HTML Living Standard/blockquote
blockquote 要素
[編集]<blockquote> 要素は、他のソースからの長めの引用を表します。この要素を使用することで、文書内で引用部分を視覚的および構造的に区別することができます。
カテゴリ
[編集]- フローコンテンツ
- セクショニングルート
使用される文脈
[編集]- フローコンテンツが期待される場所。
コンテンツモデル
[編集]- フローコンテンツ。
タグの省略
[編集]- 開始タグと終了タグは必須です。
属性
[編集]<blockquote> 要素には以下の属性が使用できます：
- グローバル属性 — すべてのHTML要素で共通の属性。
- cite — 引用元の情報を示すURL。
使用例
[編集]基本的な使用例
[編集]以下は、引用を簡単に表す例です。
<blockquote> 人生は旅である。 — 作者不詳 </blockquote>
引用元を示す例
[編集]以下は、cite 属性を使用して引用元を明示した例です。
<blockquote cite="https://example.com/quote"> "大きな成功は、小さな努力の積み重ねによって成り立つ。" </blockquote>
フローコンテンツ内での使用例
[編集]<blockquote> 要素は、複数段落を含む引用にも使用できます。
<blockquote cite="https://example.com/article"> <p>ウェブ標準は、Web開発者とブラウザメーカーにとって重要な指針です。</p> <p>それは、一貫性のあるユーザー体験を提供するための基盤となります。</p> </blockquote>
属性の詳細
[編集]cite属性- 引用元をURL形式で指定します。
- この属性を使用することで、引用の出典情報を記録できます。
- 例:
<blockquote cite="https://example.com/source">引用文</blockquote>
アクセシビリティの考慮事項
[編集]- 引用元を
cite属性で指定することで、ユーザーに引用の背景を伝えることができます。 - 引用部分が長い場合、適切な構造（例: 段落）を使用して可読性を確保してください。
関連要素
[編集]関連仕様
[編集]参考情報
[編集]<blockquote>要素を使用する際は、引用元の明確化と構造化を心がけましょう。- 視覚的なスタイルはCSSを用いてカスタマイズできます。