コンテンツにスキップ

HTML Living Standard/cite

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

cite 要素

[編集]

<cite> 要素は、引用元を示すために使用されます。通常、書籍、記事、ウェブサイト、学術論文などのタイトルをマークアップする際に使用され、出典元の情報を提供します。

カテゴリ

[編集]
  • フローコンテンツ
  • フレージングコンテンツ

使用される文脈

[編集]
  • フレージングコンテンツが期待される場所。
  • <blockquote>, <q>, <del>, <ins> などの引用関連要素の内部でも使用されます。

コンテンツモデル

[編集]
  • テキストやリンク、その他のインライン要素が含まれることがあります。

タグの省略

[編集]
  • 開始タグと終了タグは必須です。

属性

[編集]

<cite> 要素には以下の属性が使用できます:

  • グローバル属性 — すべてのHTML要素で共通の属性。
  • cite — この属性は<cite>要素に適用されません。引用元を明示する場合、リンクのために<a>要素を使用することが推奨されます。

使用例

[編集]

書籍や記事のタイトルの引用

[編集]

<cite> 要素は、書籍や記事などのタイトルを引用するために使用されます。

<p>彼の研究に関する詳細は、<cite>『現代科学の基礎』</cite>に記載されています。</p>

ウェブサイトや論文の引用

[編集]

ウェブサイトや学術論文を引用する際にも使用します。

<p>この議論は、<cite><a href="https://example.com/research">Example Research Paper</a></cite>に基づいています。</p>

引用元のリンクを含む例

[編集]

<cite> 要素の中でリンクを使用することができます。この方法で引用元をウェブリンクとして示すことができます。

<p>詳細は、<cite><a href="https://www.example.com">Example Source</a></cite>を参照してください。</p>

アクセシビリティの考慮事項

[編集]
  • 引用元を示すための明確なマークアップは、アクセシビリティを向上させます。
  • <cite> 要素は通常、出典元や文献の情報を提供するため、スクリーンリーダーなどの支援技術においてもその意味を適切に伝えます。

関連要素

[編集]
  • <blockquote> 要素 — 長い引用を示すために使用され、通常はブロックレベルで表示されます。
  • <q> 要素 — 短い引用を示すために使用されます。

関連仕様

[編集]

参考情報

[編集]
  • <cite> 要素は、書籍やウェブサイトなどの出典を示すために使用されます。<cite> 内でリンクを用いることで、ユーザーは引用元へ直接アクセスできます。
  • <cite> 要素の中でのリンクやその他のインライン要素の使用は、引用元に関する追加情報を提供するのに便利です。