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HTML Living Standard/q

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

q 要素

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<q> 要素は、文中での短い引用を示すために使用されます。この要素は、インラインの引用をマークアップするために利用され、通常は引用部分を囲むために自動的に引用符を挿入します。

カテゴリ

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  • フローコンテンツ
  • フレージングコンテンツ

使用される文脈

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  • フレージングコンテンツが期待される場所。

コンテンツモデル

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  • コンテンツとしては、インライン要素(テキストやその他のインライン要素)を含むことができます。

タグの省略

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  • 開始タグと終了タグは必須です。

属性

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<q> 要素には以下の属性が使用できます:

  • グローバル属性 — すべてのHTML要素で共通の属性。
  • cite — 引用元のURLを指定します。

使用例

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基本的な使用例

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以下は、インラインの短い引用を示す基本的な例です。

<p>彼はよく「成功は準備の賜物だ」と言っています。</p>

引用元を示す例

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cite 属性を使用して引用元を明示的に示すことができます。

<p>彼は「成功は準備の賜物だ」と述べています。<q cite="https://example.com/quote-source">成功は準備の賜物だ</q></p>

属性の詳細

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  1. cite 属性
    • 引用元のURLを指定します。
    • この属性を使用すると、引用の出典を明確に示すことができます。
    • 例: 引用文

アクセシビリティの考慮事項

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  • 引用元を cite 属性で明示的に指定することで、ユーザーに引用元を伝えることができ、情報の信頼性を高めることができます。
  • q 要素の内部は、他のインライン要素と共に使うことができます。文の中での流れに自然に溶け込ませることができます。

関連要素

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  • <blockquote> 要素 — 長い引用を示すために使用され、通常はブロックレベルで表示されます。
  • <cite> 要素 — 引用元を明示する際に使用されますが、<q> 要素内で引用元を指定する際にも使われます。

関連仕様

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参考情報

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  • q 要素は、引用符で囲まれる短い引用を適切にマークアップするために使用されます。
  • スタイルの調整や引用符のカスタマイズはCSSを用いて行うことができますが、q 要素にデフォルトで適用される引用符を無効にすることもできます。