名古屋大対策

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本項は、名古屋大学の「一般入学試験」対策に関する事項である。

名古屋大学(名大)は、最後に設立された帝国大学である。大学入試標準レベルの問題が中心の入試内容になっているので、受験生の勉強量の差が如実に現れる入試であると言える。

倍率は、年度によって変動もあるが、例年文系学部が2倍前後、理系学部が2~3倍程度である。近年倍率が上昇しており、特に文系で如実である。

英語(文理共通)[編集]

問題の出題数は4題で、2010年以降は、読解問題2題、会話文1題、英作文1題となっており、試験時間は105分である。 記述問題が中心で、その多くは字数制限が設けられている。 解答に時間のかかる設問が少なく、なかには標準的な問題も散見されるが、英語の読解力、表現力をはかる易問が多い。また標準的な自由英作文も出題されている。

第一問、第二問は論説文が中心で、文化・社会・教育・科学などの多岐にわたるテーマから出題される。前年発行のの雑誌を出典とするなど、最新の話題を取り上げる傾向にあるようだ。 読解のレベルとしては、標準からやや難といったところである。 第三問は、問題が英文のみの会話文の問題が出題される。記号問題が多いが、英文で自分の意見や考えを述べる自由英作文が出された。 第四問は和文英訳で標準的な難度の出題である。やや訳すのが難しい日本語は、自分で簡単な日本語に置き換えて英文に訳すのが鉄則である。

対策としては、学校の授業、自習などを通して高い語彙力、読解力の養成をし、基本的な英文のパターンを頭に入れたうえで、過去問などの演習に取り組むのが良いだろう。過去問対策問題集としては例として、「名古屋大の英語15カ年(旧版では、「名大の英語」)」(難関校過去問シリーズ,教学社)が有る。1年間の受験勉強で2次対策に割ける時間を考えれば、十分なボリュームと言える。これに加えて余力が有れば、名大対応模試さらには公開模試の問題を併せてやるとなお良い。毎年多かれ少なかれ傾向が変わるのが逆に名古屋大学の特徴ともいえるので、二次本番では解答開始時に昨年と比べて傾向がどう変わったのかを確認し、時間配分を考えつつ、解答作成に取り掛かるのを意識しておくとよい。

数学[編集]

本学は大学入試の数学では珍しく、文理共通で問題に付録として「数学公式集」が与えられる(持ち帰り可)。出題者の意図は不明確だが、解答作成において使用しても何ら支障は無い。ただこれが解答作成の上で役に立った事例は極めて稀だそうである。解答形式は、文理そして全題共通して計算の過程と解答を記入しなければならない論述式である。答案形式は、同じく共通で問題の下に余白が設けられており、この余白に計算の過程と解答を全て記入しなければならない。即ち、数学だけは「問題(前述の数学公式集は除く)の持ち帰り」はできない。

文系[編集]

大問は3題で、難易度は易〜標準レベルである。微積分、ベクトル、図形と方程式、確率が頻出であり、特に高次関数の微積分、場合の数と確率漸化式の融合が多い。過去問を中心に傾向を把握し、対策することが有効と言える。過去問対策問題集としては例として、「名古屋大学 文系数学21か年(2019入試対策),外林康治 著」 (1998年度から2018年度までの前期日程21年分を収録,但し[プリント・レプリカ] Kindle版のみでの販売) がある。電子書籍のみでの販売となるが、名大文系数学に特化した参考書は極めて少ない中で貴重な過去問集と言える。分量もそれなりだが、1年間で名大文系数学に割ける時間を考慮すると十分な量と言える。

理系[編集]

