順天堂大対策

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本項は、順天堂大学の入学試験対策に関する事項である。

順天堂大学は、関東圏にある医療系大学である。医学部の他に、国際教養学部・スポーツ健康科学部・医療看護学部・保健看護学部・保健医療学部(2019年度新規設置予定)がある。キャンパスは医学部が東京都(文京区)、スポーツ健康科学部・医療看護学部が千葉県、保健看護学部が静岡県と学部ごとにバラバラであることに注意。

本項では、「医学部」の入学試験対策に関して記述する。入試内容に関して言うと、難問奇問は一切出題されない。この点が同じく難関私大医科大学の東京慈恵会医科大学(慈恵医大)との大きな違いである。そのかわり、標準的な問題をミスをせずしっかりと得点していく基礎力がどれだけしっかりしているかが試されるような内容の問題が出題される。そのため、難関私大医学部にしては医学部受験生にとっても対策が立てやすいため、挑戦者が多く、一般入試倍率は非常に高い(例年20倍程度)。合格するのに必要な学力は相当なものだと言える。

入試形態[編集]

順天堂大学医学部では、一般入試の他にセンター試験利用入試および「国際臨床医・研究医枠」による入試も実施されている。

一般入試は①「一般A方式」、②「一般B方式」の2つに分かれる。

  • ①「一般A方式」の場合、一般入試(理科2科目200点、英語200点、数学100点)と個別入試(小論文のみ、面接)が実施される。
  • ②「一般B方式」の場合、一般入試(理科2科目200点、英語200点+資格・検定試験加点25点、数学100点)と個別入試(小論文・英作文、面接)が実施される。

センター試験利用入試は、①「前期センター利用」、②「後期センター利用」③「センター・一般独自併用」、④「地域枠選抜(東京・新潟・千葉・埼玉・静岡地域枠)」の4つに分かれる。

  • ①「前期センター利用」の場合、センター試験5教科7科目(950点満点)と個別入試(小論文のみ、面接)が実施される。
  • ②「後期センター利用」の場合、センター試験5教科7科目(950点満点)と個別入試(小論文・英作文、面接)が実施される。
  • ③「センター・一般独自併用」の場合、センター試験5教科7科目(950点満点)と一般入試(理科2科目100点、英語200点)と個別入試(小論文・英作文、面接)が実施される。
  • ③「センター試験+一般入試(東京・新潟地域枠)」の場合、センター試験5教科7科目(950点満点)と一般入試(理科2科目100点、英語200点、数学100点)と個別入試(小論文のみ、面接)が実施される。

※ただし、③「センター試験+一般入試(東京・新潟・千葉・埼玉・静岡地域枠)」の新潟枠(2名)・埼玉枠(7名)・静岡枠(5名)は出身地・出身高校を問わないが、東京枠(10名)・千葉枠(5名)は当該都県で在住する者または当該都県の高等学校等を卒業した者に限られる。

国際臨床医・研究医枠による入試は、「特別入学試験(AO入試)」、「国際バカロレア入学試験(AO入試)」、「帰国生入学試験」、「外国人入学試験」の4つに分かれる。

科目別対策(一般入試)[編集]

英語[編集]

(80分/200点)
英語は、長文読解4題(マークシート形式)+自由英作文という問題構成が定番である。長文読解の英文は適当な長さ、標準的なレベルの文章で、問題文も非常にわかりやすいため、長文読解問題では差がつきにくく、ここでの取りこぼしをしてはいけない。また、慈恵医大のような重箱の隅をつつくような文法・語法問題は一切出題されない。長文読解で英文全体の概要を把握する語彙力、文法力があれば十分である。問題は、最後の自由英作文である。 長文読解は難関私大医学部にしては非常に平易な内容であったが、この自由英作文だけは難易度が非常に高く、受験生の間で差がつく。字数は300~400 words程度で、大学入試で最も長い自由英作文である。ただし、テーマは平易なもの(例:あなたが考える人生の成功は何か?<2006年>)が多いため十分な対策をすればするほど得点率は上がる良問と言える。やや長い英作文を書くため、(Introduction) - Thesis Statement - Reason - Conclusion などといった論理的な文章構造をしっかりと意識することが極めて重要である。

数学[編集]

