小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校理科>高等学校地学>高等学校 地学>太陽系の天体
太陽は、安定して光を送り出しているように見えます。しかし、あらゆる観測により、活発に活動している様子が明らかになっています。
太陽の観測[編集]
太陽は、私達が見える光も含め、様々な長さの電磁波を発信しています。大気圏外や地上にある人工衛星は、この電磁波を観測出来ます。
太陽の大きさ[編集]
太陽までの距離と地球から見た太陽の大きさ(視半径)を使って、太陽の半径を求めます。地球から見た太陽の大きさは、時間の経過とともに変化します。これは、地球が楕円軌道を描くように回っているため、太陽との距離が変化するからです。
1天文単位(astronomical unit)は、地球と太陽の平均距離を表し、およそ1.5×
kmです。
計算問題対策 太陽の視神経と半径[編集]
太陽の距離は三角視差で求められます。これは三角関数の弧の長さの式(弧度法)を使います。
l:2πr=
:2π
これを直せば弧の長さlは
l=r
となります。
あとはl=r
の式を変形させていくといいでしょう。
今、太陽の半径と地球の半径…
、
この年周視差の図では、地球は青い点で表され、見ている天体は黄色の点で表されています。
視半径[1](太陽側)…
視差(地球側)…
とします。
視半径
と視差
はダッシュがついているので
に代入します。
l=r
l=r
半径
、
は、弧の長さlに代入します。
=r
…①
=r
…②
式を変形して、
=r
=r
両者はrで一致しているので、
=
…③
③を変形して、
=
となります。
可視光線での観測[編集]
ここに注意![編集]
- ^ visual radiusの略です。