基本情報技術者試験/午前試験免除制度

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基本情報技術者試験の午前試験免除制度に関するコンテンツです。

概要[編集]

国家資格の情報処理技術者試験の一区分である基本情報技術者試験(FE)には通常、午前試験と午後試験があり、2科目ともに基準点(満点の60%)以上の点数を取ることが合格の条件となっています。
しかし、試験を開催している独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が認定した講座を受講し、その後、修了試験(修了認定に係る試験)に合格することで、基本情報技術者試験(FE)の午前科目の受験が免除される特典が存在します。午前試験が免除となるのは、原則、修了認定日から1年間(本試験2回分)です。
免除対象となる講座の多くは情報処理関係の専修学校(専門学校)で開講されていますが、一部の大学や高等学校、職業能力開発短期大学校、企業などにも開講されている場合があります。
なお、この制度はあくまで講座を修了した人だけに与えられる特典です。「本試験の午前で基準点以上だったが、午後が基準点未満だった」という場合の科目合格制度ではないため、注意が必要です。
午前試験免除制度は2005年度(平成17年度)から導入されています。

修了試験[編集]

修了認定に係る試験は6月第2日曜日、7月第4日曜日、12月第2日曜日、1月第4日曜日の年4回実施されますが、一つの講座を受講した後、修了試験を受講できるのは2回までです。2回とも合格できなかった場合は再度講座を受講し直す必要があります。
修了試験の形式は以下の通りです。本試験の午前とほぼ同じですが、本試験に比べて過去問からの出題が多いので、難易度は本試験の午前よりやや低いと言われています。修了試験の問題はIPAが作成・提供します。

試験時間150分。四肢択一式(マークシート使用)で80問出題され全問解答。素点形式で採点され60点以上で合格(満点は100点)。
  • 問1-問50:テクノロジ系(コンピュータ科学基礎・ハードウェア・稼働率・ソフトウェア・論理回路・データベースSQL、正規化)・ネットワークセキュリティ・設計)
    • 2014年度(平成26年度)以降はセキュリティに関する問題の出題が強化されています。
  • 問51-問60:マネジメント系(データフローダイアグラム・開発規模、工数など)
  • 問61-問80:ストラテジ系(全体計画立案・業務改善・契約タイプ・経営戦略・ABC分析・利益や費用の計算・関係法規など)

民間資格の活用[編集]

以下の民間検定試験に合格した人も、FEの午前試験免除制度の講座を受講することができます。その際、履修する項目数は通常の講座よりも少なくなります(検定試験合格によって一部の項目が習得済みとみなされるため。)。また、検定試験合格後に受講する講座を差分講習とも言います。なお、これは構造改革特別区域における特例処置として認められているものです。

このうち、サーティファイの情報処理技術者能力認定試験の2級または2級第一部の合格者は、IPAが提供する修了試験とは別に、サーティファイが提供する修了試験を受験することが可能です。
サーティファイ提供の修了試験は試験時間60分、問題数全30問となっており、通常の修了試験に比べて大幅に縮小されています。18問以上正解すれば合格です。

制度のメリットとデメリット[編集]

午前試験免除制度にはメリットもありますが、反面、デメリットも存在します。

メリット[編集]

受験者にとってのメリット
  • 先に午前科目の対策を片付けることで、修了試験合格後は午後科目の対策に集中することができる。
  • 修了試験は過去問からの出題が多いため、本番の午前科目よりも合格しやすい。
  • 午前科目が免除されることによって、本試験の試験時間が大幅に短縮される。
講座を開設する団体のメリット
  • 午前免除の講座を開設することで、FEの資格取得のモチベーションが上がり、合格率の上昇および資格取得実績のアピールに使える。

デメリット[編集]

  • 修了試験の講座は最低でも68時間以上は学習しなければならないため、人によってはかえって勉強時間が延長されてしまう。
  • 受験料とは別に講座の受講料がかかる。(社会人が通信講座を受講する場合など)
  • 受験する時期によっては、修了試験を受験できない可能性がある。
  • 修了試験に合格しただけでは履歴書に記載することができないため、本試験の午後科目までちゃんと合格する必要がある。

関連項目[編集]

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外部リンク[編集]