平成20年度入試より、検査時間は150分に延長された(平成19年度までは、120分)。ただ、延長はされたものの大問数には影響はなかったようで、4題のままである。問題は標準的で典型的な問題が多いが、中には思考力を要する難問も主題される。具体的には、「微積分」「確率」は必ず1題ずつ出るといっても良いくらい頻出項目であり、「数列」「帰納法」も頻出である。また、「ベクトル」や「複素数」も良く出題されるが、すべての分野の基本レベルは抑えておきたい。どの分野の問題も標準的な問題が多く、予備校のテキストなどを1冊何度もやり込むことが対策となる。過去問も時間の許す限りできるだけ多くの年度の問題を解いておいてほしい。旧課程(2006年~2014年)のときは「整数問題」「行列」「微積分」「平面・空間幾何」「確率」が割合的に大半を占める。「数列」はこれらの分野に必ず融合させて出題される傾向が強い。2011年度入試第2問は「行列」「確率」「数列(確率漸化式)」の3分野を融合させた問題であった。

また、誘導が丁寧な問題が殆どであり、小問の考え方、計算過程や答えが最後の小問のヒントになっている場合が少なくない。ただし小問がヒントとしてあまり役に立たない問題(2002年度大問2など)も出題されているので注意すること。また、出題頻度は少ないが小問なしの問題も出題されている。これらの問題は教育的配慮からか難易度は標準的な問題が多いが、一部難問も存在する。

出題方式は、4題構成でうち大問4は2問から1問を選ぶ選択形式(4a,4b)で計4題を解答する形式であったが、2010年以降は選択問題(一時、1999年は選択形式が無かった)はなくなり、選択問題のない4題必須解答形式となっている。2019年までこの傾向が続いており、この形が続く可能性はある。とはいうものの、ある年突然に前述の選択形式が復活する可能性も否めない。この選択形式が出題された場合は、受験生の得意な問題を解答しても構わないが、試験中にどちらを解答するかを迷うのは良くない。この選択問題の難易度を見極められる選球眼を普段から鍛えておくことが重要で、そのためには好き嫌いや得手不得手な分野を作るのではなく、バランスよく対策しておくことが重要である。

難易度については、問題全体は1990年代そして2000年代に比べると難化しつつある。特に2011年度は過去10年で最難といえるほどに難化してしまった。2012年度以降も数学の難化傾向は続いていることで、もはや1998年のような非常に易しい問題が4題出題された時代は終焉を迎え、本来の「名大レベル」に戻ったと言っても過言ではない。試験時間150分に対して大問数4題と時間的な余裕が確保されただけに(試験時間120分の時に比べて)さらに完成度の高い答案が求められるようになった、と言っても過言ではない。対策としては、必ず出題される標準的な問題を確実に獲得した上で、難問に対しても要を得た解法やアプローチを示して部分点を1点でも多く狙うことが合格最大のポイントである。解答の過程も書くことが求められる、即ち解法や着眼点も評点の対象となるので、このような論述式の利点を活用することが大切である。また、前記のようにより完成度の高い答案が求められるだけに確実にわかる知識の範囲で答案作成すること、そして自身で作成した答案の過程はきちんと論理性があるかどうか(自身で読んで理解できないものは、他者が読むとさらに理解できない)、等と答案を作成した後に客観的に見直すことが重要となる。過去問対策問題集としては例として、「名古屋大の理系数学15カ年(旧版では、「名大の理系数学」)」(難関校過去問シリーズ,教学社,著者:大竹真一)が有る。1年間の受験勉強で2次対策に割ける時間を考えれば、十分なボリュームと言える(受験生となってから初めて取り組むには、むしろ多いといっても過言ではない)。完璧に使いこなすとすれば、早くから名大を第一志望と決めているならば既習範囲の分野(例:ベクトル、確率等)だけでも構わないので、習ったらすぐに取りかかる形で良い(本書は分野ごとに分かれている)。これに加えて余力が有れば、名大対応模試さらには公開模試の問題を併せてやるとなお良い。

