Ecma International
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Ecma International(旧称:European Computer Manufacturers Association)は、情報通信技術(ICT)および家電製品の標準規格を策定する国際的な標準化団体です。
概要
[編集]1961年に設立された非営利団体で、本部をスイスのジュネーブに置いています。当初はヨーロッパのコンピュータメーカーの協会として発足しましたが、現在は世界的な標準化組織として活動しています。
組織構造
[編集]総会(General Assembly)
[編集]- 最高意思決定機関
- 年1回開催
- 予算、方針の承認
- 新規標準の採択
管理委員会(Management Committee)
[編集]- 組織の運営管理
- 戦略的計画の立案
- 技術委員会の監督
技術委員会(Technical Committees)
[編集]主要な技術委員会:
- TC39:ECMAScript(JavaScript)
- TC45:オフィス文書形式
- TC51:アクセス制御
- その他、複数の専門委員会が活動
主要な標準規格
[編集]ECMA-262(ECMAScript)
[編集]- JavaScriptの標準仕様
- ウェブ開発の基盤となる重要規格
- TC39による継続的な開発
ECMA-334(C#)
[編集]ECMA-335(CLI)
[編集]- Common Language Infrastructureの仕様
- .NETフレームワークの基盤
標準化プロセス
[編集]特徴
[編集]- オープンな参加プロセス
- コンセンサスベースの意思決定
- 迅速な標準化手続き
- 知的財産権の明確な取り扱い
標準の種類
[編集]- Ecma規格
- 技術レポート
- 技術仕様書
国際協力
[編集]連携機関
[編集]ファストトラック手続き
[編集]- Ecma規格のISO/IEC規格への迅速な採用
- 国際標準化の促進
会員制度
[編集]会員区分
[編集]- 正会員(企業・組織)
- 準会員
- NFP会員(非営利組織)
- SPC会員(小規模企業)
主要会員企業
[編集]歴史
[編集]設立から現在
[編集]- 1961年:EACMとして設立
- 1994年:Ecmaに名称変更
- 2004年:Ecma Internationalに改称
主要な成果
[編集]- コンピュータ言語の標準化
- 記録メディアの規格策定
- 通信プロトコルの標準化
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]外部リンク
[編集][[Category:標準化団体}]]