慶應義塾大対策
本項は、慶應義塾大学の「一般入学試験」対策に関する事項である。
慶應義塾大学ホームページにて入学試験の概要が記載されているhttps://www.keio.ac.jp/ja/admissions/
慶應義塾大学(慶應、または慶大)は、東亜最古の段階で高等教育機関となった旧制大学の一つであり、我が国で最初に設立された私立大学である。
概要
[編集]- 特徴
- 慶大入試は、学部によって入試問題の出題形式・内容が全く異なるが、概して、受験生の処理能力の高さを測る傾向にあり、限られた時間の中で膨大な問題を解くことが求められる。そのため、受験科目の知識を盤石なものにし、多くの問題演習を積んだ上で、過去問研究に取り組むことが求められる。過去問研究を通じて、受験学部の問題形式と解答の方向性はある程度想定できるような状態になっていないと、試験時間内に合格点を獲得するのは難しい。
- また、入試形態がやや変則で、受験科目に「国語」を設置しておらず、その代わりに「小論文(論述力・論文テスト)」試験を行っている。小論文試験が国公立の後期日程以外で受験科目に登場すること自体珍しく、一般の受験生が受験勉強として普段から学習するような科目ではないため、勉強法が他の科目ほど確立されていない。しかも、慶大の小論文では、非常に高い読解力・分析力・論述力が求められるため、十分に対策しないと得点につながらない。そのため、慶大を第一志望もしくは併願受験すると決めたら、その時から継続して小論文対策を行うべきであり、入試直前数か月の対策では対応できない。
- 私立大学では珍しく、SFC以外の全ての学部の全ての科目において問題の形式・傾向が学部ごとに大きく異なる(例えば、経済学部のようにすべての科目で記述・論述式の問題が多い学部もあれば、法学部のように小論文試験以外の科目はすべてマーク式の学部もある。また、法学部の小論文では、社会科学的な素養に基づいた解答が求められるが、SFCの小論文では、膨大な情報の中から問題発見を提議する解決力が求められる、など内容・形式は全く異なる。そのため、ある学部の過去問演習が他の学部の対策に役立つということは稀で、複数学部を受験する場合、学部ごとに最適な対策をする必要がある。早稲田大は、英語は(慶應ほどではないが)学部間によって問題形式は異なるが、国語と社会科目の出題形式は学部間で多少異なるだけで基本的には類似している。その一方で、慶應受験に関しては、各学部の各科目の出題形式がそれぞれ別の大学のようなものであると思って臨むべきである。
- 足切り
- 経済学部、法学部、総合政策学部、環境情報学部では、一部の科目もしくは問題が一定の点数に達していない場合、残りの科目もしくは問題を採点せず足切り不合格にするため、注意が必要である。
- 入学検定料
- 医学部医学科のみ60000円。それ以外の学部は、1学部につき35000円となる。
入試情報
[編集]- 受験状況
- 一概には言えないが、本学を第一志望にしている人の多くは複数の学部を受験する(例えば、法学部志願者でも、文学部を受験する者もいる)。中には受験は水物ということを考慮し、4学部以上を受ける者も珍しくない。
- 試験日は学部毎に異なるが、2月中旬頃に行われる。私立大学としては遅い方であるが、それでも国立大学前期試験とは日程が若干空くため、東大京大一橋大志望者の併願受験が多い。
- 試験会場
- 学部毎に試験日は異なるが、試験会場はどの学部も日吉キャンパス(神奈川県横浜市)か三田キャンパス(東京都港区)で行われる。矢上キャンパス、信濃町キャンパス、共立芝キャンパス、湘南藤沢キャンパスで行われることはない。
- 合格人数・合格状況
- 辞退者を織り込んで、どの学部も募集人員の2倍程度の人数が合格になっている。
- 一学年の定員は全学部合わせて6400名程度(一般入試枠は4000名程度)、男女比率は全学部合計で7:3、看護医療学部と文学部に関しては男性より女性の比率が高い。
学部別対策
[編集]慶大は、問題の形式・傾向が学部ごとに大きく異なるため、ある学部の過去問演習が他の学部の対策に役立つということは稀で、複数学部を受験する場合は学部ごとに対策をする必要がある。 以下のページを参照すること。
その他
[編集]様々な学習予備校が慶大対策を分析したサイトを開設している。主だったところだと、河合塾が慶大受験生向けに入試情報をまとめた慶大塾というサイトは過去の入試データや傾向分析が充実している。特に、「全統模試から見た合否の実態」や「全統模試から見た差のつく教科」は、入試の偏差値(合格者平均偏差値)に関する詳細なデータを参照できるため、お勧めである。
また、受験についての各種関連記事や合格後の学生生活に対する話題については、慶應塾生新聞にて【受験生応援特集】が定期的に組まれているため、参考にすると良いだろう。
模試
[編集]慶大対応模試として、代ゼミ・駿台共催(受験申込は、代ゼミで受付)の「慶大入試プレ」と、河合塾の「早慶レベル模試」がある。また、慶大小論文対策として、「全統論文模試(河合塾)」もある。各予備校は慶大の入試傾向を徹底的に分析し、精度の高い予想問題を作成しており、多くの慶大志願者がこれらを受験する。その為、受験すれば本番入試に向けての大きな指針となり、本番の雰囲気にも慣れることになるので、慶大志願者は、これらの模試をできる限り受験するべきだろう。ただし、これらの慶大対応模試は、東大京大一橋大などの国立志望者はほとんど受けていない。そのため判定が高く出やすく、あまり判定を鵜呑みにすべきではない。
模試は厳選された良問ばかりである。模試で出題された=塾講師達が重要と考えている問題=受験生は当然正解すべき問題と解釈できる。また、模試の結果に対して一喜一憂してはならない。というのは、全学部の志望者を同時に試験するため、多分に志望学部の出題傾向とは異なるからである。しかし、不得意な分野についてはしっかりと復習をし、確実に身につける必要がある。判定が悪くても合格するためには、基礎の徹底を怠ってはならない。それには、一度解いたことのある問題を確実に解けるように復習するのが一番の近道である。
関連リンク
[編集]- 慶應義塾大学:大学公式サイト