*文系理系ともに収録した「名古屋大学 数学入試問題50年」(聖文新社,50年分を収録)もあるが前記過去問集よりもさらにすごい分量なので、数学以外の他の科目の完成度がしっかりしている(例:センターは9割以上をコンスタントに余裕で獲得できる,2次試験でも数学以外が偏差値70以上をコンスタントに獲得できる等)のであれば手を付けても構わないが、そうではなく他の科目が懸念材料となっているならば無理に手を付ける必要はない(寧ろ、これは大学受験生として利用するには過多と言える)。

出題内容 2019年 第1問 積分 やや難 第2問 ベクトル 標準 第3問 整数 標準 第4問 場合の数と確率、微分(or積分) 難

2018年 第1問 極限、積分 標準 第2問 微分 標準 第3問 整数 やや難 第4問 確率、数列 標準

2017年 第1問 微分、積分 標準 第2問 確率、数列 やや難 第3問 ベクトル、2次曲線 標準 第4問 複素数 やや難

2016年 第1問 ベクトル、2次関数 やや易 第2問 微分 やや易 第3問 確率、数列 やや易 第4問 2次方程式、整数、数列 激難

2015年 第1問 微分 標準 第2問 4次方程式 標準 第3問 微分、積分 やや難 第4問 確率 標準

2014年 第1問 積分 標準 第2問 通過領域 標準 第3問 数列、極限 標準 第4問 整数 難

2013年 第1問 確率、数列 易 第2問 微分、整数 標準 第3問 論証 やや難 第4問 積分 やや易

2012年 第1問 微分、積分 標準 第2問 積分、数列 やや難 第3問 確率 標準 第4問 整数、論証 やや難

2011年 第1問 積分 難 第2問 行列、確率、数列 難 第3問 軌跡 難 第4問 整数 難

2010年 第1問 ベクトル、微分(数Ⅱ範囲) やや易 第2問 微分、積分 やや難 第3問 確率、数列 やや易 第4問 整数(、行列) やや難

2009年 第1問 二次曲線 やや難 第2問 微分、積分 標準 第3問 行列 標準 第4a問 確率、数列 易 第4b問 整数 標準

2008年 第1問 行列 やや易 第2問 ベクトル、極限 標準 第3問 微分、積分 標準 第4a問 数列 やや難 第4b問 確率、期待値 やや難

国語[編集]

文系・理系の区別なく共通の問題が出題される。2011年度現在、文系は文・教育・経済学部で、理系では理学部(現代文のみ)・医学部医学科で課されている。試験時間は理学部で45分、その他で105分であるから現代文に45分、古・漢文に60分かけるのが標準的なのであろう。全体的に難易度は高めである。それぞれの分野が重厚さを持っているので本文を速読し、深く理解する力をつけることが重要となってくる。ちなみに2008年度は理・医学部医学科での国語導入のせいか特殊な出題があった。
(注意1)
・令和3年度入学者選抜(令和2年度実施)より、医学部医学科は現代文のみとなる。古文・漢文は出題範囲外となる予定。配点は変更なし。
・令和4年度入学者選抜(令和3年度実施)より、農学部の個別学力検査(前期日程)の受験科目で国語(現代文のみ)が新たに課される予定。 本学の入試改革の年でもあった2008年以来、国語が課される理系学部が出てくることとなる。

現代文:例年、長い文章をテーマにしており、漢字の読み・書きなどから字数制限つきの説明問題など毎年6問程度での構成となっている。「抜き出せ」という問題は毎年出題されており、これと漢字に関する問題は説明問題の難易度を考えれば絶対に落とせない問題である。さて、その説明問題であるが毎年3~4問ほどあり、字数も60~100字程度の字数制限がつく。解答欄には与えられた字数+10文字分のマス目が載せられている。難易度は高めであり日ごろからこのような形式の問題に慣れていなければ全問解答はまず不可能だろう。扱っている題材には抽象的な内容を含むものが多く、素材の文章自体が難易度を上げているためより難しめに感じるかもしれない。国語に充てる時間が短い理系には特に厳しい。2008年度は本文中の空欄に当てはまるように本文中の漢字2文字を抜き出させる本学としては特殊な問題が出題された。

