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公認会計士試験/平成30年第I回短答式/財務会計論/問題20

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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問題[編集]

 連結財務諸表の作成に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8点)

ア.同一環境下で行われた同一性質の取引等について,親会社および子会社が採用する会計処理は,原則として統一するが,会計処理の統一に当たっては,子会社の会計処理を親会社の会計処理に合わせる場合のほか,親会社の会計処理を子会社の会計処理に合わせる場合も考えられる。

イ.子会社の取得が複数の取引により達成された場合,親会社の子会社に対する投資とこれに対応する子会社の資本を相殺消去する際の親会社の投資の金額は,支配を獲得するに至った個々の取引ごとの原価の合計額に基づいて算定される。

ウ.連結会社相互間の取引によって取得した棚卸資産,固定資産その他の資産に含まれる未実現損益は,金額に重要性が乏しい場合を除き,その全額を消去する。ただし,未実現損失については,売手側の帳簿価額のうち回収不能と認められる部分は消去しない。

エ.子会社株式の追加取得に係るキャッシュ・フローについては,連結キャッシュ・フロー計算書上,「投資活動によるキャッシュ・フロー」の区分に記載する。

1. アイ
2. アウ
3. アエ
4. イウ
5. イエ
6. ウエ

正解[編集]

2

解説[編集]

ア.同一環境下で行われた同一性質の取引等について,親会社および子会社が採用する会計処理は,原則として統一するが,会計処理の統一に当たっては,子会社の会計処理を親会社の会計処理に合わせる場合のほか,親会社の会計処理を子会社の会計処理に合わせる場合も考えられる。連結財務諸表に関する会計基準17項57項58項

イ.子会社の取得が複数の取引により達成された場合,親会社の子会社に対する投資とこれに対応する子会社の資本を相殺消去する際の親会社の投資の金額は,支配を獲得するに至った個々の取引ごとの原価の合計額支配獲得日の時価に基づいて算定される。連結財務諸表に関する会計基準23項(1)62項

ウ.連結会社相互間の取引によって取得した棚卸資産,固定資産その他の資産に含まれる未実現損益は,金額に重要性が乏しい場合を除き,その全額を消去する。ただし,未実現損失については,売手側の帳簿価額のうち回収不能と認められる部分は消去しない。連結財務諸表に関する会計基準36項37項

エ.子会社株式の追加取得に係るキャッシュ・フローについては,連結キャッシュ・フロー計算書上,「投資活動によるキャッシュ・フロー」「財務活動によるキャッシュ・フロー」の区分に記載する。連結キャッシュ・フロー実務指針9-2項

参照法令等[編集]

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