高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史
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日本と世界の歴史から、これまでのスポーツの状況を振り返ってみましょう。
近代スポーツのはじまり
[編集]スポーツの誕生
[編集]イギリスで近代スポーツが始まった頃、労働者は娯楽としてスポーツを楽しむようになりました。同時に、学校でもスポーツが重視されるようになりました。鉄道の発達により、学校同士で交流試合をするようになり、地域によって異なっていたルールも統一されました。
スポーツ、日本へ
[編集]明治時代、アメリカから野球、イギリスからサッカーが日本に伝わりました。野球は1878年、開通間近の官営鉄道の作業員が最初のチームを作り、高校生の間にも広まり、現在の大学のような形になりました。イギリスを手本に、スポーツは学校のカリキュラムに加えられ、主に人格形成のために行われてきました。
社会へ広がるスポーツ
[編集]するスポーツ
[編集]大正時代の日本では、健康や趣味のためにスポーツをする人が増えました。同時に、各競技の団体が次々と設立され、高等女学校の生徒を中心に女性の間にもスポーツが広まりました。それでも、女性がスポーツに親しんでいる姿を当時気に入らない人もいました。
見るスポーツ
[編集]野球はアメリカ合衆国で生まれ、1871年にプロのリーグ戦が始まると、国民的スポーツになりました。日本では、1915年に全国中等学校優勝野球大会が始まりました。一方、1934年にアメリカの大リーグの選抜チームが来日して、1936年に日本でプロ野球が始まりました。このように、スポーツ観戦は私たちにとって娯楽の1つとなりました。
スポーツがつなぐ人と世界
[編集]スポーツの国際化
[編集]明治時代以降、柔道、剣道、空手など日本生まれの近代的な創作武道が世界的に人気を集め、競技人口も増えました。また、俗に日本の国技とされる相撲も外国人力士が増え、スポーツ全般が国際的になってきています。
スポーツの大衆化、競技としてのルール整備、国際的な競技大会の開催などが背景にあります。 代表的なイベントとして、1896年にギリシャのアテネで初めて開催された近代オリンピックがあります。 近代スポーツの発展には、身体教育の普及が大きく関わっています。 近代スポーツは、スポーツ文化の発展にも大きく貢献し、スポーツが社会的な意義を持つことを示し、多くの人々がスポーツに関心を持つきっかけとなりました。
一方で、競技の商業化やドーピングなどが問題となっています。また、必要以上に過酷な練習や精神的負担なども問題となっています。