古文:文章自体は少し長め。問題数は3つである。1問目は傍線部の口語訳で2、3問目は所定の解答欄に現代文で説明を書く問題である。本学の古典では、選択肢を選ぶ問題がないのが一般的であるため私立大学の古典に対する対策よりも論述性を重視した対策が必要になる。現代文と同様、簡潔に説明できる能力を平素の学習で養うことが望ましい。知識問題は出題されないが、それそのものが不要というわけではなく読解の助けになることもあるので平素の学習からさまざまな古文に触れていくことが大切。現代文と同様に難易度は高い。2008年度は例外的に選択肢を選ぶ問題と、本文とは別に与えられた文章の空欄補充問題があった。

漢文:センターよりも長めくらいの本文に対し6問程度が与えられる。1問目は読みを仮名で書く問題でありその他は全て説明問題となっている。特徴的なのは最後の150字説明問題であり、現・古・漢の中で最も重厚な問題であるといえる。古文同様、古典的知識は読解の助けになりうる。こちらも文章そのものの読みにくさから難易度は高い。2008年度は7問出題された。

小論文(法学部)[編集]

法学部では国語の代わりに小論文が課される。大学入試小論文としては難易度はやや高い方である。試験時間は90分、解答字数は全問あわせて1000字程度である。課題文は、法学や政治学など社会科学系のテーマを取り上げた、比較的長めではあるが読みやすい文章が出題される。設問は、課題文の内容理解を問う問題(200字程度、1~2題)と、意見論述(600字~800字程度、1題)の形式で定着している。社会科学系志望者として最低限必要な法学・政治学関連の予備知識を、講座の演習などを通じて押さえおかなければならない。さらに、新聞やニュースなどを通して、現代社会のトピックに関する知識を養っておくとよい。

意見論述問題では、筆者の主張に対して自己の賛成・反対意見を論じる出題だけでなく、筆者の議論を踏まえて考察する問題など、幅広い出題が想定される。本文を丁寧に読解して端的に課題文の主張・論拠をまとめるとともに、自己の論拠を明確にして説得力のある主張を述べることを心がけたい。また、600~800字という論述字数は、日頃から演習を積んでおかないとまとめるのに苦労する。過去問演習を通してなるべく多くの年度の問題にあたり、学校や予備校の先生に添削してもらおう。また、名大法学部以外で似たような傾向の小論文として、慶應義塾大学法学部の論述力という科目がある。課題文は抽象的な用語が目立つ非常に難しいものであるが、社会科学的な予備知識に基づいて意見を論述するという意味で、設問の傾向は非常に似ているので、もし時間に余裕があるようであればぜひ挑戦してほしい。

以下も参考にしてほしい。

理科[編集]

平成20年度入試より、二科目でまとめて150分(情報文化学部自然情報学科では一科目で75分)となった(二科目受験の場合では一科目ごとの時間配分は厳密に設けられておらず、一科目終了後の答案回収は行わない)。学部によっては、必須科目もあるので事前に本学発行の受験案内等で事前に確認しておくことが好ましい。

物理(物理基礎/物理)[編集]

1題は力学であり単振動や等加速運動など力学全般から幅広く出題される。ドップラー効果など波動との融合問題もある。また、惑星探査衛星など受験生にはあまり馴染みのない内容を取り上げる、思考力を要する問題が目立ってきている。電磁気も力学同様電磁気全般から幅広く出題される。

計算量はやや多いぐらいであるので、計算ミスに気を付けつつ、確実に説き進めていこう。合格点としては近年なら医学部医学科は7割、その他学部は5割程度で十分だろう。

2017年度までは、大問1は力学、大問2は電磁気、大問3は波動・熱力学で構成されていたが、2018年度では熱力学→電磁気→力学、2019年度では力学→熱力学→電磁気の順で出題された。この変更に対する意図は不明である。

