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公認会計士試験/平成30年第II回短答式/財務会計論/問題9

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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問題[編集]

 当社は割賦販売業を営んでおり,収益の認識基準として回収期限到来基準,また,会計処理方法として対照勘定法を採用している。次の〔資料〕に基づき,X1 年度(X1 年4 月1 日〜X2 年3 月31 日)における売上高および営業利益の金額の組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(8点)

資料

1.X2 年1 月5 日に,売価75,000 千円(原価45,000 千円)の商品を10 回払いの割賦契約で販売した。
2.当該割賦契約では,X2 年1 月からX2 年10 月にわたり,毎月末に7,500 千円を支払うこととされている。
3.X2 年1 月末とX2 年2 月末は,契約どおりに入金された。しかし,X2 年3 月分は客先都合により入金がなされず,また,決算整理中においても入金されていない。
4.回収期限が到来している割賦債権については, 5 %の貸倒引当金を設定する。なお,貸倒引当金の期首残高はゼロであり,貸倒引当金繰入額は営業費用(販売費及び一般管理費)として処理する。
5.割賦債権に含まれる金利要素(利息相当分)に重要性はなく,金利部分は区分処理しないこととする。
売上高 営業利益
1. 15,000 5,625
2. 22,500 6,000
3. 22,500 8,625
4. 75,000 6,000
5. 75,000 8,625
6. 75,000 29,625

正解[編集]

3

解説[編集]

売上高(X1年度回収期限到来分:1月~3月)
75,000÷10回×3回=22,500
売上原価
45,000÷10回×3回=13,500
営業費用(販売費及び一般管理費)
7,500×5%=375(回収期限が到来したが未回収の債権に対する貸倒引当金繰入額)
営業利益
22,500-13,500-375=8,625
仕訳
仕入・販売
(借) 仕入 45,000 (貸) 買掛金 45,000
(借) 割賦販売契約 75,000 (貸) 割賦仮売上 75,000
X2.1 入金
(借) 現金預金 7,500 (貸) 割賦売上 7,500
(借) 割賦仮売上 7,500 (貸) 割賦販売契約 7,500
X2.2 入金
(借) 現金預金 7,500 (貸) 割賦売上 7,500
(借) 割賦仮売上 7,500 (貸) 割賦販売契約 7,500
X2.3 回収期限到来
(借) 割賦売掛金 7,500 (貸) 割賦売上 7,500
(借) 割賦仮売上 7,500 (貸) 割賦販売契約 7,500
決算整理1. 売上原価
(借) 割賦商品 31,500 (貸) 仕入 31,500
※45,000÷10回×7回
決算整理2. 貸倒引当金
(借) 貸倒引当金繰入額 375 (貸) 貸倒引当金 375
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