学習方法/中学高校の学習全般

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進路に応じて、適した勉強法は変わるだろうが、このページでは大学進学を将来的に志望する者で、主に、中学生・高校生に向けた学習法を述べる。 中学校・高校などの教科の学習など、それらに共通するであろう学習方法について述べる。

大学生向けの勉強法は、別ページを参照して下さい。

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Icon tools.png このページ (学習方法/中学高校の学習全般) では、中学高校の学習方法についてについて説明します。なお、独自研究や中立性を欠いた文章を含んでいる場合があります。独自研究の中には多くの場で共有されている意見もあれば、少数の意見もありますのでご注意ください。


また、各教科・各科目の個別の勉強法については、市販の参考書を何冊か見れば、ふつうは、その参考書の前書きのページあたりに、その参考書をつかった勉強法などが書かれているだろうから、そのようなものを参考にしたほうが安全だろう。

基本的な学習法[編集]

学習の中心は、学校で配布された検定教科書や資料集など、そして、それを利用した学校の授業である。参考書は、教科書では説明不足と感じた時に読むのがよいだろう。中学校・高校の教科書は必要最低限の内容に絞られていることが多く、大学進学を目標とする進路の場合にはこれだけではやや不足していると思われる[要出典]。検定教科書だけに合わせて学習すると、高校/大学進学を目標とする場合には学習のペース配分を間違えることになりかねない。なるべく参考書を併用したほうが良いだろう。

学校の進度よりも早く進めるようなら進んでも構わないし、もちろん進んだほうがよい。しかし、理解していないのに先へ進んでも結局、二度手間になるだけなので、無理に先へ進むことだけを優先するべきではない。この辺りは慎重な判断が必要であり、先生などの周囲の大人のアドバイスを受けられるなら受ける方が好ましい。

受験を意識する場合、最終的には入試過去問も練習する必要があるが、まずは参考書を読んでおくのが先である。基礎知識が不足していては、問題を解こうにも解きようが無いのである。

たとえ推薦入試や付属校などで一般入試をしない場合でも、受験勉強をしておくと、進学後の勉強にも有用である。そもそも入試で出題される知識の多くは、進学後に必要になるだろうと思われる知識を入試で出題しているというのが、入試制度の建前(たてまえ)である。したがって、進学を希望する者に勧めるのは、受験方法に関わらず、なるべく一般入試向けの受験勉強も行なうことである。

授業の受け方[編集]

  • 出席をする

当たり前のことだが、一部には軽視している人もいるので釘を刺しておく。特に高校では、どの科目も履修(授業に一定以上出席すること)しないとその科目の単位修得は認められないので注意すること。

  • ノートをとる

全教科で、授業の内容は必ずノートに取るべきである。すべてを理解し、記憶できる特殊能力者は別だが、そうでない一般の生徒はノートを取るべきである。

ノートをとる際、板書をそのまま、色使いも含めて忠実にコピーをする人がいる。それが決して悪いわけではない。板書は答案作成の見本の場合もあり、このような場合はまずは板書の文章を忠実に写すことが有効である。

板書を写すだけでなく教員の説明を聞いたり理解したりすることも必要だが、けっして必要と思われることだけをメモするのではなく、とりあえず板書はなるべく全てメモするべきである(明らかに必要ない内容(雑談など)は除く)。不要だと思ってメモを取らなかったことが、あとから必要になる場合もありうる。

その上、教員の口頭での説明も、可能なかぎりメモしよう。

  • 問題演習

授業中に問題演習などの時間がとられる場合もあるだろう。このような時間は大切にするべきである。早めに問題が解き終わり、もし空いている時間があれば、可能であれば教科書などに書いてある残りの問題も解こう。

  • 心構え

「授業に出席して教育者の話を聞いたり、宿題などの課題をこなすだけで、学力が上がる」と思っている人がいるかもしれないが、それは誤解である。もちろん、授業をとりあえず聞いていたり、言われた通りに課題をこなすだけでも、そこそこ学力は上昇するだろう。しかし、他人の指示にしたがう勉強だけでは不十分である。ある程度以上の学力を身につけるためには、何を学習すべきかを自分から自発的に考え、こなしていく必要がある。

塾はあくまでも、教育的な環境と課題を用意し、その課題を塾生に課すだけである。通えば自動的に成績が上がる、という場所ではない[要出典]。何のために活用するのか、という活用目的を明確に持つ生徒が、その目的に合った塾を利用することで、初めて役立てることができるのだ。

