学習方法/中学高校の学習全般
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進路に応じて、適した勉強法は変わるだろうが、このページでは大学進学を将来的に志望する者で、主に、中学生・高校生に向けた学習法を述べる。 中学校・高校などの教科の学習など、それらに共通するであろう学習方法について述べる。
大学生向けの勉強法は、別ページを参照して下さい。
このページ (学習方法/中学高校の学習全般) では、中学高校の学習方法についてについて説明します。なお、独自研究や中立性を欠いた文章を含んでいる場合があります。独自研究の中には多くの場で共有されている意見もあれば、少数の意見もありますのでご注意ください。 |
また、各教科・各科目の個別の勉強法については、市販の参考書を何冊か見れば、ふつうは、その参考書の前書きのページあたりに、その参考書をつかった勉強法などが書かれているだろうから、そのようなものを参考にしたほうが安全だろう。
知るべきこと
[編集]まず、私立の中高は、検定教科書も使っていますが、授業中に参考書を使っています。
基本的な学習法
[編集]中学の場合、多くの教科で、検定教科書は予習用には作られていないので、参考書が必要になります。
参考書が無いと、予習ができません。
さらに中学の検定教科書は、授業での解説を加える事を前提にしているので、それ単独では、あまり十分な量の学習ができません。とはいえ5教科の3年間ぶんの参考書を買うのも大変なので、まずは1年生むけの参考書だけを買うか、あるいは好きな教科の2~3科目だけ参考書を買う事になるでしょうか(中学の場合)。
中学の検定教科書も、これはこれで、公立高校入試の基準になるので、検定教科書にも目を通しておきましょう。
国語など、検定教科書だけではそもそも予習・復習な教科もある。
なので、どの教科でも5教科(国・数・英・理・社)なら、基本的には参考書を読むのを学習の中心にするのが良い。
なお、解説の多い「参考書」とは別に「用語集」も市販されているが、しかし用語集は端的に用語だけを解説しているので、参考書の1冊目としては用語集は避ける。用語集だけを読んでも、知識が断片的になりやすい。
まずは、厚くなるが、普通の解説の多めの参考書を飼うのが良い。
大学受験を考えると、教科書と学校配布教材だけの学習範囲は入試対策としては不十分な部分もあるため[1][2]、参考書を用いた学習にはそれを補う意味もある。
どのような学習のスタイルが合っているかには個人差も大きい。基本的には学習に関しては教員をはじめとするまわりの学力の高い大人たちのアドバイスを受けるのがよいが、最終的には自分で決める。
受験対策として、入試過去問を用いた演習などは当然に必要になるが、教科書・参考書レベルの基礎知識と理解をおろそかにしていきなり演習に取り組んでも得るものは少ない。
授業の受け方
[編集]- 出席をする
特に義務教育ではなくなる高等学校において、通信制でない限りは、授業に出席しなければ履修が認められず、単位が認められないため進級できない。もちろん出席するだけでよいわけではなく、出席したうえでその時間をどう過ごすかが問題ではあるが、まずは授業に出席しなければならない。
- ノートをとる
授業を受ける際には、ノートをとることも基本的な学習の一つである。ノートの取り方に関しても、これという一つの正解があるわけではなく、結局は毎日の授業の中でそれぞれの生徒が試行錯誤しながらいいノートの取り方を見出していくことになるだろう。ノートを上手にとり、情報量の多い見やすいノートを作ることができれば、あとから見直すときにも有用であるが、それだけが重要なわけではない。むしろ、授業を聞くときに話を聞きながら考えることは重要なことで、その思考の過程、その思考の結果も大きな勉強である。
塾など
[編集]塾は、教育的な環境と課題を用意し、その課題を塾生に課す場所である。塾側は商売として様々なそれらしいことを語るが、結局生徒側がそれぞれの考えを持ったうえで上手に利用する必要がある[1][2]。
参考書と問題集
[編集]参考書を買う際は、まずは解説の多い入門書的な "参考書" を選んで買うのが良いだろう。入門用の "参考書" を選ぶ際には、まずは学校の予習復習用から受験対策まで広く対応した、初学者用の本を買うのが良いだろう。
大学受験での浪人生ならともかく、現役の高校生・中学生の場合は、未習科目や未習単元について、いきなり受験対策用の難度の高い参考書を買うのは、あまりお勧めしない。受験対策用の本は、すでに教科書や入門用の参考書や問題集を買った人が、さらに理解を深めて受験などに備えるために読み解く本である。