(70分/100点)
大問は3題出題される。頻出分野は、微積、行列、2次曲線、ベクトルである。医科系単科大学にしては、珍しく難問は全く出題されない。特に、大問1は誘導形式の問題が多く基礎~標準レベルの問題が頻繁に出題されるため、しっかりと得点しないと周囲に差をつけられる。大問2は標準レベルの問題が多くこちらも高得点勝負となることが予想されるが、誘導に乗り逸れると完投するのに時間を要してしまう。大問2で時間を浪費してしまうようならば、途中で見切りをつけて大問3に進む勇気も必要であろう。問題は、大問3で頻出な証明問題であるが、こちらもしっかりと対策していれば解けないような問題ではないため、教科書や問題集・過去問等でしっかりと対策をしておくこと。全体的に時間的には厳しいため相当な計算力が求められるが、かと言って不可能な問題量でもないため、合格するには高得点が求められる。どれだけの基礎力を培ってきたが純粋に問われる入試問題といえる。

理科[編集]

(2科目120分/200点)
「物理」、「化学」、「生物」の3科目のうち2科目を選択する。再三になるが、どの科目も難問は出題されないため、高得点を目指す必要がある。

物理[編集]

大問2題で構成されている。大問1はマーク形式、大問2は記述形式である。頻出分野は、「磁場・電磁誘導」「気体の状態変化」である。大問2は記述形式であるため、少なくとも10分程度の時間は確保しておきたい。全科目に共通して言えることだが、標準的なレベルの問題が中心である。特に大問1の小問集合では、幅広い分野から出題されるので、苦手分野を作らないように満遍なく得点することが求められる。小問集合に関しては得点源となるので確実に、かつスピーディに解けるようにしておくこと。というのも、物理では、例年目新しい問題や、取り組みづらい問題も出題されており、こうした問題に時間がかかるため、解きやすい問題は素早く処理できなければならない。こうした取り組みづらい問題でも決して難問と言うわけではないので、合格するにはこうした問題もしっかりと得点する必要がある。

化学[編集]

大問2題で構成されている。大問1はマーク形式、大問2は記述形式である。物理と同じく大問2には少なくとも10分程度の時間は確保しておきたい。例年、グラフを選ぶ問題や文字式を用いた問題がよく出題される。こういった問題は、慣れていないと計算式を作るのが難しく感じるが、決して難問ではないため、じっくり考えて解くように。そのため、標準レベルの問題は素早く処理できるようにしておこう。そうしないと、取り組みづらい問題に時間が割けられないからである。

対策としては、慈恵医大のような指導要領外の内容やマニアックな難問は出ないので、他の私立医学部にもよく出るような「典型題」と言われる問題への対応力が重要になる。化学は他の理科科目と比べて時間に対する問題量が非常に多い傾向があり、「この問題はこうやって解く」ということがどれだけ頭の中に入っているか・どれだけ早く引き出せるかが重要になる。解法パターンの引き出しを増やし典型問題を素早く処理するためにも、標準的な問題を繰り返し解く練習が必要になる。

生物[編集]

大問2題で構成されている。大問1はマーク形式、大問2は記述形式である。頻出分野は、「生殖と発生」「遺伝」「反応と調整」である。問題の難易度としては、医学部の標準レベルの問題が多い。他の単科系医科大学で出題されるような難問はほとんど見かけない。よって、応用問題に手をつけるよりも、まずは私立医学部の「典型題」を確実にとれるような勉強をしていこう。

小論文(個別入試)[編集]

(70分)
一般入試の最後に小論文試験があるが、この小論文試験の採点結果は1次試験通過者のみに適用され、2次選抜の選考材料となる。順天堂大医学部の小論文は非常に独特で、写真・絵を見て意見を論述する内容となっており、自由な発想力が求められる。他の大学でもこのような内容は珍しいため、過去問演習が重要になる。また、日本大学芸術学部の小論文が類似したような内容であるため、時間に余裕がある者はそちらにも挑戦してほしい。

面接(個別入試)[編集]

(20~30分程度)
聞かれる質問は標準的な内容(学生生活、自己PR、志望動機など)である。「文化的・創作的・独創的あるいはボランティア活動、各種資格、評価、クラブ活動など、これまでの特徴的な活動を行ったことを証明する資料等」(順天堂大学医学部HPより抜粋)の持参が認められているため、できるだけアピールできるものを用意しておくことをお勧めする。小学校・中学校の通知表を持っていくと良いらしい。また、順天堂大医学部は大学1年では寮生活になるため、寮生活についての質問があった場合には問題なく集団生活が送れることをアピールしておくことが重要である。

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