力学は見慣れない設定での出題が多く、難易度も高いが、基本に忠実にこなしていけば、得点源となるだろう。

電磁気はコンデンサーや直流回路に関する問題が頻出である。こちらも誘導が丁寧なので落ち着いて解けば満点解答も可能だが、入試問題としてはやや難のレベルで出題されるので油断は禁物である。

波動・熱力学はどちらか一方の分野のみでの出題、両方を融合した出題が見受けられる。2010年度の大問3はこれらの分野を融合した問題であった(実際のところは熱力学の問題は1問のみで実質的に波動の問題。2014年の問題にはレンズの理解を深く問う問題が出題された。

かつては、(名大に合格する受験生のレベルならば)得点は満点からどれだけマイナスかで計算する、と言ったような難易度であったが、2013年頃から難易度は大幅に上昇している。むしろ、後者が「本来の名大物理」と言っても過言ではない。また、2007年までは理科二科目(試験時間は計120分)受験必須の学部は大問2題(大問1は力学、大問2は電磁気の出題が基本)であり平均で30分/題だったが、2008年度からは上記のように基本は大問3題が出題されたことで平均で25分/題となり、1題の平均解答時間が短くなったことも難化の原因と言える。対策としては、典型的な問題を確実に解けるようにするだけでなく、教科書などを読み、公式などの原理を理解したうえで、過去問に取り組むのが望ましい。 但し、過去問を解き始める時は、時間内に終わらないので、はじめは90分を、目安に、その後、約70分で解くことが望ましい。

化学(化学基礎/化学)[編集]

センター試験の選択肢を隠して記述として問題を解けば名大化学の対策にも通じるといえる。理論、無機、有機、高分子とすべての分野の基本事項はできるようにしておきたい。その上で私たちの日常生活にどのように活用されているかなどを考えると良いだろう。

近年は、理論・無機で大問3つ、有機で大問1つずつの合計5問で構成されている。2007年度までは農学部が大問6つ(90分)、医学部医学科を含むその他理系学部が大問5つ(情報文化学部は60分、それ以外は物理と合わせて120分)であった。試験時間は2011年度現在は理・医・工・農学部は物理と合わせて150分、情報文化学部は1科目75分となっている。

理論は気圧計算が頻出であり、近年は結晶構造や熱化学などもよく出題されている。基本的事項のみで解ける問題は多いがやや難度の高い問題も出題されている。とは言ってもマニアックな知識が必要とされる問題は出題されないので標準レベルの重要事項をどれだけモノにできるかが大切であろう。計算は簡単なものから計算力を要するものまであるため、日ごろからモル計算や気圧計算などに親しんでおくことも大切。

無機は基本事項をどれだけ押さえられたかが肝である。細かな部分も多少は覚えておくことが望ましい。

有機(化学)は構造決定が頻出であり、それのみで大問が構成されていた年度もある。基本的知識の組み合わせのみで解ける問題が多いが普段から構造決定に慣れておかなければ手間取ってしまうこともあるので日々の練習で的確かつ素早く構造決定できるようにしておきたい。それ以外の基本も押さえておくこと。油脂もよく出題されている。高分子を絡めた出題があるので注意。さらに糖類・アミノ酸(タンパク質)・高分子化合物をテーマにして出題してくるが生物選択者が多少有利な小問があったりする。それでも基本的な事柄を問うていることがほとんどであるからこの大問で点数を落とすことは避けたい。

模試[編集]

