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GNU GPL詳説
ここでは、フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation 略称FSF)が発行するGNU General Public License(GNU GPLまたはGPLとも呼ばれる)について解説する。このライセンスは1989年、GNUプロジェクトのフリーソフトウェアに採用され、幾多の改訂を経たのち、多くのFLOSSに広く採用されている[1]。
本稿はGNU GPLを採用するFLOSS開発者やFLOSSを利用するユーザに向けて提供することを意図し、条文の理解を深め注意すべき点に着目できるよう、各条文毎にコメントを付ける形で執筆する。
ライセンスの原文はGNUプロジェクトのウェブサイトに存在する。また非公式の日本語訳が存在する。これに加え、IPAとSFLCが作成したGNU GPLv3逐条解説書が存在し、本稿はこちらを参考にしている。
目次
[編集]注意: 各条項は原文では"section"という名前で分けて書かれている。これは通常契約書等の法的文書では「条」と訳すケースが多いと思われるが、非公式日本語訳では「項」と訳している。また"section"には"subsection"が含まれる場合があるが、非公式日本語訳では「小項」と訳している(本来はこれが「項」と訳されるケースが多い)。ただし、記事内の記述及び記事名は混乱を回避する為一切訳さないものとする。
- /はじめに
- /バージョン3
- /バージョン3/Preamble
- /バージョン3/Section 0
- /バージョン3/Section 1
- /バージョン3/Section 2
- /バージョン3/Section 3
- /バージョン3/Section 4
- /バージョン3/Section 5
- /バージョン3/Section 6
- /バージョン3/Section 7
- /バージョン3/Section 8
- /バージョン3/Section 9
- /バージョン3/Section 10
- /バージョン3/Section 11
- /バージョン3/Section 12
- /バージョン3/Section 13
- /バージョン3/Section 14
- /バージョン3/Section 15
- /バージョン3/Section 16
- /バージョン3/Section 17
- ^ Black Duck Softwareという企業が発表したFLOSSプロジェクトでのライセンス採用状況のデータによると、2012年時点ではGPLv2は全体の40%、GPLv3は6%の採用率を得ている。(Top 20 Most Commonly Used Licenses in Open Source Projects)