高等学校情報/社会と情報/電子メールの使い方

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

メールの機能[編集]

添付[編集]

メールには、本文の他にも、別のファイルを添付(てんぷ)できる。メールに添付されたファイルは、添付ファイル(てんぷファイル)と呼ばれる。

一般に、添付ファイルとして画像ファイルや音声ファイルなどでも、メールに添付できる。

HTMLメール[編集]

Webブラウザがホームページを表示するさいにはHTMLという言語が用いられている。

このHTML言語の形式でメールを保存することによって、メールソフト上で、メールをホームページのように高機能な表示をできるようにさせることができる。

このような、HTML形式のメールを、HTMLメールという。


※ ノウハウやリテラシー[編集]

※ 数年前、一部の教科書で、これらの話題が検定教科書に追加された(2019年1月に本文を記述)。

HTMLメールとセキュリティ[編集]

HTMLメールは機能は多彩だが、それゆえにウイルスなども埋め込みやすく、悪用される場合もある。なので、一般のメールソフトには、HTMLメールの機能をオフにする場合もある。

このような場合もあるので、メールを送る際には、相手にHTMLメールを送るべきか、それとも通常のテキスト形式メールを送るか、考えてから送ろう。


機種依存文字は使わない[編集]

相手のパソコンでは、自分のパソコンと入っているOS(オペレーティングシステム)が違っていたりする場合もある。必ずしも、皆がウィンドウズをパソコンで使ってるとは限らない。携帯電話のOSが、必ずしも皆がアイフォンとは限らない。

特定のOSでしか表示できない文字など、特定の環境でしか表示できない文字のことを機種依存文字(きしゅ いぞんもじ)という。OSが違っていると、機種依存文字のある文章では、間違って別の文字が表示される場合がある。

なのでメールでは、機種依存文字は使わないようにしよう。

マニアックな漢字や、古い絵文字などが、機種依存文字だったりするので、気をつけよう。


メーリングリスト[編集]

あるメールアドレスにメールを投稿すると、登録されている複数のメールアドレスすべてに投稿が同時配信されるサービスがあり、このサービスをメーリングリスト(mailing list)という。

(※ 新課程の『情報I』時代でも数研出版で確認。旧課程『情報の科学』時代からある内容。)

大勢の人とメールをやりとりして情報を共有したい場合に、メーリングリストを用いる場合がある。

一般に、メーリングリストから届いたメールにメールソフトなどの返信機能でそのまま返信すると、その返信メールも、そのメーリングリストに登録された全員に届く。

たとえば、送信者A氏がメーリングリストにメールを投稿して、メーリングリストの配信によって、そのメールが、A以外の登録者であるB氏とC氏とD氏に届いたとする。 Bがメールソフトの返信機能でそのまま返信すると、A氏だけでなくC氏とD氏にも返信メールが届く。

  • メーリングリストからの退会

メーリングリストから自分にメールを送られるのを中止したい場合は、一般に、そのメーリングリストから退会する必要がある。もし退会しないままでいると、自分宛てにメールが送られつづけてしまう。なので、メーリングリストに入会する場合には、事前に退会方法も確認しておくべきである。

※ 情報Iで確認[編集]

CC や BCC

※第一学習社が本文。実教が本編のコラム。東京書籍が巻末資料


同じ文面のメールを複数人に送るとき、CC(カーボンコピー Carbon Copy )またはBCC(ブラインドカーボンコピー Blind Carbon Copy)を使う。

CCは、受信者すべてが他の受信者のメールアドレスも見れる。

BCCは、受信者は他の受信者のメールアドレスを見れない。


電子メールの末尾には、自分の名前が連絡先を入れるのがマナーである。

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ウイキ高等学校 1年3組
山田 太郎
e-mail: (※wikiでは省略)
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みたいなの。