参考書・問題集の選び方[編集]

参考書を買う際は、まずは解説の多い入門書的な "参考書" を選んで買うのが良いだろう。入門用の "参考書" を選ぶ際には、まずは学校の予習復習用から受験対策まで広く対応した、初学者用の本を買うのが良いだろう。

大学受験での浪人生ならともかく、現役の高校生・中学生の場合は、未習科目や未習単元について、いきなり受験対策用の難度の高い参考書を買うのは、あまりオススメしない。受験対策用の本は、すでに教科書や入門用の参考書や問題集を買った人が、さらなる得点力を得るために、読み解く本である。

参考書の学習は、受験用の参考書なら、異なる出版社の参考書を2冊以上、入手するという方法もある。この学習法には、以下のようなメリットがある。

  • 受験対策の場合は学習内容が多いので、ある参考書に書かれていることでも、べつの出版社の参考書には書かれていないこともある。一冊の参考書しか使っていないと、その参考書に書かれていない知識は、いつまでたっても習得できない。
  • 複数の参考書を見比べると、重要なことは、どの参考書にも書かれているので、事項の優先順位が分かる。
  • 複数の参考書を読むことで、重要事項を2冊の本で複数回、目にするので、自然と反復練習が出来る。

ただし、複数冊の参考書を所持するということは、その分1冊当たりの読み込みが浅くなることにつながりかねない(単純計算で、2冊目の参考書を使いこなすためには、これまでの2倍の学習時間が必要である)。

2冊の前半部分だけつまみ読みをして捨ててしまうような学習に陥りかねないよう、注意が必要だ。

そのため、どちらか1冊をメインとするか、もしくはペース調整のために学校の授業進度などを参考とするのが良いだろう。

さて、参考書を読む場合、簡単な問題集でよいから準備をして、問題を解きつつ理解を確かめる必要がある。入試に出るのは、当然、試験問題である。なので問題を解く練習が必要である。

本当に初めて学ぶ分野の学習での問題集選びでは、まずは簡単な問題集で良い。学校などで、教材の出版社の出してる入門的な問題集を与えられる場合もあるので、もし、そのような初歩的な問題集を与えられたら、それらの初歩的な問題集は、きちんと問題練習したほうが良い。

教科書レベルの問題集の解法なら、教科書や参考書などを読めば、たいていの問題は解き方がキチンと書いてある。問題が分からなければ、答えを見た後に、教科書を読むか参考書を読むかして、もう一度、解いてみよう。意外と、そういう入門的な問題をバカにして演習をしないせいで、それがきちんと解けなくて受験の苦手な受験生も多いだろう。


質問の方法[編集]

学習をしていて、教科書や(学校でもらった)副読本を調べても分からない点があるときは、遠慮なく教員に質問をしよう。質問は恥ずかしいことではない。ただし、なんでもやみくもに質問するのではなく、質問の前に自分の中で疑問点をはっきりさせておくべきである。これは、疑問点が明確でないと教員が対応できない、という面ももちろんあるのだが、それ以上に、疑問点が明確でないときに質問の解答を聞いてもそれはあなたの役に立たない、という部分が大きい。今何を学習しようとしているのか、どこまでは理解できてどこからが理解できないのか、を常に考えていなければ、それは学習ではなくただの作業である。

たとえば「この問題が分からなくて、こういうことかな?、って考えたのですけど、あってるかどうか分かりません。教えてください。」とか「この説明のここの部分までは、こうだろう、と思うのですけど、この先の説明が分かりません」みたいに質問するように心がけるべきである。これはマナーでもあるが(教員の時間負担を減らすという意味でのマナーでもある)、さらに質問をするために考えを整理することが、あなたの学習に役立つ。質問文が組み立てられないようなら、そもそも質問したところで、教師の解答は、あなたの学びに役立たない。

テストの使い方[編集]

学校の定期テストの使いかた[編集]

中学校・高校の定期テストの目的は、その生徒自身の学力を確認するのが、本来の目的である(ただし、大学の定期テストは別です。大学のいくつかの科目の定期テストが、国家試験などの一次試験免除などの要件となっている場合があり、合格する事自体に価値がある場合もある)。

したがって中学校・高校の定期テスト対策の勉強では、テスト前に一夜漬(いちやづ)けで覚えようとするのは、あまり得策ではない[ウィキブックスの1編集者の見解または意見に過ぎません]。だいたい、せっかく覚えても、寝たら忘れてしまいかねない。