解説の多めの参考書は、1教科・1科目あたり、あまり多くを買う必要はなく、2冊で十分である。
ただし、参考書以外の単語集や用語集などを買うのを、忘れないようにしよう。
3冊や4冊も解説の多めの参考書を買う人は、単語集などを買い忘れている可能性がある。単語集を読むのに忙しく、そんなに多くの解説参考書は読めないはずだ。
数学・理科・社会では、問題集による練習も重要ではあるが、まずはワークブック程度の簡単なもので良い。塾や私立中高などでも、理科や社会は、まずはワークブックのような簡単な問題集から始まる。
書店に行けば、教科書に毛の生えたような、簡単なワークブックがある。けっして、いきなり入試対策のような問題集は、始めない。いきなり入試対策は、解けないで時間が過ぎ去るだけなので、時間のムダである。
教科書・参考書を1冊も読まずに、ワークブックを開始するのは、避ける。
国語の現代文などを除き、教科書・参考書の内容も把握してないのに、ワークブックは解けないはず。
英語、および国語の古文漢文では、単語力が必要である。単語力のひくい段階で問題集をしても、文法問題しか解けない。特に高校の英語では、新しく習う文法はもうあまり無いので、いきなり問題集に当たるのは、時間を無駄にしやすい。
なので、英語や国語の問題練習は、せいぜい参考書についている典型的な練習問題だけでも、1年生の英語・国語では十分である。
けっして、中学受験や高校受験のノリで、いつまでも英語・国語(古文漢文)の問題練習ばかりを続けないように。続けている場合は、単に単語集を練習するのを忘れているだけである。
なお、中学生むけの、国語の現代文の単語集というのもある。無理して買う必要もないが、買えば、読書などによる国語力の増強の時間を短縮できて、時間の節約になるので、まだ1冊も読んでなければ買うのも良い。だが、現代文の単語集は、優先順位はあまり高くない。
数学は、検定教科書がまったく予習用に作られていないし、復習しようにも解説が無いので、絶対に参考書を買わないといけない。
ある程度、厚さのある参考書を買えば、公式の導出などは書いてあるから、まずはそれを読んで、また手を動かして式の展開をノートなどで追ってみよう。意外とそういう問題も、思考力を問う問題として、入試には出る。
公式の導出を読んで練習したあと、サッサと、例題と基本問題だけで良いので、問題と解答をそのまま読んでしまおう。数学者は、決してその問題を5分で解いたわけではなく、長い年月をかけて解法を編み出している。その解法を中高生が自分で編み出すのは無理なので、まずは、例題と基本問題だけで良いので、先に答えごと問題を読む。
ただし、それだけだと、入試の本番で解けないので、あとで、答えを見ないで基本問題などを解けるようにする練習をする。
発展問題や、難関むけの参考書の問題なども、同様に、先に答えを見て、あとで、「答えを見ないで解く」という練習をする事になる。こうしないと、他教科の勉強の時間をうばってしまうので、こうせざるを得ない。
中学高校の数学は、あまり高度な思考力を使わない科目なのである。
質問の方法
[編集]学習をしていて、教科書や(学校でもらった)副読本を調べても分からない点があるときは、教員に質問をしてみるのも良い。しかし質問というのは、やみくもに質問しても相手に疑問点が伝わらないので良い結果は得られない。良い結果を得るためには、質問の前に自分の中で問題点をはっきりさせておいて、聞き方も相手に伝わるように工夫するのがよい。
たとえば「この問題が分からなくて、こういうことかな?、って考えたのですけど、あってるかどうか分かりません。教えてください。」とか「この説明のここの部分までは、こうだろう、と思うのですけど、この先の説明が分かりません」のように、疑問点を明確にした質問の方が、質問する側にとっても得られるものが大きい。
テストの使い方
[編集]学校の定期テストの使いかた
[編集]中学校や高校の定期テストでは、普段からあまり勉強していない生徒が
テストを受けた後,点数が高かったり低かったり、成績がどうなるかも気になるだろうが、それ以上にテスト後には苦手分野や重要だと思われる分野を確認して復習するのが重要である[4]。
模試の使い方
[編集]予備校などが、入試をまねた模擬試験(もぎしけん、略して「模試」(もし))を有料で行っている。模擬試験では日本全国の受験者の中での順位統計なども発表されるので、進路を考える上では有用なデータが得られる。またそれだけでなく、模擬試験についても定期テストと同様に、自分の苦手分野や理解が十分でない単元を見つけて、模試の問題と解説を参考によく学習しなおしてみるとよい。
