東京慈恵会医科大対策

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia
ウィキペディア東京慈恵会医科大学の記事があります。

本項は、東京慈恵会医科大学の入学試験対策に関する事項である。

東京慈恵会医科大学は、東京都港区にある医科系単科大学である。略称は慈恵医大。

入試問題の難易度は、英語・生物は標準的な問題が多い。一方で、数学・物理・化学では、医科系単科大学らしいかなりの難問も出題される。そのため、慈恵医大志望者は基礎学力を築いたら、応用問題演習を積極的に行い、相当な思考力、計算力を培う必要がある。なお、多くの難関私大医学部では2次試験で小論文入試を受験生に課している。慈恵医大は2017年度から小論文入試を復活させた。

例年、実質倍率は6倍程度である。私大医学部にしては倍率が低い方であるが、これは慈恵医大が難易度の高い問題ばかりを出題するため、医学部受験生でも上位クラスの人間しか受験しないためである。

英語[編集]

(60分/100点)
慈恵医大の英語は、文法の単独問題が数多く出題される。全体の2/3以上が語彙・文法からの出題となっている。語彙・文法問題に加えて読解問題・英作文が1題ずつ出題され、大問数は6題となっている。そのため、文法・語法対策は十分に行うこと。読解問題は500words程度のそこまで長くない文章であるが、生命科学系、もしくは自然科学系の文章で出題される単語の難度も高い。しかし、問題自体は標準的なものが多いため、確実に得点していきたい。英作文も標準的な問題である。数学、理科がかなり難しいため、英語は高得点を目指してほしい。

数学[編集]

(90分/100点)
大問は例年4題である。近年では、標準、典型問題のいわゆる良問の割合が増えており、国立大学のような出題傾向が続いている。確かな思考力と計算力が求められる出題が多く、大学入試数学としては非常に高いレベルに分類される。受験生に必要なのは標準~やや難問のレベルの問題を論理的に説明・解答し、得点していくことである。

理科[編集]

(2科目で120分/200点)
「物理」「化学」「生物」の3教科から2科目を選択する。「物理」「化学」の難易度が非常に高く、逆に「生物」の難易度は標準的である。

物理[編集]

大問数は3題。力学がメインに出題されるが、分野の融合問題も多く、電気(電磁気)、熱力学、波動と幅広い範囲から出題される。見慣れない設定(もしくは複雑な設定)で問題が出題されたり、数学的考え方を問題文の誘導に沿って求められるため、難易度は高い。標準的な入試問題集での学習では到底対応できない。さらに少しレベルの高い応用問題も速やかに解けるようにしておくこと。描図を含む問、導出過程を記述する論述形式の問題も頻出であるため、どのような解答形式の問題にも対応できるようにしておくこと。

化学[編集]

大問数は4題。有機分野を中心に、理論、無機と万遍なく広い範囲から応用力・思考力や計算力を要する難易度の高い問題が出題される。時間内に全問を解くことは難しい。全分野をむらなく学習することが望ましいが、理論は気体、希薄溶液、平衡(電離平衡と溶解度積を含む)、酸化還元を中心に、有機は化学Ⅱの選択分野も含め典型的な難問は一通り学習しておく必要がある。有機は受験生の知らない物質や反応を題材にした問題が多く、初めて目にする物質が題材でも基本に結び付けて解けるよう応用力を養っておく必要がある。さらには、制限字数のある説明問題が出題されるので、論述問題への対策が鍵となる。重要語句や実験操作、器具の原理、反応で見られる変化、実験でわかることなどについて、30~80字程度で自分の言葉で簡潔にまとめる練習をしておくこと。加えて、2013年度はグラフ作図問題、2014年度はグラフ選択問題も出題されていたので、実験結果のグラフも合わせて確認しておくとよいだろう。

生物[編集]

大問数は4題。物理・化学と違って、標準的な知識を問う問題が中心だが、詳細な知識を問う問題(2012年度微小管、2013年度核小体、2014年度標識再捕法についてなど)もしばしば見られる。出題範囲は広く、どの分野からもバランスよく出題される。ただし、他大ではあまり出題されないような「指導要領外」の内容や、「最先端のテーマ」からも出題される。教科書・資料集や参考書にはあまり記載されていないものもあるので、関連している書籍に目を通しておくといいだろう。また、論述問題や計算問題も一定の分量が出題されている。

なお、生物IIの選択分野「生物の分類と進化」(新過程「生物の進化と系統」)「生物の集団」(同「生態と環境」)はいずれも出題されているため、旧過程履修者は注意が必要である。

面接[編集]

個人面接とグループ面接の2回実施される。グループ面接に関しては、自分の意見にしっかりと自信を持つことが大切である。他の受験生と同じ答えになってしまったときに、慌てて別の答えを用意しようとすると、失敗するケースが多い。たとえ、同じ意見になったとしても、しっかりと自分の意見を主張すること。グループ面接でテーマになる内容については、医学関連のものが多い。しかし、医学関関連以外の出題もあるので、医学関連の最新情報を常に取り入れておくのはもちろんだが、その他の時事問題にも気を払うようにしておくこと。 2017年度より、グループ面接が廃止され、MMI(multiple mini interview)が導入された。

過去問演習[編集]

慈恵医大の過去問(赤本)はもちろんのこと、同様に思考力を要する問題を頻繁に出題される大学の問題にあたるのも効果的である。お勧めは同じ単科系医科大学の京都府立医科大学滋賀医科大学、日本医科大学の問題である。また、順天堂大学の医学部を併願する受験生は多いが、順天堂大学医学部の問題は難関私大医科大学には珍しい標準的な問題ばかりで高得点を目指す入試内容であるため、本学との問題の相性は悪い。

模擬試験[編集]

慈恵医科大受験生にとってふさわしい模試としては、代ゼミでは「国公立医学部模試」(10月開催)があり、河合塾では「全統医進模試」(11月開催)がある。これらを受験することは現在の自分の位置を知るのに大いに役立つので、積極的に受験することをお勧めする。

関連リンク[編集]

このページ「東京慈恵会医科大対策」は、書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にノートへどうぞ。