Wikijunior:太陽系/地球
- 私達が知る限り生き物(私達のように)が存在する唯一の惑星です。
- 他の惑星と比べて太陽から三番目に離れています。
- 地球だけが私達が知る限り地表が水で覆(おお)われています。
- 地球は、円が少し潰(つぶ)れたような形(楕円形(だえんけい))をしています。
- 地球は、水が液体(えきたい)でいられるパビタブル・ゾーンに位置し、惑星の中で一つだけです。
- 季節があるのは、地球の軸が傾いているからです。(23.4度傾いていると言われています。)
- 地球は46億歳です。
地球(ちきゅう)は、私達が住んでいる惑星です。この地球は46億年前にできたと言われており、太陽のまわりをまわる8つの惑星のうちの内側から3番目にあたります。また、赤道半径が6378kmもある丸にとても近い形をしています。そして、太陽系の中で地球だけが水で覆われ、様々な生き物がいます。
地球の大きさはどのくらい?
[編集]地球はほぼ直径13000kmで、太陽系で最大の地球型惑星です。 地球の重さは約5杼9737垓kgととても重いです。でも、木星(地球319個分)や太陽(地球335,789個分)や他の星と比べると小さいです!
地表は何でできているの?
[編集]地球の表面は岩石で作られています。ほとんどは海の中にありますが、 その他の岩は島々として海から出てきています。最大の島々は大陸と呼ばれ、北米、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリア、そして南極の合計7つあります。ちなみに、オーストラリア大陸より小さい陸地は島と呼ばれます。最大の海は大洋と呼ばれ、太平洋、大西洋、インド洋、北極海と南極海の4つです。
地球の表面は、とても大きなプレートで出来ています。 それは岩でできた巨大なジグソーパズルのピースのようなものです。 これらのプレートは、とてもゆっくりと移動します。動くときには互いにこすり合ったり、ぶつかり合ったり、また離れたりして移動します。プレートに隙間があると、熱い溶岩が吹き出し火山ができます。また、おしあったりして地震が起こることもあります。そして互(たが)いのプレートが石を上の方に押し合うと、山ができます。
地球の気候
[編集]地球には色々な所があります。赤道直下にあり、年中暑くてむしむししている場所。アフリカのサハラ砂漠や米国のデスバレーのような砂漠の中の暑くて乾燥した場所、暖かく湿っていて熱帯雨林が成長する場所、ロシアのシベリアのような比較的寒冷な気候の場所、永久凍土(えいきゅうとうど)といって一年中地面が氷に覆われているところもあります。
このような気候がありますが、それぞれ熱帯(ねったい)、乾燥帯(かんそうたい)、温帯(おんたい)、冷帯(亜寒帯)(れいたい,あかんたい)、寒帯(かんたい)という大まかな気候の区分に分けられます。
また、ここ日本のような温暖(おんだん)でそこそこ雨が多く降る地域は、温帯の一種です。
どうして地球上に生命がいるの?
[編集]地球ではどこでも生き物を見つけることができます。それは、細菌のようにとても小さいですが生き物がいることがわかります。また、どれほど寒く、熱く、深く、高く暗い所にも細菌は見つかります。
地球のすべての生き物が必要なのは液体の水です。どこでも見つけられる水の中にもたいてい生き物はいます。地球以外の星で水が見つかると、科学者たちはその中に生き物がいると考えます。今はまだ見つかりませんが、宇宙にはまだ探せる場所がたくさんあります。
私達が知っている生き物はみんな水が必要ですが、もしかすると、どこかに水を必要としない生き物がいるかもしれません。
ちなみに、地球上にある最も多い水の種類は、海水なんです! しかも、地球の70%を、海水が、おおっています。
地球の衛星は?
[編集]衛星とは何??
[編集]衛星というのは、ある星のまわりを回っている星のことです。地球には1つの衛星があります。
地球が持つ1つの衛星
[編集]月です。英語ではmoon(ムーン)は衛星と月を意味するので、英語を話す人たちは月のことをluna(ルナ)と呼ぶこともあります。また、月のことをギリシャ語でギリシャの月の女神の名前であるselene(セレネ)と呼ぶこともあります。
誰も月ができた時を見ていないので、月がどこから来たのかについてはいろいろな考えがあります。その中でもみんなが知っているのは、地球ができたばかりの時に大きな星がぶつかって2つに分かれて離れたほうが月になったという考えです。
しかし、月は、地球の1/4の大きさしかありません。
地球は何でできているの?
[編集]地球は岩石でできていて、表面は地殻と呼ばれています。地殻の下は溶けているほど熱い岩があります。それはマントルと呼ばれている層です。熱い岩は火山から出てくるもので、溶岩(ようがん)と呼ばれています。
マントルの下には地球の核(かく)があります。そこはとても熱く、溶けた熱い鉄で覆われた固形の鉄とニッケルというものでできていると私達は考えています。
これらのマントルや核は本当にとても熱いため、人は生きられないですし、いろいろな物がどろどろに溶けてしまいます。 昔は、地球の中心は空洞(くうどう)で、地底国(ちていこく)があるのではないかという説もありました。
マントルや核と比べると地殻(ちかく)はとても小さいですが、私達にとってはとても大きいです。誰もそこまで穴を掘った人はいませんし、一番深い炭坑(たんこう)からもずっと離れています。
どのくらいの重力がかかっているの?
[編集]体重は秤(はかり)を使えば簡単にわかります。私達が重いのは地球の重力が地球の中心へと私達を引っ張っているからです。
秤の種類はいくつかあります。
- 2つの重さを比べます。片方の受け皿に重さを量(はか)りたいもの、例えばいくつかのビー玉をのせて、もう片方にいくつかの錘を乗せて間にある矢印が真ん中に来るようにします。そして、のせた錘(おもり)の重さをすべて足した合計が量りたいものの重さです。
- バネばかりは受け皿を引っ掛けて使います。受け皿に量りたいものを乗せればのせるほど、バネは引っ張られます。そしてバネの引っ張られた長さで重さがわかります。
- 正確に量れる質量計は、肉屋さんなどで使われています。
注意:重力は私達がいる場所によって少し違うことがあります。バネばかりや質量計が違う場所で違う重さを示すのはそのせいです。でも、重さの違いはとても小さくてほとんど気づかない事が多いです。
知っていますか?アイザック・ニュートンは私達が地面に引きつけられる力と太陽の周りを星が回っている力が同じであることを最初に理解した人です。その考えは木からリンゴが落ちたのをみて思いつきました。
重力はとても重要な力です。地球のどこにいても同じ重力がかかります。私達が地球にしっかりと立ち、月が地球をまわって、地球が太陽を周り、太陽が銀河を回っているのも重力のおかげです。星が綺麗な球状であるのも重力によるものです。実際、重力がなければ星の素材が宇宙に散らばってしまうので太陽や月や地球はなかったでしょう。
誰が名付けたの?
[編集]earth(アース)という言葉は地球を意味します。地球の他の名前はGaia(ガイア)やTellus(テルス)と呼ばれています。Gaiaはギリシャの女神(母なる地球を意味します。)、Tellusはローマ活字の同じ女神を意味します。