だからテスト前日は早く寝て、翌朝、早く起きて勉強するようにしたほうがよいです[ウィキブックスの1編集者の見解または意見に過ぎません]

中学では公立高校入試の「内申点(ないしんてん)」評価に定期テストが使われたり、高校では私大推薦に内申点評価が使われたりするのが実情だが、そんなのはテスト本来の目的ではない。

定期テストの使いかたというのは、進級や卒業などに必要な最低限以上を取れれば、成績をあげることよりも本来は、テスト後に、苦手分野を確認して、復習することのほうが大切なのである。私立中学や高校では、テストの得点の低い者に対して補習をする場合もあるが、いちいち生徒各自の苦手分野に合わせて教員は対応しないのが普通である。なので苦手分野の復習は、生徒自身が自分で確認して、自分で復習する必要がある。

さて、学校による補習は、それはそれで生徒は活用すればいいが、しかしそれだけでは不十分である。最終的には生徒個人が、自分で復習するしかない。結局、生徒自身の「やる気」の問題である。

そして、この生徒自身による復習のために、参考書や問題集なども必要になるはずだ。学校で習った単元を参考書で読めば、まだ学校では習ってない話題も書いてあったりするが、予習も兼ねて、その習ってない話題もついでに覚えてしまおう。

なぜなら、もし大学進学するなら、いくら中学高校の成績が良い生徒でも、志望校の推薦が取れなければ入試を受けねばならず、もし肝心の大学入試の得点が低ければ、大学入試には合格できない。


模試の使い方[編集]

予備校などが、受験生の試験なれのため、入試などを真似た模擬試験(もぎしけん、略して「模試」(もし))を有料で行っている。

模擬試験の使い道とは、受験科目のなかで自分のまだ習得できてない単元を見つけて、その苦手分野をこれから復習すること、日本全国の受験生のなかで、自分がどれくらいの学力にあるかを調べることである。

もし模擬試験だけを受けて復習をしなければ、せっかく受けた模擬試験は、ほぼ無意味になる。

なぜなら学力をあげる方法とは、あくまで参考書などを読んだり、計算練習するなどの予習・復習であり、けっして模擬試験そのものは学力向上の手段ではない。参考書を一度も読まずに「模試だけを何度も受けて、答えのパターンごと覚えよう」などという学習法では、学習すべき全範囲を網羅することができない。

検定教科書の複数購入の是非[編集]

※ 購入方法については、『小学校・中学校・高等学校の学習/検定教科書の購入方法』を参照せよ。

社会科や理科では、ある教科の検定教科書を複数の出版社ぶん、持っておいて、勉強しておくと、公立高校の入試では有利だし、大学入試センター試験、中堅私大の試験でも有利である。

たとえば、中学の社会科の歴史なら、学校で与えられたのが東京書籍の教科書なら、自分で帝国書院の教科書も買ってしまう、そしてその2冊の教科書を読み比べて、両社の教科書で共通して紹介されてる話題から優先的に、勉強する、というように。

なぜ有利かというと、多くの学校の入試は、いくつかの教科書の範囲を参考にして、多くの教科書や参考書に書かれている話題を中心に、出題問題がつくられるからである。(つまり、仮に、ある教科書の紹介してる知識で、それが少数の教科書出版社だけでしか紹介されておらず、他の多くの教科書や参考書で紹介されてない話題は、残念ながら入試には出題されづらい。)

しかし、この「有利」もバランスの問題である。教科書出版社ごとの傾向分析ばかりをしていて、まったく書きとり練習や計算練習をしなかったり、参考書や問題集などを勉強しなければ、学習成果は低いだろう。

また、たとえ教科書に書いてないことでも、参考書に普通に書いてある内容ならば、公立学校入試であっても出題していいという慣習がある。

中学高校の数学の場合、教科書を複数購入して読み比べたところで、計算練習などをしなければ身に付かないので、わざわざ複数購入しなくてイイだろう。

英語の場合、とくに中学英語だと教科書会社ごとに、かなり紹介内容が違うので、あまり共通分野の分析とかをしてもメリットが無い。英語の場合は、教科書だけでなく参考書も使って勉強しよう。高校英語の場合、標準的な参考書や単語集などで紹介される単元が入試に出題されるので、あまり教科書を分析してもメリットが無い。

教養書などの読書について[編集]

