日本語/品詞/自立語/体言/代名詞

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代名詞は、文中で、名詞を何度も使用することを避けるために使われる言葉である。

人称代名詞[編集]

人を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。

自称[編集]

自分を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。
<例>私、俺、僕、麿など

対称[編集]

聞き手を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。
<例>あなた、君、お前など

他称[編集]

自分とと聞き手以外の人を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。
<例>彼、彼女、あいつ、こいつなど

不定称[編集]

誰か不明の人を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。
<例>どいつ、誰かなど

指示代名詞[編集]

物を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。

他称[編集]

近称[編集]

話し手にとって近い物事を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。
<例>これ、ここ、この

中称[編集]

聞き手にとって近い物事を表す固有名詞の代わりに使用する言葉。
<例>それ、そこ、その

遠称[編集]

話し手、聞き手の両方にとって遠い物事を表す固有名詞の言葉。
<例>あれ、あそこ、あの

不定称[編集]

不明の物事を表す言葉。
<例>どれ、どこ、どの

使い分け[編集]

人称代名詞においては、時と場に応じて、使う代名詞に変化がある。

*公的な場面
わたくし、あなた、彼、彼女
*私的な場面
俺、お前、こいつ