本大対応模試として、河合塾の名大入試オープン(年に2回開催されるが、2回目の成績を重視されたい)、SAPIX YOZEMI GROUPの名大入試プレ(2018年度は、6月実施。中部地区は、名古屋大学(東山キャンパス)が受験会場として設置される予定。)、駿台の名大入試実戦模試[1]東進の本番レベル模試がある(判定は、いずれも前期日程のみ)。各予備校は、大学の傾向を徹底的にチェックして大学別の予想問題を作成しているので、受験すれば、本番の入試に向けて大きな指針となり、本番の雰囲気に慣れることにもなる。また、2018年度はSAPIX YOZEMI GROUPの「名大入試プレ(添削指導付き)」は6月実施となり、これまでと違って比較的早期に実施されることになったことで、四社全体を見て時期を分散して受験できるようになったことから名大合格へ向けての習熟度が適宜把握できるメリットが生じたと言えるので、本大志願者はこれらの模試をできる限り受験することをお勧めする。また過去問だけでも物足りなさを感じるのであれば、河合出版からの過去の名大入試オープンを5回分収録した問題集「入試攻略問題集 名古屋大学」(英語・数学)が市販されているため、時間があれば取り組んでみるのもよい。

また、この模試とセンター試験対策のマーク模試でドッキング判定(総合判定)される場合が多いので、出来ればドッキング対象のマーク模試も同時に受験するべきである。年によっては、名古屋大学(東山キャンパス)内に受験会場が設置されることがある。本学を志願する受験生にとっては、受験会場の雰囲気に慣れることや受験会場の下見も兼ねることにもなることで、良い機会となる。

二段階選抜[編集]

医学部医学科(後期日程)のみ実施される(令和3年度入学者選抜より、廃止の予定)。実施内容は、以下である。

前期日程
令和2年度入学者選抜より、全学部・学科で志願倍率に関わらず二段階選抜は実施されず、本学が要求するセンター試験の受験科目を全て受験した出願者全員に一般選抜個別学力検査の受験資格が与えられる。旧帝国大学の前期日程で二段階選抜が志願倍率に関わらず実施されないのは、本学だけである。言い換えれば、1次・2次共に高い得点力が要求されることも意味する。

後期日程

  • 医学部医学科

本学が要求するセンター試験の受験科目を全て満たし、かつ900点満点の720点以上の者(720点が受験資格獲得を確約する得点ではない)で、大学入試センターの成績順に募集人員(平成30年は、2名)の約8倍までの者が二段階選抜・第一段階の合格者として、口述試験の受験資格が与えられる。
(注意)令和3年度入学者選抜より、後期日程も二段階選抜(大学入試センター試験の成績が900点満点中720点以上の者を第1段階選抜の合格者とする)は廃止となる予定。

その他[編集]

この大学の特徴として、国立大学でありながら私立によく見られる「高得点者選抜」がある。これはセンター試験の成績のみ、あるいは2次試験の成績のみで評価されるものだが、どちらの方法であっても高い得点力が要求される。大学のレベルから判断するとセンター試験は確約は出来ないが9割5分あればほぼ安全圏で、2次試験は最低でも9割以上、特に2次試験は非常に易しい年もあるので満点を狙う気持ちが必要である。平成24年度は工学部(センター試験の成績のみでの選抜、2次試験の成績のみでの選抜)と、農学部(2次試験の成績のみでの選抜)で実施されている。

工学部は学科ごとに入試で選考され、本人の希望と1年次の成績で2年進級時にコース分けされる。たとえば、機械・航空宇宙工学科は2年次から「機械システム工学・電子機械工学・航空宇宙工学」とコースが3つに分かれるが、中でも航空宇宙工学コースは人気があり例年定員以上の希望がある。

理学部は一括で選考され、2年進級時に学科配属となる。物理学科・化学科・生命理学科は例年人気が有り、定員オーバーとなることもある。この場合、一年時の取得単位状況による選考となる。

脚注[編集]

  1. ^ 答案は2014年実施分よりWeb返却(駿台のマイページにPDF形式で掲載。掲載期間は、Web公開開始日から3ヶ月間。)となり、紙の答案は追加料金を払うことで返却可能となった(但し試験会場で使用した答案そのものは返却されず、答案をスキャンして前記のPDF形式のものをプリントアウトしたものを返却)。

関連リンク[編集]