教養書や娯楽書・実用書など、教科書や参考書以外の読書は、その場の成績を上げる上では、何の役にも立たない。したがって、テスト直前などで時間がない学生は、文芸などの読書時間を減らすべきである。しかし、教養が少な過ぎると、ふだんの5教科の学業の学習効率も低下する。また、テスト前でもないのにテスト勉強をしていても、効率が悪い。なので、時間の余裕を見つけて、なるべくいろいろな本を読むほうが良いだろう。また、学生時代の受験勉強以外の読書が、大人になってからふとしたところで効いてくることもあるだろう。

興味ある分野の本が読みやすいだろうから、まずはそこから読み始めるとよい。「読書」ときくと、つい、小説などの文芸の読書ばかりを連想しがちな人が多いが、べつに文芸の読書にこだわらなくていい。また、「教養」といわれやすいジャンル(文芸、歴史、芸術など(にこだわらなくともよい。書店の実用書コーナーに置いてあるような書籍でも、興味が強ければ、それを読むのも良いだろう。文字通り、書物を読むことが「読書」である。理想的には、文系や理系にも片寄らずに、学校で習いそうな話題と習わなそうな話題にも片寄らずに、フィクションにもノンフィクション・ドキュメント等にも片寄らずに、新刊にも古典にも片寄らずに、幅広いジャンルの本を読むように心がけるべきである。いずれかに片寄った読書は、片寄った思想を作り、危険である[ウィキブックスの1編集者の見解または意見に過ぎません]

読書にあたっては、常に批判的な読み方をするように心がけるとよいだろう[ウィキブックスの1編集者の見解または意見に過ぎません]。ここで「批判的」とは、書籍の内容を感情的に非難することではない。内容が正しいかどうか、吟味(ぎんみ)しながら読むということである。活字になって出版されているとつい内容を信用しそうになるが、出版されている書籍の中にも、意図せず内容が誤っていたり、意図的に誤りを混入されていたりするものもある。よくよく吟味して、ときには他の文献とも見比べながら読むことが、内容の理解の助けになるだけでなく、思考力の訓練にもなる。たとえ著者の経歴がもっともらしくても、内容が正しいかどうかとは無関係なので注意しよう(そもそも著者の経歴で信用するかどうか決めるならば、どこの馬の骨とも牛のすじともわからぬ者が書いたWikibooksなど最も信用ならない文献ということになってしまうが、あながちそうでもないこともあるのだ)。

インターネットの活用[編集]

基本的に、中学校・高校の学習では、あまりインターネットを使用しなければならない事例は少ない。

インターネットは手軽に検索できる点では魅力的だが、信頼度の低い情報も多い。

このような欠点があるため、中学校・高校の学習では、インターネットによる情報収集は、あまり必要ない[ウィキブックスの1編集者の見解または意見に過ぎません]

なので、何が信頼できるサイトなのか、気をつけておくこと。たとえば、官公庁のウェブサイトから、公式発表されたデータや見解を引用することなどはインターネットの有効な活用法である。

大手組織のサイトでも信用できない[編集]

さきほど、官公庁のサイトを参考すると良いというような事を言ったが、裏をかえすと、それ以外のサイトの信頼性が低いという事である。

また、公共機関のような名前のサイトで、実際には、まったく公共機関でない組織もある。

また、例えば、仮にある組織が「◯◯研究所」とか名乗っていてウェブサイトを公開していても、もしかしたら実態は、まともな研究能力のない組織だったりする可能性もありうる。


大手企業のサイトでも、信頼性のひくい情報があることがある。まず、大手の企業が、サイトの内容を、ボランティアのユーザーに考えてもらう、というネットコンテンツの開発手法があるので、仮にサイトの運営企業じたいは大手企業であったとしても、サイトの主張内容を考えているユーザーが素人という場合もありうる。

たとえ、そのようなデタラメ内容な組織でも、ウェブサイトは文章量や画像が充実している可能性もある。大手企業が資金援助をしてしまっているために、画像に資金をかけられるので、画像などが充実している可能性もある。


あるいは、大手の企業が、宣伝のために外部の広告企業にウェブサイト制作を依頼していて、その外部企業にはまったく専門知識が無い場合もありうる。

このように、ネット上にはデタラメな情報も多い。

だからネットで情報を調べるさいは、著者の氏名と肩書き、「参考文献はあるのか?」や、「内容の責任者は誰か?」など、そういうことをきちんと調べるとよいだろう。