Java/ラッパークラス
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ラッパークラスとは、プリミティブ型に対して便利な動作を提供するクラスである。主に、ジェネリクスでプリミティブ型がジェネリックな型に格納される時と、プリミティブ型を文字列に変換するときに使用する。以下に、どのように変換されるかを示す。
プリミティブ | ラッパー |
---|---|
byte | java.lang.Byte |
short | java.lang.Short |
int | java.lang.Integer |
long | java.lang.Long |
float | java.lang.Float |
double | java.lang.Double |
char | java.lang.Character |
なお、通常ラッパークラスのコンストラクタを直接使用するよりも、staticメソッドのvalueOfを使用したほうが良い。なぜかというと、Oracle JDKの実装ではnewせずにキャッシュしたインスタンスを返すことがあるためである。また、Booleanクラスにおいては、直接コンストラクタを使用するよりも、定数Boolean.TRUEやBoolean.FALSEを使用したほうが良い。そうすることで、newするコストを削減できる。