単純暗記は少なくなる
[編集]単純な暗記科目は、中学入学からは少なくなります。
もちろん最終的には用語や単語などを覚えなくてはいけないのですが、
関連して、関連する物事の仕組みを理解する必要があります。
なぜなら、そもそも暗記だけで解決するなら、小学校で教えているからです。覚えるだけなら、子供でも出来る。
たとえば常用漢字とか、ああいう覚えるしかないものは小学校おくりです。
なので、もし中高の勉強で、丸暗記ばかりが続く場合、なにか勉強法を間違えている可能性があります。
例外として、英単語のスペルなど、どうしても暗記せざるを得ないですが、そのくらいでしょうか。あとは漢字とか。
その英語の授業ですら、単語だけでなく文法も教えるわけですし、暗記だけが続くことはありません。
高校から習う英単語や古文単語などは、語源などを学ぶと、意外と丸暗記する事は少ない。なお、ここでいう「語源」とは、けっして辞書にある語源ではなく、単語集にある、その語の成り立ちなどの解説の事です。辞書の語源は、説明不足の物が多いので、あまり勉強になりません。
中学校は、まだそこまで単語力が無いので、語源などは飛ばして単語を暗記せざるを得ない。
しかし、その場合でも、中学生が納得しやすい単語、中学生でも努力すれば覚えやすい単語が選ばれているわけである。なぜなら、もし そうでないと、文科省の教科書検定に教科書が落ちるからである。
少なくとも、文科省などの建前には、思考力の育成も含まれているはずである(ただし、実現できているかは、あやしいが)。
よって、記憶力と思考力のバランスが大事。 ただ、アジア的な科挙(かきょ)のような受験競争の文化が日本にあるので、受験対策には暗記のバランスが大きいかもしれないが、しかし、暗記の比率が大きすぎる場合、勉強法を間違えている可能性があるので、参考書などを変えてみたりしよう。「科挙」(かきょ)とは、古代や中世の中国の、官僚の採用試験のことで、文系科目ばかりの出る試験で、難関の試験。
さて現代の2020年代、学校配布の教材のなかには、解説などの不足しているものがあり、暗記に陥りがち(おちいりがち)である。
ページ数の問題などから、解説が削られている場合も多い。このため、参考書などで、解説の多い教材を購入して、自分で勉強する必要がある。
学校教材は気が利いてないが、しかし、検定教科書には極度の客観性が要求されるので、主観的な要素の入りうる学説などの解説は、検定教科書からは削られる傾向がある。このため、参考書などで、自発的に、解説を調べる必要がある。
社会科では、社会の意見として学説も入れられる場合があるが、しかし国語・英語などでは、学説を検定教科書に入れるのが難しい。
そもそも、科挙みたいな事を古来からやっていた中国は、近代に、イギリスに戦争で負けて侵略されたので(アヘン戦争)、そういうのを隣国で見ていた江戸幕府だった日本では改革が起こり、明治維新に改革が引き継がれて、そのときに教育改革もして、思考力をきたえる教育へと切り替えたのです。
また、英語の場合、そもそも暗記が多すぎると、当のイギリス人やアメリカ人が、覚えきれない。イギリス人の若者だって、数学や理科も勉強しないといけないのだし、そこまで多くの単語は覚えきれない。
英語教材の会社が、宣伝のためにいう「ネイティブは、3万語や4万語を覚えている」みたいな宣伝を、けっして鵜呑みにしてはいけない。
日本の高校生が5000語くらいを覚えるとされるが(数え方によると、派生語などを含めると8000~9000語くらいになるか)、ネイティブでも、子供なら、せいぜい派生語などを含めて1万2000語くらいだろうか(出典なし)。
古典の単語も同じで、暗記が多すぎると、当のご先祖さまの日本人が覚えきれない。貴族だって、政治や行政の仕事をしながら古典の勉強をしていたわけであるし、暗記には限度がある。
インターネットの活用
[編集]インターネットは身近なメディアだが、使い方は案外難しい。その大きな特徴として、情報の量は膨大だが、あてにならない情報、いい加減な情報の数も膨大だということが言える。その中で、正しい良質な情報に出会うためにはどうしたらよいか?それを一概に言うことはできないが、たとえば日本の官公庁のサイトは信頼度が高いし、読んでいると勉強になる面もある。
例えば国立国会図書館↓
あるいは厚生労働省↓
URL の最後尾 .go.jp は日本政府のドメイン名なので、URL を見ることでこのサイトが日本政府の政府機関だということが確認できる。
また、インターネットを使うも参考にしてみてください。