強弱記号
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強弱記号は、音符の下、または上に付して書かれます。
ある強さが続くことを表す記号
[編集]この記号が書いてある音符よりあとの音符も、同じ強さで演奏することを表します。最も大切なのは次の6つです。
- (フォルティッシモ)- とても強く
- (フォルテ)- 強く
- (メゾフォルテ)1996年ころから学校教科書の発音(メッゾフォルテ)に変化しました- やや強く
- (メゾピアノ)1996年ころから学校教科書の発音(メッゾピアノ)に変化しました。- やや弱く
- (ピアノ)- 弱く
- (ピアニッシモ)- とても弱く
また、より強い、また弱い音を表すために、やを3つ以上連ねることもあります。
これらの記号は、実はイタリア語の略語です。ですから、「やや」とか「もっと」といったことばを添えたい場合などには、イタリア語として扱う必要があります。
ときどき、次のようなことばが使われることがあります。
- sotto voce(ソットヴォーチェ) - 声を抑えて
- mezza voce(メッツァヴォーチェ) - 半分の声で
強さの変化を表す記号
[編集]だんだん大きく、またはだんだん小さくすることを表す強弱記号には、文字によるものと図形によるものとの2通りがあります。意味は同じですが、文字によるものが通常変化の開始点に書かれるのに対し、図形では変化の開始から終了までにわたって書かれます。また、それらの両方が書かれて意味を強調することがあります。
- 文字によるもの
- cresc. (< crescendo = クレッシェンド) - だんだん大きく
- decresc. (< decrescendo = デクレッシェンド) - だんだん小さく
- dim. (< diminuendo = ディミヌエンド) - だんだん小さく
- 図形によるもの
文字の記号を用いて、変化の開始から終了までにわたって書かれることもあります。たとえば、次のように表されます。
- cre – – scen – – do
- cresc. – – – –
文字の記号は、poco a poco、poco、moltoなどと同時に使われることがあります。
ある音だけが強いことを表す記号
[編集]- (フォルテピアノ)- 強く、その後、直ちに弱く
- (スフォルツァンド、スフォルツァート)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音の出だしを弱く、直後に強くして弱める)
- (スフォルツァンド、スフォルツァート)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音の出だしを弱く、直後に強くして弱める)
- (フォルツァンド、フォルツァート)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音の出だしを弱く、直後に強くして弱める)
- (リンフォルツァンド、リンフォルツァート)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音の出だしを弱く、直後に強くして弱める)
- >(アクセント)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音のはじめだけを強くしその後弱める)
- (アクセント)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音のはじめだけを強くしその後弱める)音符の上に付けられる。
- (アクセント)- その音を他の音よりも強く(できる楽器ではその音のはじめだけを強くしその後弱める)音符の下に付けられる。
- (アクセント)- その音を最初弱く、だんだん強くしてからだんだん弱く。