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公認会計士試験/平成30年第I回短答式/財務会計論/問題5

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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問題[編集]

 次の〔資料〕に基づき,当社が当期末の決算のために取引銀行より取り寄せた,決算日の残高証明書における当座預金の金額として最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(8点)

資料

1.当社では,決算に際して,当社の当座預金勘定残高と取引銀行が発行した残高証明書における当座預金の金額とに差異があった場合には,その差異の原因を調査し,当社の当座預金勘定を必要に応じて修正している。

2.当期決算日の当社の当座預金勘定の残高は,3,021,380円であったが,取引銀行が発行した残高証明書における決算日の当座預金の金額は( ? )円であった。

3.当期決算日の当社の当座預金勘定の残高と残高証明書の当座預金の金額の差異の原因として,以下の点が判明した。

(1) 機械購入代金支払のため当社が振り出した小切手1,035,000円が,当社に保管されたままであった。
(2) 備品購入代金支払のため当社は小切手274,600円を振り出し,決済も完了した旨の連絡を銀行から受け取っていたが,当社の当座預金勘定への記入が247,600円でなされていた。
(3) 買掛金支払のため当社が仕入先に小切手706,600円を振り出したが,仕入先は当該小切手の銀行への持込みを行っていなかった。
(4) 決算日の銀行営業時間終了後,夜間金庫に当座預金として預け入れた現金645,000円の銀行側での処理が,決算日翌日の入金となっていた。
(5) 決算日の前日に顧客より掛代金43,500円の当座預金への振込があったが,銀行からのこの旨の連絡が届いていなかった。
(6) 決算日の前日に得意先から販売代金として受け取った得意先振出の小切手372,500円を取引銀行に持ち込んだ会計処理を行ったが,担当者が当該小切手の銀行への持込みを失念していた。
1. 2,994,380千円
2. 3,021,380千円
3. 3,761,980千円
4. 3,815,980千円
5. 4,072,880千円
6. 4,363,480千円

正解[編集]

3

解説[編集]

企業残高 銀行残高
調整前 3,021,380 ∴3,761,980
(1)未渡小切手 +1,035,000
(2)誤記帳 △27,000
(3)未取付小切手 △706,600
(4)時間外預入 +645,000
(5)連絡未通知 +43,500
(6)誤記帳 △372,500
調整後 3,700,380 3,700,380
仕訳(参考)
(1) (借) 当座預金 1,035,000 (貸) 未払金 1,035,000
(2) (借) 未払金 27,000 (貸) 当座預金 27,000
(5) (借) 当座預金 43,500 (貸) 売掛金 43,500
(6) (借) 現金 372,500 (貸) 当座預金 372,500
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