許容される許容されない。