料理本/エビマヨ
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エビマヨは、エビをマヨネーズベースのソースで和えた、日本でも中国でも人気の料理です。しかし、実はこのエビマヨ、日本生まれの中華料理なのをご存知でしょうか?
エビマヨの歴史
[編集]エビマヨの起源は、1980年代に横浜中華街の広東料理店「聘珍楼」で生まれたと言われています。当時のシェフが、サンフランシスコで食べた「オーロラソース」という欧米風のエビ料理にヒントを得て、マヨネーズを使ったオリジナルのエビマヨを作ったのが始まりだそうです。
当時はまだマヨネーズが一般的ではなく、高級食材だったエビを使った料理も珍しかったため、エビマヨはすぐに人気メニューとなりました。その後、他の中華料理店にも広まり、今では日本全国で定番の中華料理として親しまれています。
エビマヨの特徴
[編集]エビマヨは、エビのプリプリとした食感と、マヨネーズのまろやかな味わいが特徴です。中国料理のマヨネーズを使った料理は珍しいのですが、エビマヨはマヨネーズの酸味と甘みがエビの旨味を引き立て、絶妙なバランスを生み出しています。
また、エビマヨは比較的簡単に作ることができるのも魅力の一つです。エビを揚げて、マヨネーズ、ケチャップ、砂糖、レモン汁などを混ぜ合わせたソースを絡めるだけで完成します。
日本式中華料理としてのエビマヨ
[編集]エビマヨは、中国生まれの料理ですが、日本独自の進化を遂げています。中国のマヨネーズは卵黄、油、酢などで作られるシンプルなものですが、日本式のマヨネーズは卵黄、油、酢の他に、砂糖、塩、胡椒などを加えて作られます。そのため、日本式エビマヨは中国のマヨネーズを使ったエビ料理よりも、甘味が強く、まろやかな味わいに仕上がっています。
また、日本式エビマヨは、エビの他に、ブロッコリーやパプリカなどの野菜を加えて作ることも多いです。これは、中国のマヨネーズを使ったエビ料理には見られない特徴です。
このように、エビマヨは中国生まれの料理でありながら、日本独自の進化を遂げて、日本式中華料理の定番となったのです。
エビマヨのレシピ
[編集]材料
[編集]作り方
[編集]- エビは殻をむき、背ワタを取り除いて、片栗粉をまぶします。
- フライパンに油を熱し、エビをこんがりと揚げます。
- ボウルにマヨネーズ、ケチャップ、砂糖、レモン汁、塩、こしょうを入れてよく混ぜ合わせます。
- 揚げたエビに3のソースを絡めて完成です。
ポイント
[編集]- エビは揚げすぎないように注意しましょう。
- ソースはお好みで、マスタードやオイスターソースなどを加えても美味しくなります。
- 野菜を加える場合は、エビを揚げる前に茹でておきましょう。
まとめ
[編集]エビマヨは、日本生まれの中華料理であり、日本人の味覚に合った、親しみやすい料理です。ぜひご自宅で作ってみてはいかがでしょうか?